グリッドマン ユニバース(GRIDMAN UNIVERSE)のネタバレ解説・考察まとめ

『グリッドマン ユニバース』(GRIDMAN UNIVERSE)とは、グリッドマンという名の超人と協力して世界を守った少年たちが、異世界からの来訪者たちと共に、再び現れた世界の脅威と戦う姿を描いたアニメ映画。
高校の文化祭の開催が迫る中、かつてグリッドマンと融合していた響裕太は、ずっと想いを寄せていた同級生の宝多六花に告白しようと考える。しかしもはや現れないはずの怪獣が街を襲い、異世界の人間までもが次々と来訪。新たな危機が世界に迫る中、裕太は再びグリッドマンと融合する道を選ぶ。

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グリッドマン

CV:緑川光

世界から世界を渡り歩き、この世の理を破壊する怪獣を討伐することを使命とする、ハイパーエージェントを自称する存在。
かつてツツジ台の異変に気付いてアレクシスに挑むも敗れ、この世界でもっとも明確な自我に目覚めていた裕太に憑依したことがある。緊急避難的な行為で仕方のないものではあったが、「裕太の時間を勝手に奪ってしまった」との罪悪感を抱えており、これが今回の事件の遠因ともなった。

宝多六花(たからだ りっか)

CV:宮本侑芽

裕太の同級生の少女。文化祭の出し物として、グリッドマンやアカネのことを題材とした演劇をやろうと張り切っており、その台本作りに打ち込んでいる。
アカネのことは今でも親友だと捉えており、本来いるべき世界に去った彼女が元気でいることを願っている。裕太が自分に好意を抱いていることは理解し、内心では嬉しく思っているが、どう対応すればいいのか分からず気付いていないふりを続けている。

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内海将(うつみ しょう)

CV:斉藤壮馬

裕太の同級生にして親友。『ウルトラシリーズ』への造詣が深く、最近のSF作品の用語にも詳しい。
裕太が再びグリッドマンとの融合を果たしたことについては、「どうしてまた裕太なんだ」とやや羨ましそうにしつつも再び命懸けの戦いに臨むこととなった彼を案じていた。

新条アカネ(しんじょう アカネ)

CV:上田麗奈

かつて裕太たちの同級生だった少女。その正体は現実世界を生きる普通の高校生にして、ツツジ台という世界そのものを設計した神。夢の中で描いた世界をアレクシスによって実現させられ、それが本物の命ある者たちが暮らす場所だとは気づかないまま気ままに破壊と殺戮を繰り返していた。
己の過ちに気付き、ツツジ台の全ての命に謝罪した後、自分の本来いるべき世界に戻っていった。しかしそのツツジ台と親友である六花たちに危機が迫っていることを察知して、一時的に帰還を果たす。

アレクシス・ケリヴ

CV:稲田徹

無限の命を持つ魔人。永遠の生を持て余し、“限りある命”が抱く強く激しい情動を観察することを趣味としている。
グリッドマンによって倒され、彼の監視下で永久に囚われの身となるはずだった。しかしそのグリッドマンを救うためにアカネによって解放され、彼女の支配を受け入れてマッドオリジンと戦った。
彼なりに反省したのか、永遠の生の暇潰しと捉えたのか、あるいは再び限りある命の情動に触れられそうだからなんでもいいと考えたのか、解放されて以降はグリッドマンたちに非常に協力的な態度を見せていた。

アンチ/グリッドナイト

CV:鈴村健一

かつてアカネによって作られた、「言葉を操り、人間の姿への変身能力を持つ」怪獣。グリッドマンをも追い詰めるほどの戦闘力を持つ。戦いの中で完全な自我に目覚め、「いつか自分の手でグリッドマンを倒すため」、「生みの親であるアカネを助けるため」にグリッドマンたちと共闘した。
『SSSS.DYNAZENON』にも登場し、こちらでは青年の姿で「グリッドナイト」を名乗っている。本作では少年と青年、どちらの姿でも物語に登場する。

『SSSS.DYNAZENON』(ダイナゼノン)からの登場人物・キャラクター

ガウマ/レックス

CV:濱野大輝

ダイナゼノンチームの実質的なリーダー。5000年前から蘇った怪獣使いで、かつては怪獣優生思想という組織の一員だった。『SSSS.DYNAZENON』で繰り広げられた激戦の末に衰弱して命を落とすも、ダイナゼノンから力を分け与えられる形で2度目の復活を果たす。
1人でダイナゼノンを駆る時は、基本的に恐竜型の形態である「ダイナレックス」を使用しており、これもあってか裕太たちの前に現れた際は「レックス」を名乗っている。蓬たちにもその名を持ち出そうとしたのだが、誰も「レックス」とは呼んでくれず、本人も早々に諦めて以前の「ガウマ」呼びを受け入れていた。

麻中蓬(あさなか よもぎ)

CV:榎木淳弥

ダイナゼノンチームの一員。『SSSS.DYNAZENON』では高校1年生で、裕太に対して終始敬語を使っているので学年は変わっていないと思われる。
怪獣使いとしての才能を持つが、それが“怪獣の命を好きなように弄ぶ”に等しい行為であることを感覚的に理解し、滅多なことでは使わない。訓練も積んでいないのか、作中でこの能力を発動した際は心身ともに激しく消耗していた。

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