モンキーターン(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『モンキーターン』とは、漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)にて掲載された河合克敏の長編連載作品、およびそれを原作としたアニメ作品である。主人公・波多野憲二が競艇選手を目指し、養成機関である本栖研修所に入所するところから、競艇選手として活躍しトップに立つまでを描くサクセスストーリーである。また競艇だけでなく、仲間たちとのつながりや、恋愛模様などを描いた青春漫画にもなっている。

波多野 かんな(はたの かんな)

CV:富坂 晶

主人公・波多野憲二の妹。よく実家の豆腐屋を手伝う良い子であり、祖母とテレビで憲二のレースを応援している場面が多い。憲二に似て陽気で人懐っこく、さらに純真無垢な末っ子なため、まわりから可愛がられている。

波多野 ウメ(はたの ウメ)

CV:佐藤 智恵

主人公・波多野憲二の祖母。孫娘のかんなとテレビで憲二を応援している場面が多く描かれている。家族の中では最も高い決定権を持ち、憲二の優勝賞金の使い道などにも口を出す場面がある。

生方澄の母

CV:真山 亜子

生方澄の母親。波多野憲二の実家の隣で小料理屋を経営している。ぶっきらぼうで目付きが悪く娘とは似ていない。作中では、憲二に娘と早く結婚するように勧めている。

本栖研修所第82期生

洞口 雄大(どうぐち たけひろ)

CV:間島 淳司

愛知県岡崎市出身で誕生日は9月1日。ほとんどの大会を制覇した「愛知の巨人」洞口武雄の息子。母親をないがしろにする父親を超えるため、主人公・波多野憲二と同時期に本栖研修所に入所する。すべてにおいて高い成績を修め、卒業後は愛知支部の蒲郡競艇場をホームとする。デビュー直後に優勝しその後も高い勝率を維持することで、若手のトップ選手として扱われるようになる。外見は父親とは似ていない美形な顔立ちで、女性ファンからの人気を多く獲得している。落ち着いているが独りよがりな性格で協調性に欠けている面があるため、孤立することも多い。父親が選手として未熟な頃、母親が過労で倒れ入院生活を余儀なくされている。そのため、父親を憎み遠ざけていたが、母親に諭され和解。父親に弟子入りしてトップ選手として活躍するようになる。

主人公の波多野憲二とは、ライバル同士で仲が悪く、会うたびに喧嘩が絶えない。また、青島優子と恋人になりプロポーズしたが、レースに対する考え方の違いから対立。別れることになる。レーススタイルは非常に強引で他の選手からは嫌われているが、優子との決別した後は少しずつクリーンなスタイルとなる。本作終盤では、アウトから追いかけてくる憲二に真っ向から勝負するためイン屋に転向。父親の超出足型のプロペラを使う先行逃げ切り型で憲二と名勝負を繰り広げる。主な獲得タイトルは、笹川賞競走、グランドチャンピオン決定戦競走、競艇王チャレンジカップ(後のチャレンジカップ競走)、新鋭王座決定戦競走(初出場で史上最年少優勝)、鳴門周年記念、蒲郡ダイヤモンドカップ、平和島周年記念。

青島 優子(あおしま ゆうこ)

CV:高野 直子

宮崎県出身3月7日生まれ。ショートカットで小柄な体格、褐色の肌が特徴の女子選手。借金がある家族を養うために、競艇選手を目指して主人公・憲二と同時期に本栖研修所に入所。軽い体重と的確な判断力で優秀な成績を修めて卒業する。プロ入り後は福岡支部の鮎川グループに所属。デビュー直後はお金を稼ぐため、多くのレースに出場しようと安全なスタートにこだわり、成績を落としてしまう。しかし、鮎川の助言と憲二の説得で、安全に出走回数を増やすより、危険を犯してでも勝率を上げることを決意する。そのため、スタートで勝負できるようになった優子は、数年でトップ選手となる。レーススタイルは優れた観察能力による的確な判断と軽い体重による直線スピードである。ペンギンをモチーフにしたヘルメットを愛用している。性格は仲間思いの上、陽気で真面目。趣味はジェットスキーとゲームで酒癖が悪い。

最初は憲二に憧れ惹かれていたが、恋人がいることを知って、洞口雄大の告白を受け入れる。しかし、勝利のためには手段を選ばない雄大に反発して別れ、いつか倒すことを目標にする。その後、我慢できずに憲二に告白して恋人として付き合うが、憲二は澄を裏切ることに耐えられず、優子とは別れることになる。原作者によると、一番お気に入りのキャラと明言されている。そのため、ヒロインの澄よりも登場シーンが多く、優遇されているキャラクターである。主な獲得タイトルは、女子王座決定戦競走である。

岸本 寛(きしもと ひろし)

CV:私市 淳

東京都出身。研修時代は実技の成績が悪いため、落ちこぼれのD班に入れられ波多野憲二と友人になる。憲二からは『北の国から』の黒板純に見えると言われ、「純」と呼ばれるようになる。小柄で臆病だが努力と根性でどこまでも食らいつく性格。プロ入り後は、憲二と同じ東京支部の平和島競艇場をホームとする。デビュー後は勝率が上がらず、初勝利まで6か月ほどかかることになる。目立つ戦績はないが、努力を積み上げてSG出場までたどり着く。プライベートでは東京支部の後輩の光瀬明(みつせあきら)と付き合い始め、僅かなスキを見つけてはキスしている様子が描かれている。愛車はVWニュービートル。

三船 正義(みふね まさよし)

CV:大西 健晴

大阪府出身。高校時代問題を起こし中退したため、学歴に関係ない競艇選手を目指して波多野憲二と同時期に研修所に入所した。プライドが高く意地っ張りな反面、義理人情に厚く、礼儀正しい。高いテクニックを持つが、泳げないため、水への恐怖を克服できずに落ちこぼれのD班に配属される。プロ入り後は大阪支部に所属。若手らしからぬ合理的な判断と丁寧なレース運びで勝率を稼ぎ、若手の有力選手として注目される。競艇界の艇王、榎木祐介には合理的すぎて意外性がないことを指摘されているが、マスコミ関係者からはミスをしない選手として高く評価されている。趣味は憲二と同じバイクでのツーリングだが、ホンダを好む憲二と違いヤマハを愛好しているため口論になることも多い。競技ヘルメットは鷲をモチーフとしたデザイン。高校時代はバスケットボール部に所属。

河野 一実(こうの かずみ)

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