キャベンディッシュ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

美剣 円卓（ラウンドテーブル）

勢いよく回転して敵を斬り裂く技。
ルフィをドンキホーテ・ドフラミンゴの元へ送り届けるキャベンディッシュだったが、敵の攻撃を受けた愛馬ファルルが負傷。頭を砕かれてしまう。愛馬を傷つけられたことに怒るキャベンディッシュが敵に放った技が「美剣 円卓（ラウンドテーブル）」である。敵の首を斬り落としていた。

金の斧 銀の斧（プレシャスメタルアックス）

剣を両手で握り敵の攻撃を防御する技。
ドフラミンゴを倒すため王の台地頂上へ向かったルフィとトラファルガー・ロー（元王下七武海海賊で最悪の世代の一人。麦わら海賊団と海賊同盟を結んでいる）しかしドフラミンゴの強さに苦戦を強いられたローは瀕死寸前だった。ローがこれ以上戦えないと察したルフィは、王の台地頂上からローを抱えて飛び降りる。すぐ下で待つニコ・ロビンにローを託すルフィだったが、それを逃がすまいとドフラミンゴが追撃。放たれたドフラミンゴの攻撃がローに襲い掛かり、万事休すかと思われた場面でキャベンディッシュの放った技が「金の斧 銀の斧（プレシャスメタルアックス）」である。キャベンディッシュの活躍によりローへの攻撃は免れたのであった。

キャベンディッシュの来歴・活躍

ロンメルのカマイタチ

その昔、ロンメル王国で起きたという怪奇事件。夜になると人を斬り裂く風が吹くという、怪奇現象が相次いで発生する。事件の調査・収束のため、海軍の軍艦が派遣されることになったのだが、派遣された多数の海兵もその”風”の餌食となってしまう。結果、人々を斬りつけていた”風”の正体は「ハクバ」と名乗る一人の男だと判明する。ハクバは夢遊病のキャベンディッシュが眠ると目覚める第2の人格だった。そのためキャベンディッシュの停まる街々にはハクバが必ず現れる。ハクバが犯した罪によりキャベンディッシュは海へと追われることになるのだが、キャベンディッシュ自身はその状況と”人気”を楽しんでいた。

ドレスローザ編

コリーダコロシアム 戦闘準備室

キャベンディッシュが初登場するシーン。コリーダコロシアムの係の女性たちは、キャベンディッシュのあまりの美しさにメロメロだった。「刺激が強すぎるん…」といいながら倒れていく女性たち。男性でさえも「何て美しさ」と魅了されるほどであった。キャベンディッシュはこれでもかと言わんばかりに装備を施すルフィを見て、重量制限の忠告をする。しかしキャベンディッシュが視界に入っていないルフィは、係から重量オーバーの忠告を受けていた。アドバイスや話を聞かないルフィに怒るキャベンディッシュだったが、続けて自らの話を淡々と語り出す。興味がないルフィは係員に再び装備の重量チェックを受け、見事合格。再び無視されたことに怒れるキャベンディッシュだった。

コリーダコロシアム 選手観覧席

選手観覧席にて「ルーシー」という老人に変装したルフィとともに別ブロックの試合を観戦するキャベンディッシュ。観戦するかたわら最悪の世代の手配書をチェックしていた。ナイフでボロボロになり顔が見えなくなった手配書を新しいものと交換するためのチェックである。傍で見ていたルフィもあまりの無残さに「もういいんじゃねェか？許してやれば」と引きつった表情を見せた。そんな最中、花ノ国のギャングで元八宝水軍第12代棟梁の首領（ドン）・チンジャオが現れ、ルフィは正体を見破られてしまう。チンジャオはルフィの祖父で海軍中将のガープに殺されかけたことから、恨みを孫に晴らそうとルフィを襲いはじめた。正体に気付いたキャベンディッシも自分の人気を奪った最悪の世代の一人であるルフィを仕留めにかかる。自らの手でルフィの首を取りたいキャベンディッシは、世界屈指の名刀「デュランダル」でチンジャオを攻撃。しかし互いの力は拮抗し、決着がつかないまま係に取り締まられるのであった。

