灼眼のシャナの自在法まとめ

『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、人を喰らう異世界の住人「紅世の徒」を討つ「フレイムヘイズ」の少女と、彼女の戦いに巻き込まれた高校生の少年の恋と成長を描いたライトノベル作品。
自在法(じざいほう)とは、フレイムヘイズと紅世の徒が習得している、森羅万象の根源である「存在の力」を用いて超常的な現象を引き起こす技法。広く一般化されているものを別にすれば一切体系化されておらず、使い手ごとに異なる術を用いる。両者の戦闘では「相手はどんな自在法を使うのか」を見抜くことが重要となっている。

パチャクチ

“亡者”と呼ばれる下僕を大量に生成し、これを物質に取りつかせて自在に操る術。サウスバレイは大地に対してこの術を使用し、大量の兵士を生み出し、彼らに敵を食い殺させる戦術を取ることが多い。敵を食らい尽くした兵士は分裂して増えていくため、戦えば戦うほど戦力は増していく。
一応制御できる亡者の数には限度があるらしく、作中では圧倒的な紅世の徒の大群を相手に多少押されるところも見せたが、サウスバレイ自身がとんでもなく強いので多少驚くだけでなんなく対処していた。

ミカロユス・キュイの自在法

パラシオスの小路(パラシオスのこみち)

内部に侵入した者を捕える、トラップ型の結界を展開する術。結界の外からは「本来結界の内部にあるはずの景色」がそのまま見えており、踏み込むまで罠があることが分からない仕様になっている。

紅世の徒の自在法

アシズの自在法

都喰らい(みやこくらい)

本来は不純物が多くて取り込むのに適さない、建物などの構造物もまとめて都市1つを丸ごと存在の力に分解して我がものとする術。アシズはこの術を用いて愛する人間の少女を蘇らせることを画策し、中世ヨーロッパで起きたフレイムヘイズと紅世の徒の大戦争の引き金を引くこととなった。
現在も紅世の徒たちの間で伝説的に伝えられている術で、作中ではフリアグネが同じ術を使って御崎市を食い尽くそうとした。

ティリエルの自在法

揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)

相棒のピニオンと協力して発動する術。封絶を改良した術で、自身の周囲にこれを展開して攻防に応用する。
本来は戦闘用ではなく、ピニオンと永遠に愛し合うために作り出した術。単純にピニオンを撃破するだけでは解除できず、シャナ1人では攻略できなかった難攻不落の術である。

オルゴンの自在法

レギオン

紙の騎士団を作り出し、集団戦を挑む術。マティルダの自在法「騎士団」と似ているが、彼女の術と違い紙の騎士団は一体一体がレギオンそのものであり、撃破するにはこれを殲滅しなければならない。

メリヒムの自在法

虹天剣(こうてんけん)

剣を方針に見立てて放つ、虹色の光線。シンプルな術だが破壊力においては作中トップクラスの代物で、かすっただけでも致命傷を負いかねないすさまじい威力を誇る。

空軍(アエリア)

鏡のようなものを生成し、任意に動かす術。この術自体は特に攻撃力を持たないが、「虹天剣」を反射することが可能で、強力ではあるが死角の多いこの術の多様性と利便性を高めることができる。

イルヤンカの自在法

幕瘴壁(ばくしょうへき)

鈍色の噴煙を体から噴出する術。この噴煙は外部からの物理的干渉をほぼ完全に防ぐほどの、その形状からは想像もできない絶対的な防御力を持つ。
さらに一部を尖らせて撃ち出したり、ジェット噴射の要領で推進力にしたりと、攻防自在の能力を持つ。

モレクの自在法

YAMAKUZIRA
YAMAKUZIRA
@YAMAKUZIRA

目次 - Contents