灼眼のシャナの自在法まとめ

『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、人を喰らう異世界の住人「紅世の徒」を討つ「フレイムヘイズ」の少女と、彼女の戦いに巻き込まれた高校生の少年の恋と成長を描いたライトノベル作品。
自在法(じざいほう)とは、フレイムヘイズと紅世の徒が習得している、森羅万象の根源である「存在の力」を用いて超常的な現象を引き起こす技法。広く一般化されているものを別にすれば一切体系化されておらず、使い手ごとに異なる術を用いる。両者の戦闘では「相手はどんな自在法を使うのか」を見抜くことが重要となっている。

「爆弾」の自在法を応用した術。あらかじめ地面に仕込んで、敵が上を通り過ぎようとした瞬間に炸裂させるもの。単純に攻撃するだけでなく、監視システムとしても利用することが可能で、発動は任意もしくは条件付けができるため味方が踏んでも爆発しない。
“地雷”というこれまた安直なネーミングが、いかにもレベッカらしい雰囲気を感じさせる。

ダン・ロジャースの自在法

プレスキット

物質を強化する術。汎用性が非常に高く、手持ちの武器から建築物まで様々なものを強化可能。弱点は自在法を施した箇所の強度は元のままなことで、ここを破壊されると強化状態も解除される。

ヒルデガルドの自在法

瞑目の夜景(めいもくのやけい)

影を操り、これを武器兼鎧として身にまとう術。この状態の影は攻防にすさまじい力を発揮し、さらに会話に用いるなど様々な用途に用いることができる。
「夜景」の名の示す通り、全力であれば広範囲の影を一気に使役することが可能で、広範囲もしくは多数の制圧にこそもっとも力を発揮する。

ザムエル・デマンティウスの自在法

ジシュカの丘(ジシュカのおか)

自在法の力で構造物を作り出す術。この術で作り出された構造物は、存在の力を注ぎこまれているため容易なことでは破壊できず、集団戦を得意とするザムエルにとって非常に有効な遮蔽物として機能する。

ジクムントの門(ジクムントのもん)

ジシュカの丘の応用。ジシュカの丘で作り出した構造物に、共に戦う仲間の力を一部借り受けて貯蔵することで、ザムエル自身の力を強化するというもの。
強力な術ではあるが、その仕様上「ザムエル自身はジシュカの丘で作り出した陣地から離れられない」という制限がある。敵を迎撃する時にこそ真価を発揮する術である。

車両要塞(ヴァーゲンブルグ)

ジシュカの丘を応用した術。自在法で作り出した戦闘車両を連結し、“自由に移動し、攻撃する”障壁を作り出す。戦闘車両は独立して運用することも可能で、自身の戦闘の補助から仲間の援護まで様々な使い方が可能。
ザムエルの切り札であり、その分消耗も激しく、連発や長時間の使用はできない取って置きの術となっている。

センターヒルの自在法

トラカロン

「大地の四神」の1人であるセンターヒルの用いる自在法。広範囲に結界を張り巡らし、その中に豪雨を降らせる。この雨は一部の自在法を封じる力があり、また雨粒自体に任意に攻撃力を持たせることもできる。さらにセンターヒル自身は、結界の中を自在に転移することが可能。
結界の中に閉じ込められると、いくつもの自在法を封じられた上で歴戦のセンターヒルと戦わなければならなくなるため、かつては「戦鬼の庭」として恐れられていた。他の「大地の四神」との合わせ技でさらなる威力を発揮するが、作中ではその様は描かれないまま終わった。

イーストエッジの自在法

夜の問い

「大地の四神」の1人であるイーストエッジの自在法。自分自身を中心に光を凝縮し、流星雨の形にして広範囲に降り注がせる。この流星雨は一発一発がすさまじい威力を誇り、直撃すれば並みの紅世の徒なら即死、力ある者であっても大ダメージは免れない。
イーストエッジはこの術を展開したまま動き回ることが可能で、しかも本人も近接戦闘の達人であり、紅世の徒たちからは非常に恐れられている。

ウェストショアの自在法

セドナの舞(セドナのまい)

膨大な量の水を自在に操り、敵を蹂躙する術。水は相手の動きを抑えて封じるほどの強度を持たせることも可能で、一度飲み込まれたら脱出することは困難。さらに“存在の力”をむりやり変換して水を作り出すこともできるため、自在法を使って打ち破ることはかえって難しい。
さらにこの術で操る水から動物の像を作り出し、敵を攻撃させることも可能。対集団であればあるほどすさまじい力を発揮する恐るべき術であり、紅世の徒の間でウェストショアが恐怖と共に語り継がれる要因ともなっている。「大量の雨を降らせる」センターヒルのトラロカンと併用することでさらに力を発揮する。

サウスバレイの自在法

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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