コリーダコロシアム Dブロック

コリーダコロシアムの最終ブロックだったキャベンディッシュは、登場から存在感をアピールしていた。同じDブロック出場者のレベッカ（ドレスローザ国王リク・ドルド3世の孫）が観客から罵声を浴びせられる中、罵声を浴びせた客に対して行儀の悪さを指摘するキャベンディッシュ。姿を見た観客たちはあまりの美しさに魅了され倒れていく。観客の皆がキャベンディッシュを応援し、レベッカを倒してくれと叫んでいた。レベッカに対する罵声は止まず、怒りを抑えきれないキャベンディッシュは「命も懸けぬお前たちには罵声を浴びせる資格もないっ！！！そんなに娘を殺したくば！！武器を取りこのリングへ降りて来いっ！！！覚悟なき者の声など世の雑音でしかない。」「戦士の命は見せ物じゃないっ！！！」と素晴らしい一言をいい放つ。その言葉に感銘を受けた観客はさらにキャベンディッシュを応援するのだった。観客のシリの軽さに絶望しているかと思われたが、とてつもない人気に喜びが隠しきれないキャベンディッシュ。しかし観客に腹が立ったのは本心だった。名だたる強豪たちが集まるDブロックの戦闘中、睡魔に襲われたキャベンディッシュはリングの真ん中で眠りについてしまう。隙だらけのキャベンディッシュに数人が襲い掛った瞬間、夢遊病による第2の人格「ハクバ」が目を覚ます。リング上の戦士たちは瞬く間に斬り裂かれ倒れていく。目にも止まらぬ速さに皆何が起こったのか理解できていなかった。一瞬にして全選手を戦闘不能にし、再び眠りについてしまったキャベンディッシュ。最後には誰も立っていないという怪奇なる決着かと思われたが、ハクバの剣を見切ったことで致命傷をまぬがれたレベッカがDブロックの勝者となった。

幹部塔 内部

コリーダコロシアムの負傷者として医療室へ運ばれたキャベンディッシュだったが、行きついた先は幹部塔の内部だった。幹部塔にはドンキホーテファミリーの最高幹部シュガーがおり、コロシアムの敗者たちを「ホビホビの実」の能力でオモチャに変えていた。体が固定され身動きが取れないキャベンディッシュもシュガーの能力でオモチャにされてしまうのであった。

コロシアム前広場

最高幹部シュガーを気絶させ「ホビホビの実」の能力を解くことに成功したウソップ。それに怒ったドフラミンゴはドンキホーテファミリーに盾つく者たちの主力に懸賞金を懸け、殺戮ゲームを開始する。ルフィたちがドフラミンゴを討つために奔走する中、キャベンディッシュが姿を現した。以前ならルフィを見ると襲い掛かっていたのだが、ウソップの活躍により助けられたことから「もう麦わらの一味は狙わない」と話す。人生を救われた事への恩返しとして、ドフラミンゴの首を取ると話すキャベンディッシュにルフィが反発する。ドフラミンゴは自身の手で倒したいと主張する両者。その会話でもドフラミンゴを討ち取り更なる人気を得たいとするキャベンディッシュの本音が見え隠れしていた。「ホビホビの実」の能力から解放されたコリーダコロシアムの選手たちは大勢おり、皆恩返しにドフラミンゴの首を取ると言い始める。麦わらの一味とドンキホーテファミリーの闘いは、いつしかコリーダコロシアムの選手たちを巻き込んだドフラミンゴの首取り合戦となっていた。

王宮のある台地

ドフラミンゴがいる王宮を目指すため、4段ある王宮の台地を登っていくルフィとコロシアムの選手たちは立ちはだかる敵勢力を次々に圧倒していく。キャベンディッシュも「美剣 白鳥の湖（スワン・レイク） 」を炸裂させ敵を薙ぎ払うのだった。3段目に到着したところでキャベンディッシュの愛馬ファルルが敵兵力に瀕死のダメージを負わされる。キャベンディッシュはファルルの敵を討つため「美剣 円卓（ラウンドテーブル）」で反撃するも効果はいまひとつだった。キリがないと悟ったキャベンディッシュはルフィたちを先へ進ませ、愛馬ファルルの落とし前をつけることに専念する。闘いが激化する中、ドンキホーテファミリーの幹部グラディウス（「パムパムの実」の能力者）が現れる。苦戦を強いられたキャベンディッシュだったが、第2の人格「ハクバ」によって戦況は一変。グラディウスの応援に来たドンキホーテファミリーの幹部デリンジャー（闘魚の半魚人）をも一瞬で倒した。