帯をギュッとね!(帯ギュ)のネタバレ解説・考察まとめ

『帯をギュッとね!』とは1988年から1995年まで『週刊少年サンデー』に連載された河合克敏による少年漫画。
主人公・粉川巧は中学生の時に柔道の昇段試験で出会った仲間と共に、高校で柔道部を結成する。数々のライバルたちとの戦いを通して成長し、全国大会優勝をめざして頑張るストーリー。
軽くて読みやすい絵柄でスポ根展開と日常のコメディがバランス良く描かれており、柔道漫画としてだけでなく、スポーツ漫画、少年漫画としても高い評価と根強い人気を誇る。

『帯をギュッとね!』の概要

『帯をギュッとね!』とは河合克敏による少年漫画である。1989年1・2合併号から1995年52号まで『週刊少年サンデー』に連載され、単行本は全30巻。略称は『帯ギュ』。

中学3年生の主人公・粉川巧(こがわ たくみ)は、同級生の杉清修(すぎ せいしゅう)と共に参加した柔道の昇段試験で、同じ試験を受けに来た斉藤浩司(さいとう こうじ)、宮崎茂(みやざき しげる)、三溝幸宏(みつみぞ ゆきひろ)と出会う。半年後、浜名湖高校で再会した巧たちは柔道部がないことを知り、幼馴染の近藤保奈美(こんどう ほなみ)とその友達、海老塚桜子(えびづか さくらこ)も加え、柔道部を作ることにしたのだった。柔道部を結成した巧たちは、数々のライバルと出会い成長していく。地区大会、県大会、全国大会と進み、日本一をめざして頑張っていくスポーツ漫画である。

スポーツ漫画としては珍しいほどギャグやコメディが豊富に盛り込まれ、軽妙な掛け合いは「学園ラブコメ」のよう。一方、スポーツ漫画らしい熱い展開も数多く、手に汗握るストーリーは「スポ根」と言って差し支えない。本作は、この2つの色が非常にバランス良く織り交ぜられていることが特徴的で、作者の軽い筆致のおかげもあり読み進めやすい作品と言われる。連載から30年以上の時が流れた今でも根強い人気があり、アニメ化を望む声も少なくない。
作者自身も柔道経験者のため解説が非常に丁寧で初心者でもわかりやすく読めるが、大会の仕組みやルール等は連載当時のものに準拠しており、今では禁止になっている技などもあることは注意が必要。

『帯をギュッとね!』のあらすじ・ストーリー

1年生 柔道部結成~初めてのインターハイ

粉川巧(左)と杉清修(右)

舞台は静岡県。中学3年生の粉川巧(こがわ たくみ)、杉清修(すぎ せいしゅう)、斉藤浩司(さいとう こうじ)、宮崎茂(みやざき しげる)、三溝幸宏(みつみぞ ゆきひろ)の5人は柔道の昇段試験で出会う。その場には、巧を応援しにきた幼馴染の近藤保奈美(こんどう ほなみ)もおり、友達の海老塚桜子(えびづか さくらこ)をつれてきていた。それから約半年後、7人はそろって浜名湖高校(浜高)に入学。同じクラスとなった7人は柔道部に入ろうとしたが、浜高には柔道部がないことに気づく。紆余曲折ありながら巧たちは担任の倉田龍子(くらた りゅうこ)に顧問をお願いし、新たに柔道部を作ることにしたのだった。
柔道部を作った巧たちは、龍子先生の父・倉田典善(くらた てんぜん)のパイプを活かし、三方ヶ原高校や佐鳴高校との練習を行う。藤田恵(ふじた めぐみ)や石塚孝裕(いしづか たかひろ)といったライバルと出会い、インターハイの地区予選に出場を決めた。一回戦の相手は、昨年の準優勝校・赤石林業。落胆するメンバーだったが、典善の作戦で無事勝利する。その後も快進撃を続けた浜高は、ベスト4に進出する。準決勝の相手は佐鳴高校。メンバー全員練習を重ねた引き分け策で、大将の石塚が1勝を取る作戦で勝ち進んできていた。準決勝でも佐鳴は引き分け策を取る。先鋒の巧が優勢勝ちをおさめたものの、大将の斉藤が石塚に敗北。試合の趨勢は代表戦の巧対石塚にゆだねられた。先に有効を取った石塚に対し、巧は最後まで攻勢に出るものの攻め切れず敗北。浜高初めての公式戦はベスト4に終わったのだった。

