ワイルドアームズ クロスファイア(WAXF)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ クロスファイア』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation Portable用のシミュレーションロールプレイングゲーム。略称は『WAXF』。荒廃した世界「ファルガイア」の「エレシウス王国」を舞台に、建国の騎士団「ブランクイーゼル」が祖国を相手に戦う物語を描く。本作はシリーズ初の携帯ゲーム機専用のソフトとして発売された作品であり、ジャンルは「RPG」から「SRPG」に変更された。また、シリーズで初の非ナンバリングタイトルとなっている。

ファルガイアとは異なる次元に存在する世界。超科学が発達した世界で、次元間を移動する技術を持っている。徹底した管理社会で、この世界の人間は母体から生まれず、各々能力をデザインされてプラントで誕生するため、家族という概念が存在しない。

渡り鳥

戦場を生き場とする自由傭兵の総称。争いが絶えないファルガイアにおいては、古くから一般的な職業として扱われている。兵士として国家間の戦争に投入される他、魔獣の討伐、遺跡の調査など、企業や個人的な依頼を専門に請け負う渡り鳥もいる。

国・政治

エレシウス王国

荒廃し続けるファルガイアにおいて、例外的に豊かな国土を持つ大国。古くからファルガイアを護り支える守護獣を信仰しており、守護獣とその力を代行する守護獣の姫巫女の存在が王国の繁栄を支えてきたとされている。当初は周囲の国々もほとんど気に留めないような小国だったが、600年前に突如隣国に侵攻を開始して以来、次々と他国に侵略戦争を仕掛け勝利を収める軍事国家へと変貌した。現在、大陸のほとんどがエレシウス領となっている。代々、守護獣の姫巫女である女王が元首であったが、20年前、王室に入ったラスニール・カイザ・エレシウスが妻である女王アーデリアから王位を継いだ。その後、エレシウス王国はラスニールによって様々な政策の改革がなされたことで、侵略国家としての国体を捨て去り、平和な国として新たに生まれ変わった。

王国元老院

エレシウス女王の執政を補佐する議会。エレシウスの有力貴族が構成メンバーとなっており、女王が政治を執れない場合は、元老院の決議によって国政が動かされる。現在、病に倒れたラスニールに代わって、元老院がエレシウス王国の実権を握っており、国民に圧政を強いている。

王国修道院

エレシウス王国において、祭儀や祭事を取り仕切る機関。守護獣に関する儀式や知識に通じる。姫巫女となる王女に典礼を教育する役目も担っており、王室との結びつきが強く、歴代の修道院長はエレシウス貴族の中でも特に高い位の家系が務め、女王の後継人として権威を振るってきた。そのため、元老院議員の中ではもっとも発言力が大きい。

王国騎士団

エレシウス王国の精鋭部隊。騎士達はいずれも剣技や魔術に優れ、かつては侵略国家エレシウスの恐怖とともに、ファルガイア中にその名を轟かせた。王国騎士団は、国王の命令によってのみ動かすことが可能となっており、ラスニールが執政できなくなってからは、元老院が新たな国作りのために、騎士団に動員を要請しているが、現団長のアイゼンはそれを跳ね除けている。

治安警衛隊

王国騎士団を動かせない元老院議長シャルトルーズが、新たな戦力として組織した兵団。国内外から雇った渡り鳥によって構成されている。エレシウス国内の治安維持を目的としているが、その実態はエレシウスの国民に暴力と恐怖を振りまく、ならず者の集まりとなっている。現在は名うての渡り鳥であるルパートが隊長を務めている。

柩の牙の儀

エレシウスの王女が、16歳になり成人を迎えると行われる儀式。守護獣神殿と呼ばれる斎場にて数日間にわたって数多の守護獣と交感し、その中で最も自身と近い相を持つ守護獣をその身に降ろして結縁する。この儀式を行うことで、エレシウスの王女は守護獣の力を代行する姫巫女としての能力を確立し、次期女王としての王位継承権を得ることができる。

ブランクイーゼル

エレシウス王国元老院の圧政から国民を守るために立ち上がった第一王女アレクシアが率いる解放軍。エレシウスの伝説として語り継がれる「始まりの姫巫女」を護衛していた騎士団の名称にあやかってレヴィンが命名した。後に本物のアレクシアが加わった後、クラリッサが正式なリーダーとなる。

ゾートロアの血族

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