モンキーターン

モンキーターン

『モンキーターン』とは、漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)にて掲載された河合克敏の長編連載作品、およびそれを原作としたアニメ作品である。主人公・波多野憲二が競艇選手を目指し、養成機関である本栖研修所に入所するところから、競艇選手として活躍しトップに立つまでを描くサクセスストーリーである。また競艇だけでなく、仲間たちとのつながりや、恋愛模様などを描いた青春漫画にもなっている。

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モンキーターンのレビュー・評価・感想

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モンキーターン
8

所詮はギャンブルという僕の先入観を打ち砕かれました。

今回、レビューさせていただくモンキーターンは公営ギャンブルである競艇を題材としており、週間少年サンデーで1996年から連載がはじまり2005年まで連載が続きました(単行本は30巻まで発売されております)。

競艇好きの友達に、感動するから一度読んでほしいと紹介されたのがこの作品と出会うきっかけです。
正直読み始める前は、この作品舐めていました。
野球とかサッカーに比べたらマイナーなスポーツだし、日本人しかやってない。
少ない競技人口を題材にしたマンガが面白い訳がないと.......
読み始めて数時間後、モンキーターンの世界の魅力に没頭してる自分の姿がそこにはありました。

簡単にあらすじを説明すると、甲子園を目指していた少し小柄な高校球児が三年生の甲子園予選で、自分の身長が小さい事が原因になり予選突破を逃してしまう。
悔やんでる最中に恩師から競艇を勧められて、養成学校に入ることを決意し、選手となり並み居る強豪選手に揉まれて人間としても選手としても成長していく姿が描かれています。
この、養成学校が厳しいこと厳しいこと。軍隊並の生活を送っているんです。
時間厳守は当たり前、起床して布団をたたむ際にシワ1つでもあると、教官からの鉄拳制裁が待っております。

ボートの技能従業は多岐に渡り、複雑なスタート方式、モーターの整備技術、ターンの正確性、どれか1つでも駄目だったら容赦なく養成学校を落第となります。
こんな厳しい生活を乗り越えて選手になったのかと、自分よりはるかに年下の選手を心から尊敬する様になり、それがきっかけで現実の競艇にもハマる様になりました。

この漫画には、他にも競艇にハマるきっかけになる要素が目白押しです!
例えば、この漫画のタイトルのモンキーターンとは、競艇でターンする際に船の上で立ち上がり、遠心力を使って鋭角に曲がるとても高度な技術なのですが、そのターンが完成する際の秘話が語られており、それも必見な場面です。

なんせ今では、現実の競艇でも若手が当たり前の様に使っていて、一般化しているのですが、完成秘話を知ったおかげで感慨深くレースを見ることにでき、一層競艇にはまる様に出来ております。

ギャンブルが苦手な方や、毛嫌いしてる方ほど、見てほしい作品です。

お金をかける必要はありません!
この漫画を読んで、競艇場へ選手を応援に行きましょう!

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