1年生 高校選手権

ひょんなことから巧と保奈美は幼馴染の堀内平八郎(ほりうち へいはちろう)と再会した。堀内はスポーツエリートを集めた私立暁泉学園の柔道部。なんとその後の市民柔道大会で準レギュラーの三工を破って優勝するのだった。
高校選手権準決勝で暁泉と当たった浜高。一進一退の戦いを繰り広げる中、副将戦の巧対堀内が始まる。スポーツ特待生というプレッシャーの中戦う堀内は自然体な巧や浜高に対し反発していたが、激戦の中思わず笑みが浮かんでいた。最後は巧に背負い投げを決められた堀内だったが、その顔はすっきりしており昔に戻ったような雰囲気に、巧や保奈美の顔にも笑みが浮かぶのだった。
決勝戦では浜高が三工相手に勝ち星を先行。藤田一人に対し、三溝、宮崎、巧の三人を残すものの、三溝、宮崎を倒した藤田対巧の試合が始まる。試合展開は互角だったが、連戦の疲れで藤田の動きが精彩を欠く。内股を冷静に捌いた背負い投げで一本を決めるのだった。
そのまま県大会も勝ち抜き、全国大会にコマを進めた浜高。一回戦の相手は優勝候補の一角、沖縄尚北高校だった。巧が戦う玉城一史(たましろ かずふみ)は、夏に藤田が勝った相手だったが、藤田をして勝てたことが不思議と言わしめる選手。結局、巧は背負い投げで技ありを取ったものの玉城に負けてしまう。そのまま三人抜きを許した浜高は敗北し、初めての全国大会を終えることになる。

2年生 インターハイ 県大会

2年生となった巧たちには後輩ができた。男子は経験者の仲安昌邦(なかやす まさくに)と初心者の石野雪久(いしの ゆきひさ)。女子では期待の新人・来留間麻理(くるま まり)が入ることになり、桜子もついに柔道を始めることになる。大会に向けて活気づいていくが、三工との合同練習で相手との差を感じたメンバーは、倉田典善のコネで県警に出稽古に行くことにした。西久保亨(にしくぼ とおる)をはじめとした猛者たちとの練習を経た巧たちは、一回り強くなってインターハイに向かうのだった。
地区予選・団体戦の最終戦、全勝同士の浜高と三工が対峙する。巧と戦う藤田は、奥の手・変型の小内巻き込みで技ありを奪うが、残り時間ギリギリで巧の背負い投げが炸裂。なんとか引き分けに持ち込むことができた。その後の三工との対戦は両者譲らぬ展開で大将戦に突入。三工の大将に対し斉藤は優勢に試合を進めるが、一瞬の隙をつかれ寝技で有効を取られ負け、団体戦の勝者は三工に決まったのだった。

浜高は初めての個人戦に挑み、地区大会では全員ベスト4以上と優秀な成績を修める。県大会まで進んだメンバーは、軽量級で宮崎が準優勝、軽中量級は、準決勝で斉藤が肩のケガもあり石塚に敗北。巧対石塚の決勝戦が行われ、接戦を巧が制した。中量級は藤田が優勝、重量級では三溝が優勝し、県大会の個人戦は幕を閉じる。
女子個人戦の地区大会、桜子は持前の運動神経を発揮してベスト4まで到達。袴田今日子(はかまだ きょうこ)に負けてしまうが本気を出させるほどの良い勝負ができ、桜子は少し柔道に前向きになる。決勝の袴田対麻理は麻理が技ありを2本奪い、全国優勝者の袴田に勝利するのだった。県大会に進んだ桜子は前回3位の実力者・松原渚(まつばら なぎさ)に苦戦するも背負い投げで逆転し、二回戦進出を決めた。二回戦の相手は別所愛子(べっしょ あいこ)。試合前、白帯同士仲良くなっていた相手だったが、別所は松原を倒すほどの技巧の持ち主だった。桜子は接戦を演じるも負けてしまい初めての悔し涙を流すのだった。一方、勝ち進んだ麻理は準決勝で別所に苦戦するもなんとか逆転勝利、決勝では再び袴田を破り優勝するのだった。

2年生 インターハイ 全国大会

予選リーグを勝ち上がった浜高は前回敗れた尚北高校と再び対戦することになる。尚北戦の先鋒は宮崎。巴投げで優勢に進めるも体力知らずの相手に根負けし負けしてしまう。続く杉は、得意の返し技をうまく使い見事な勝利を勝ち取った。1対1でむかえた中堅の三溝はアクシデントで小指を脱臼してしまうが相手の顔を見て奮起、そのまま戦い一本勝利をもぎとる。副将の斉藤は相手と互角の試合を繰り広げるものの、怪我をサポートするテーピングで思うように肩が使えず一本負けしてしまう。2対2で巧対玉城の大将戦、20kg近くの体重差がある無差別級の高校チャンピオン、玉城を前に巧は積極的に攻めていく。中々決めることはできない中、玉城はあっさりと技あり、有効を奪い逆転する。応援の声も小さくなる中、巧は無心のまま攻め続け背負い投げで技ありを取り返す。そのまま玉城を押さえ込んだ巧は勝利。大金星を挙げることになった。
その後のベスト8で浜高は千駄谷学園と対戦する。斉藤、宮崎は互角以上の戦いをするものの、中堅の橘大樹(たちばな たいき)と副将の鳶嶋雅隆(とびしま まさたか)はどちらも超高校級の強さを持った相手。杉と三溝はどちらも一本負けを喫してしまう。残った大将戦の巧対鳶嶋佳隆で巧は勝利するものの、試合自体は千駄谷の勝利に終わった。

