ワイルドアームズ クロスファイア(WAXF)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ クロスファイア』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation Portable用のシミュレーションロールプレイングゲーム。略称は『WAXF』。荒廃した世界「ファルガイア」の「エレシウス王国」を舞台に、建国の騎士団「ブランクイーゼル」が祖国を相手に戦う物語を描く。本作はシリーズ初の携帯ゲーム機専用のソフトとして発売された作品であり、ジャンルは「RPG」から「SRPG」に変更された。また、シリーズで初の非ナンバリングタイトルとなっている。

記憶の遺跡

ファルガイア先史文明期の異端技術が残されている遺跡。古い文献などにその名が記されているものの、ファルガイア中のどこにもそのような遺跡は発見されておらず、一般的には架空の存在として認知されている。その正体は物質として存在する遺跡ではなく、ファルガイア中の人間の遺伝子の中に断章として存在している先史文明の異端技術のデータのことである。

豊穣の地

メリッサが追い求める、ファルガイア荒廃を食い止めるとされるカギ。「ユグドラシルシステム」という別名があり、メリッサは豊穣の地とは、特定の場所を示した地名ではなく、環境を修復する異端技術の呼び名ではないかと推察していた。

『ワイルドアームズ クロスファイア』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

入れ替わっているクラリッサとアレクシア

事故後は、出血で顔が分からなかった、記憶が混乱していたなどの証言がある。

ゲーム内では明言されていないが、14年前の建国式典で起こった襲撃事件で建物の崩落に巻き込まれた際に、当時3歳だったクラリッサとアレクシアは同じ場所にいて同じ服を着ており、入れ替わっていることが示唆されている。クラリッサはイスケンデルベイを扱うことができないが、エレシウス王国の姫巫女に備わる守護獣の波動を感じ取る能力を持ち、柩の牙の儀に失敗したアレクシアは、メリッサと同様イスケンデルベイを扱うことができる。これらの理由によりクラリッサは本物のアレクシアであり、アレクシアは本物のクラリッサであるとされている。

トニーの正体は守護獣ルシエド説

パーティメンバーであるトニーの正体は、一部のファンの間では欲望の守護獣ルシエドではないかと推測されている。ゲーム内でNPCから「欲望の守護獣だけは、今も肉体を失わずに具現化し続けている」というセリフを聞くことができること、最終決戦にて、対存在である守護獣でなければ対抗できない災厄獣の咆哮をかき消していること、守護獣との交感能力を持つクラリッサに非常に懐いていることが主な理由であるが、いずれも推察にすぎず、ゲーム内でトニーの正体がルシエドであることを決定付ける場面は無い。

ユーリアの行方

ロンバルディアから脱出したユーリアのその後の描写は、ゲーム内では描かれていない。しかし、とあるNPCから「記憶の遺跡を造った人物」の話を聞くことができ、その内容から記憶の遺跡を造ったのが、遥か昔のファルガイアに漂着したユーリアであることが推察できる。また、ユーリアには故郷の名を取ったという、エルゥという名の娘がおり、元々はユーリアの武器であったイスケンデルベイをメリッサやアレクシアが扱えることから、ゲーム内で明言されていないものの、メリッサとアレクシアは、ユーリアの子孫であるとされている。

11年後の物語

『電撃マ王』(メディアワークス刊)にて連載されていたコミック版では、ゲームのエンディングから11年後の世界を描いたストーリーが収録されている。11年後のかつてのブランクイーゼルのその後や、クラリッサがゲームのエンディングにてその身を犠牲にしたフィアースと再会する場面など、『ワイルドアームズ クロスファイア』の真のエンディングと呼べるストーリーとなっている。

『ワイルドアームズ クロスファイア』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):織田かおり「本気の嘘」

ED(エンディング):織田かおり「誰がために」

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