灼眼のシャナの自在法まとめ

『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、人を喰らう異世界の住人「紅世の徒」を討つ「フレイムヘイズ」の少女と、彼女の戦いに巻き込まれた高校生の少年の恋と成長を描いたライトノベル作品。
自在法(じざいほう)とは、フレイムヘイズと紅世の徒が習得している、森羅万象の根源である「存在の力」を用いて超常的な現象を引き起こす技法。広く一般化されているものを別にすれば一切体系化されておらず、使い手ごとに異なる術を用いる。両者の戦闘では「相手はどんな自在法を使うのか」を見抜くことが重要となっている。

ラビリントス

自身の肉体から巨大な迷宮を生み出す術。この迷宮は極めて脱出困難な構造になっており、モレクの力の続く限り修復も増築も可能なため「壁を破壊して外に出る」といった突破法も通じない。
マティルダをこの中に封じることに成功するが、「騎士団」で全域を一気に破壊するという力技で打ち破られた。

ジャリの自在法

五月蝿る風(さばえるかぜ)

無数の蝿を自在に使役する術。特筆すべきはその規模と効果範囲で、遠くから見れば雲のようにも見えるほどの膨大な数の蝿を操ることができる。
この蝿はジャリと一部の感覚を共有しており、戦闘では彼らを斥候にして敵の情報を集めるのが基本。存在の力を使えるフレイムヘイズには通用しないが、それなりに攻撃力もあり、普段は“無数の蝿を媒介にして直接人間を食う”といった使い方もしていたようである。

チェルノボーグの自在法

影浸(えいしん)

影に身を沈め、その中に潜む術。陰から影に転移することも可能で、チェルノボーグの神出鬼没の暗躍の要ともなる術である。

ウルリクムミの自在法

ネサの鉄槌(ネサのてっつい)

鉄などの鉱物を周囲から掻き集め、存在の力で強化した上で叩きつける術。単純だが威力はすさまじいものがあり、まとめに食らえばフレイムヘイズといえど致命傷は免れない。

ソカルの自在法

碑堅陣(ひけんじん)

石でできた大樹を無数に生成して森と成し、堅牢な防御陣地を生成する術。石の大樹は自由に生やしたり無くしたりすることが可能で、敵の妨害から味方の援護まで様々な使い方ができる。さらにはこの“森”自体を特定の方向に前進させて標的を押し潰すことも可能と、攻防一帯の術となっている。
弱点は「広範囲に力を分散させるために、より強力な一点突破の力で突っ込まれると止められない」という点で、作中ではこの点を突かれて敗れることとなった。

フィレスの自在法

風の転輪(かぜのてんりん)

独立して活動する自分の分身を作り出し、目標物を探索・調査させる術。分身は接触した人間やトーチから存在の力を奪って自らの活動時間を延ばすという、なかなかえげつない能力を持つ。目標物を見つけた段階で分身は完全に実体化し、対象を捕獲し詳細な調査を開始する。この状態の分身はマーカーとしても機能し、遠からずフィレス本人がその場にやってくる形となる。

インベルナ

すさまじい勢いで大気を吸い込み、それを吐き出して乱気流の結界を作り出す術。この術は生半可な方法では突破できない堅牢な檻であり、同時に術者であるフィレスの気配を風自体が宿しているため「本体の居場所を突き止めて攻撃する」といった攻略法が通用しない、非常に厄介なものとなっている。

ギュウキの自在法

倉蓑笠(くらみのかさ)

対象を結界で多い、その表面に任意で映像を投影する術。主に逃走や潜伏に用いる術だが、「敵の仲間に術をかけて誤認させ、同士討ちを狙う」といったタチの悪い使い方も可能。
「何かを結界で覆う」ことで発動する術であるため、何もない場所では使用できない。

パラの自在法

ヒーシの種(ヒーシのたね)

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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