男子個人戦、軽量級を勝ち進んだ宮崎は、アマレス出身の長谷達也(はせ たつや)と対戦する。アマレス仕込みの寝技でピンチに陥る宮崎だったが、追い込まれたことで開き直り締め技で対抗する。最後には得意の巴投げで豪快な一本を決めた。その後も宮崎は快進撃を見せるものの、準決勝で反則負けしてしまうのだった。
軽中量級の巧は1回戦で優勝候補の一人、日置知則(ひおき とものり)と対戦。寝技のスペシャリスト、日置の前に巧は大苦戦。押さえ込みの末敗北ギリギリまでいってしまうが、保奈美の声援もありなんとか脱出、逆転の背負い投げを決めて1回戦を突破した。そのまま決勝まで進んだ巧は千駄谷学園の鳶嶋雅隆と対戦するが、鳶嶋の袖釣り込み腰が鮮やかに決まり一本負けしてしまう。
女子個人戦で無事勝ち進む麻理は、準々決勝で乙淵ふね(おとぶち ふね)と対戦する。卑怯な手段もいとわないふねは、猫だましを使って勝とうとするが不発、怒った麻理に背負い投げを決められ負けてしまう。一方、袴田も無事決勝まで進出し、決勝戦は予想通り袴田対麻理のカードに決まる。3度目の対戦は旗判定の結果、袴田に軍配が上がったが最後までどちらが勝ってもおかしくない名勝負だった。

全国優勝に向けて

インターハイでベスト8まで進んだ浜高柔道部だったが、これからの方針を巡り2年生の意見は対立してしまう。全国優勝を目指して練習量を増やしたい斉藤、これ以上の練習を重ねても全国優勝は厳しいと感じる杉、三溝、宮崎。そして、勝ちたいけど楽しく練習をしていきたい巧。すれ違いを続ける2年生メンバーだったが、巧は1人で練習する斉藤と話に行く。斉藤は巧の意見をラクな練習がしたいと思っていたが、実際は違っていた。苦しい練習を持続させるために柔道を楽しみたい。そう話し一緒に練習する巧の前に、ただ苦しむだけのトレーニングを考えていた斉藤は間違いを悟る。裏技の習得など練習方法の改革で楽しい柔道をしたいと訴える斉藤や、「鳶嶋にも橘にも勝つ」と言い切る巧、2人の思いを前に杉たちも考えを改め、再び浜高柔道部は一つにまとまるのだった。

女子では、麻理が福岡で行われる国際大会に出場することになった。世界チャンピオンのケイト、スピードとバネで攻めるミリアンなど強者が集合する中、麻理はベスト4まで進出する。準決勝の相手ケイトは五輪で金メダルを取っているほどの相手だった。背負い投げを中心に攻める麻理は寝技でピンチに陥るが、なんとか脱出し背負い投げで勝利する。
決勝は麻理とミリアンの一騎打ち。瞬発力を活かして足を取りに来るミリアンの柔道を前に麻理は一歩も引かずに戦う。互角の試合を繰り広げる麻理とミリアンの顔には笑みが浮かんでいた。勝敗を分けたのは麻理の裏技だった。内股からのすみ返しで技ありを取り、そのまま押さえ込みに成功する。なんと初の国際大会出場で優勝を決めるのだった。

2年生 高校選手権 県予選

男子団体戦は、練習量を増やした浜高メンバーは強敵と思われた暁泉相手にも難なく勝利し、因縁の三工相手の決勝戦が始まる。別所さんのバンダナという応援を貰った斉藤は別人のように気合を入れて試合に臨み三人抜き。副将戦まで勝ち抜くが、試合の途中バンダナが取れたことをきっかけに集中を欠いてしまい負けてしまう。斉藤は負けたものの、そのあとの杉が副将の平山(ひらやま)をなんなく倒したことで、なんと藤田は4人を相手にしなければならなくなった。圧倒的優勢ではあるものの浜高メンバーに油断はなく全員全力で藤田に勝ちに行くが、藤田はまるで主人公かのような活躍で三人抜き。大将の巧まで進むが、三人抜きをした藤田の体力は限界に近かった。変型の小内巻き込みもキレがなく、背負い投げで負けてしまうのだった。
女子個人戦では、桜子は52㎏級で準決勝まで進出する。相手は三保女子学園の薩川佐代子(さつかわ さよこ)。かつて桜子が倒した松原渚が手塩にかけた後輩だった。桜子が得意とする技はすべて見切られ劣勢だったが、裏投げを機に形勢逆転する。ガンガン攻めていくが、裏投げ狙い一辺倒になってしまったことを狙われ負けてしまう。試合を通して、これまで松原の言う通りに柔道をしてきた薩川は楽しそうな浜高の柔道をうらやましく感じていた。決勝は、桜子の雪辱に燃える別所と薩川の対戦。互いが積極的に技を掛け合う好試合だったが、勝ったのは薩川だった。

