The Sand Man(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『The Sand Man』とは2014年2月28日公開、Uri Games・うり制作のホラーADV。『The Strange Man』シリーズの第2作目。不眠症の少女ソフィーが、すべての人々が眠ってしまった世界を救うためサンドマンに立ち向かう物語。探索・アクションパートがあり、突然の脅かし要素や残酷描写が多分に含まれている。サスペンス要素が強く、主人公の行動によってENDが6種類に分岐する。
ステージを歩き回り、謎解きのヒントやサンドマンに対抗するための道具などを集める。妖精たちはソフィーに対して概ね好意的だが、人ではないため言動に不気味さがある。
アクション
サンドマンからの逃走イベントや、戦闘が発生する。
逃走イベントは負けイベントのため、確実に捕まってしまう。
戦闘の難易度は高くなく、立ち止まってステッキを振り続けるだけでサンドマンに勝利することが出来る。
おまけ
本編クリア後、サンドマン視点で進行する物語。
メモを元に人間を永遠に眠らせる粉を作成し、子守唄を作り人間を永遠に眠らせる計画を進める。その後妖精の世界にやってきたソフィーを眠らせてあげるために行動する。
ルート分岐
エンディングは全部で六種類。
ルート分岐の条件はピンクの宝石の有無、サンドマンの倒し方の二つ。グッドエンド1に進んだ後のオマケでさらに二つのエンディングが解放される。
Bad End1「Queen of the Night」
エンド条件はピンクの宝石を持っていない状態で、ステッキによる攻撃でサンドマンを倒すこと。
サンドマンを殺してしまったソフィーは嘆き悲しむ。どうしてこんなことにと泣きながらサンドマンに謝るソフィーだったが、追いつめられサンドマンが悪いと開き直ってしまう。ソフィーは今まで自分を苦しめていた人間たちへの不満を爆発させ、復習として人間たちを永遠に眠らせたままその寝顔を鑑賞するようになってしまう。
ソフィーは、サンドマンの代わりに永遠に夜の世界に君臨する女王となったのだった。
Bad End2「Sleep with one eye open」
エンド条件はピンクの宝石を持っている状態で、サンドマンをステッキによる攻撃で倒すこと。
サンドマンを殺してしまったソフィーは、人間の世界へと帰る。しかしその世界では皆が眠り続けたままで、いくら呼び掛けても目覚めない。
誰も目覚めない、夜が明けない世界でソフィーはどうしても眠ることが出来ずに、一人夜に怯えて過ごすのだった。
Bad End3「Invisible Sweet Heart」
エンド条件はピンクの宝石を持っている状態で、眠りの砂を使用してサンドマンを就寝させること。
サンドマンを眠らせたソフィーに、デヴィッドの姿のまま近づく子守唄。人間の世界に帰るかと問う子守唄に今までの不満をぶつけるソフィー。彼女は人間の世界には不満ばかりで、デヴィッドも自分には振り向いてくれないと子守唄に縋りつき、帰りたくないと主張する。
子守唄はソフィーの望み通りに彼女を妖精に変え、ずっとそばにいると約束する。
サンドマンが目覚めても人間たちが目を覚ますことがなくなった世界で、子守唄は光の妖精になったソフィーに寄り添っていた。
Bad End4「See you in a bad dream」
エンド条件はおまけの戦闘でソフィーに勝利すること。
ソフィーに勝ち、怯える彼女を眠らせることに成功したサンドマン。助けを求め、泣きながら眠り込んでしまったソフィー。その姿に罪悪感を覚え、サンドマンは彼女をずっと悪夢の中に閉じ込めてしまったと嘆くのだった。
GOOD END1「Come Rain, Come Shine」
エンド条件はピンクの宝石を持っていない状態で、眠りの砂を使用してサンドマンを就寝させること。
サンドマンを眠らせたソフィーは倒れ込み、眠気に抗いながら子守唄にデヴィッドと友達としてやり直したいと語る。そんなソフィーに、子守唄は彼女の母親の姿になり彼女を寝かしつける。久々に母親にお休みの挨拶をしたソフィーは、そのまま眠りに落ちる。
眠り続けていたサンドマンが目を覚まし、ソフィーをベッドへ戻すと止まっていた時間を動かし始める。
自室で目が覚めたソフィーは、リビングで父親と再会する。学校から呼び出しを受けた件でソフィーを問い詰める父親に、ソフィーは怒り今までの不満を訴えると家から飛び出していく。学校でもいつものようにリーガンにからかわれるが、ソフィーは我慢せず言い返す。
ソフィーは妖精たちの言う通り、我慢をやめることにした。やられたらやり返し、自分のしたいようにすると決めたのだった。
自宅に帰ったソフィーは父親と話し合い、お互いに思い合う気持ちを確認し和解した。その後デヴィッドとその恋人シャーリーに遭ったソフィーは二人に今まであったことを報告し、笑顔で空に向かってピースをするのだった。
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目次 - Contents
- 『The Sand Man』の概要
- 『The Sand Man』のあらすじ・ストーリー
- 学校での探索
- ショッピングモールからの脱出
- 父親の捜索
- デヴィッドの正体とサンドマンの目的
- 妖精の世界
- 『The Sand Man』のゲームシステム
- 探索
- アクション
- おまけ
- ルート分岐
- Bad End1「Queen of the Night」
- Bad End2「Sleep with one eye open」
- Bad End3「Invisible Sweet Heart」
- Bad End4「See you in a bad dream」
- GOOD END1「Come Rain, Come Shine」
- GOOD END2「Welcome back, insomnia!」
- 『The Sand Man』の登場人物・キャラクター
- ソフィー・グランドラー(Sophie Grundler)
- サンドマン
- デヴィッド・フーヴァー(David Hoover)
- 子守唄
- リーガン
- リチャード・グランドラー
- ユニコーン
- ドワーフ
- 『The Sand Man』のアイテム
- ピンクの宝石
- 眠りの砂
- 『The Sand Man』の用語
- 妖精
- すべてが眠った街
- 『The Sand Man』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ソフィーの恋心は依存心
- デヴィッドのイケメン設定はファンの感想から
- ソフィーの母親の死因は銀行強盗
- 『The Sand Man』の公式HP