オバケのQ太郎(オバQ)のネタバレ解説・考察まとめ

『オバケのQ太郎』とは藤子不二雄が1964年に『週刊少年サンデー』で連載を開始した、「怖くないオバケ」を主人公にしたドタバタギャグ漫画、および漫画を原作としたアニメ作品である。」地上に現れたQ太郎が大原正太と出会った事で大原家に住むが、Q太郎のドジやあわてんぼうぶりに周囲が翻弄されてしまう。Q太郎を中心としたドタバタぶりを笑うだけでなく、時には人情味に溢れるQ太郎の優しさが読み取れる回もある。

失敗ばかりする発明家。本名は江地三助。昔は金持ちだったが、家賃滞納をごまかす様な処まで堕ちてしまった。変な発明でQ太郎達を惑わせる。

『オバケのQ太郎』の用語

バケラッタ

O次郎が発する言葉で、人間で言えば赤ちゃんみたいなオバケである。その為にどうしても言葉が喋れず「バケラッタ」のニュアンスを色々変えて、Q太郎に訳させて伝達をしている。

オバケの国

オバケのQ太郎の生まれ故郷で、雲の上に存在する。地上と同じ様に、銀座通りの他、野球場や釣り堀もある。

バケトロン

いつも全身真っ白い姿のQ太郎だが、これは真っ白い衣服を着ている為である。その衣服は「バケトロン」と言う特殊な素材で作られており、マジックで落書きした汚れも簡単に落ちる性質を持っている。タンスの中に同じ衣装が何着もしまってあり、ある時は全部の衣装を洗濯して、物干し竿で乾かしていた。

『オバケのQ太郎』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

Q太郎「ぼくはオバケのQ太郎さ。卵から出るめんどうをみてくれて感謝ね」

正太が見つけた卵の中から産まれた、オバケのQ太郎の記念すべき第一声が「ぼくはオバケのQ太郎さ。卵から出るめんどうをみてくれて感謝ね」である。オバケのQ太郎はこの言葉からスタートした。

Q太郎「犬こわーい」

連載当初には無かった設定だが、オバケのQ太郎は犬が苦手で、吠えられただけで「犬こわーい」とすぐ逃げ出してしまう。この欠点のせいで、肝心な場面で騒動を起こして、ドジを踏む事が多い。また、アニメの影響によって、犬を怖がる子供も多かった。

Q太郎「 「ぼ、ぼくはひょっとして…、日本一の大金持ちじゃなかろうか!」

『オバケのQ太郎』はQ太郎の勘違いやドジなシーンが多いギャグマンガなので、少しお金が儲かっただけで「ぼ、ぼくはひょっとして…、日本一の大金持ちじゃなかろうか!」と都合よく解釈をしてQ太郎自身が損をする場面もある。また、Q太郎が巻き起こす騒動で、周囲も随分と振り回される。その一端を思わせるセリフである。

Q太郎の別れの手紙

オバケのQ太郎の最終回では、Q太郎が書き残した手紙が出て来る。
その文面には
「前から考えていたのですが、 ぼくはなんにも世の中のことを知りません。近ごろはずかしいと思うようになりました。正ちゃんもにいさんもパパもママも、 みんないい人ばかりです。
でも、いつまでも あまえているわけにはいきません。ぼくは広い世間へ飛び出して、 もっともっと勉強したいのです。長い間、お世話になりました。 どうかお元気で。さようなら」
と書かれてあった。
もっと成長したいと思う様になったQ太郎は、お世話になった大原家を去って行く。
Q太郎の固い決意が感じ取れる場面である。

『オバケのQ太郎』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

恐怖のQQタイムと呼ばれた日曜19時台のTBS

『オバケのQ太郎』が最初にアニメ化されたのは1965年8月29日から1967年6月28日までである。
当初は日曜日の19:30からTBS系列で放送されており、放送開始時には19:00から人気時代劇『隠密剣士』が放送されていた。
そして1966年1月2日からから『ウルトラQ』が始まる。
『ウルトラQ』は第1期ウルトラシリーズの最初を飾る作品で、後の怪獣ブームの火付け役にもなった。
日曜19時台のTBSは『ウルトラQ』『オバケのQ太郎』と子供達に人気の番組がラインナップされており、高視聴率を稼いでいた。
他の放送局はその現状を打ち破ろうとしたが、なかなか視聴率を上回る事が出来なかった。
そこでこの時間帯は「魔のQQタイム」と呼ばれ、各局に恐れられていた。
後にオバQブームが落ち着いた頃には、スポンサーの意向もあって水曜日18時から、1話を再放送とする構成で放送された。

最初は6本あったQ太郎の髪の毛

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