【オバケのQ太郎】大人気作品!「オバQ」について徹底解説!
かわいらしいキャラクターが印象的な『オバケのQ太郎』。藤子不二雄の手によって生み出されたこの作品は、時代や世代を超えて今でもたくさんの人びとに愛されています。「オバQ」として親しまれている名作『オバケのQ太郎』について、この記事で徹底解説していきます。
【オバケのQ太郎】
『オバケのQ太郎』(オバケのQたろう)は、藤子不二雄(藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄)とスタジオ・ゼロによる日本のギャグ漫画作品、およびそれを原作としたテレビ・劇場アニメ作品。
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■概要
ごく普通の家庭に住み着いた、1匹の間の抜けたオバケが引き起こす騒動を面白おかしく描いた藤子流生活ギャグ漫画の原点にして、藤子漫画の代表作の一つ。『オバQ』と省略されて呼ばれることも多い。
コミック版の作画にはスタジオ・ゼロのメンバーである石ノ森章太郎らが手伝っているほか、3度にわたってアニメ化されたりと当時オバQブームと呼ばれる社会現象を巻き起こし、それまでシリアス志向の強い作品が多かった藤子漫画は、これを機に『ギャグ漫画の藤子不二雄』として広く認知されるようになっていく。
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■小田急からつけた名前!?
『週刊少年サンデー』編集部に出入りしていた子供の持ち込んだ自筆のお化け漫画「ケバ男くん」を見た編集者はお化け漫画を連載することを提案し、藤子Fが怪談やオバケ好きと聞いてオバケを主人公にした漫画を依頼した。
藤子Fと藤子Ⓐは当時作ったアニメスタジオ「スタジオ・ゼロ」へ小田急線で通勤中に小田急→オバQ→「オバケのQ太郎」というタイトルを思いついた。
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■実は9回で終了していた!?
スタジオ・ゼロの財務を支えるスタジオ・ゼロ雑誌部の仕事として、スタジオ所属のメンバーが手伝い、『週刊少年サンデー』誌上で1964年にスタートした(1964年6号からスタート。同号発売が1月22日、誌面クレジットの発行日は2月2日)が、読者の反応がまったくなく、連載は9回でいったん終了した。連載中は藤子もスタジオ・ゼロを救うための仕事としてあまり力が入らず、周囲の期待もなかったというが、連載終了後読者から再開を求める手紙が殺到し、3か月後に連載が復活。
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■多人数での共作
当初は、藤子FがQ太郎、藤子Ⓐが正太、北見けんいちが背景、石ノ森章太郎とつのだじろうがその他の人物を描いていた。オバケのQ太郎の漫画の中で石ノ森や赤塚の作品のキャラクター(『おそ松くん』の六つ子やチビ太など)が度々登場していたのはこのためである。
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■「オバQ」ブーム
翌1965年になって、連載は小学館の他の雑誌にも広がり、さらにアニメ化もされ、「オバQブーム」と呼ばれる社会的現象にまでなった。
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■主なキャラクター
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