2年生 高校選手権 全国大会

浜高メンバーは団体戦に集中するため個人戦に出場しないことに決めていた。実力アップのため、西久保の伝手で東京の大学の練習に参加するなど練習を続け、ついに団体戦が始まる。浜高は東名大藤沢や竹の塚、天味高校を破り決勝に進出した。決勝の相手はもちろん千駄谷学園。これまでの練習の成果を出すべく、5人全員が燃える。
最初の先鋒戦は宮崎対御厨太郎(みくりや たろう)。宮崎はアマレス仕込みの裏技・逆一本背負いで勝利するが、次鋒・滝川澄之(たきがわ すみゆき)の鋭い足技には耐えられず一本負けとなってしまう。
続く浜高の次鋒は杉。宮崎の戦いを見て一度使った技は通用しないことを悟り、絶対滝川を倒すという決意で試合に臨むのだった。劣勢に追い込まれるも、谷落としから背中越しに投げる変化技を決め、逆転勝利をおさめた。
千駄谷学園の中堅は安藤忠(あんどう ただし)。杉はいちかばちか谷落としを出すも、内股で返され負けてしまう。一度使った裏技は通用しない。改めてメンバー全員が意識する中、三溝対安藤が始まる。安藤は三溝の奥エリを取って攻めていくが、三溝の裏技は立ち状態からの関節技だった。伸ばされた腕の関節をとって体落としを決め、そのまま寝技に持ち込み勝利した。
千駄谷の副将・橘は高校の無差別級チャンピオン。奥エリを取って頭を下げさせる橘の攻撃パターンに対し、関節を取りに行く動きを見せ牽制するのが三溝の作戦だった。しかし、橘はその作戦をものともせず三溝の引き手をうまく寄せて奥エリを持ち、豪快な投げ技で技ありを奪ってしまう。なんとか立ち関節の腕がらみを成功させる三溝だったが、その状態のまま技を繰り出す橘の前に敗北してしまう。
残る浜高メンバーは軽中量級の斉藤と巧。橘との大きい体重差を前に会場は千駄谷有利の雰囲気が流れる。しかし、斉藤はそんな橘に対し組み負けずひたすら攻め続ける。跳び関節、足技をはじめ様々な技を繰り出し橘を翻弄する斉藤に対し、橘も必死な顔で応戦するがかわされ続けてしまう。三溝の関節技が橘の腕を痛めていたのだ。時間が迫る中、寝技に来た橘を三角締めでとらえることに成功する。大金星と思われた試合だったが、橘はなんと三角締めをかけられたまま斉藤を持ち上げ、そのままタイムアップ。両者互角のまま、副将戦は引き分けとなった。
大将戦は巧対鳶嶋雅隆。巧は、開始早々、鳶嶋の袖釣り込み腰で技ありを奪われてしまう。うまく組み手がとれない巧は、逆転のため裏技の腕返しを使うが鳶嶋に返され押さえ込まれてしまう。鳶嶋は竹の塚戦で巧が腕返しを使ったところを見ていのだった。がっちりと固められ万事休すだったが、なんと保奈美の声をきっかけに残り1秒で寝技を解いてしまう。復活した巧は疲れを知らないかのように鳶嶋を攻め続け、鮮やかな背負い投げで一本を決め、逆転勝利、ついに浜高が日本一になるのだった。

その後

巧たちは3年生になり金鷲旗大会で準優勝、インターハイで優勝という華々しい結果をおさめる。また、3年目のインターハイは個人戦にも出場。巧が中量級優勝、斉藤が軽中量級準優勝、宮崎が軽量級優勝、三溝が重量級三位、杉が県予選三位といった成績を修め、巧たちの浜名湖高校柔道部での生活は終わるのであった。

そして物語は4年後、大学生になった巧は五輪代表に選ばれるために、全日本選手権にエントリーしていた。無差別級で行われる大会を巧は勝ち上がり、準決勝ではかつての仲間・三溝を倒して決勝にまで進出する。そこで待っていたのは藤田。かつて高校時代に敗れた橘を下しての決勝進出であった。ライバル2人の試合が始まるところで物語は終了する。

『帯をギュッとね!』の登場人物・キャラクター

浜名湖高校

粉川巧(こがわ たくみ)

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