BLEACH（ブリーチ）の仮面の軍勢（ヴァイザード）まとめ

『BLEACH』の概要

『BLEACH』とは、漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で久保帯人によって2001年から2016年まで連載されていたバトルアクション漫画。『ONE PIECE』、『NARUTO』と並んで2000年代のジャンプの看板となった超人気漫画だ。第50回（平成16年度）小学館漫画賞少年向け部門受賞。シリーズ累計発行部数は日本国内で9000万部、全世界で1億2000万部を突破している。テレビ東京でテレビアニメが放送されており、業績貢献度の高いアニメのひとつとして名前が挙げられている。
死者の魂をあの世へ送り、人の魂を食らう怪物「虚（ホロウ）」を退治する存在「死神」の戦いを描いている。霊感の強い高校1年生の少年「黒崎一護（くろさき いちご）」はある日、黒い着物をまとった死神の少女「朽木ルキア（くちき ルキア）」と出会う。強い虚との戦闘でピンチに陥ったルキアを助けようとした一護は、生来の強い霊感のためにルキアの死神の力を譲渡されてしまう。一護はルキアに代わって戦う「死神代行」となり、虚と戦っていく。

仮面の軍勢（ヴァイザード）とは

仮面の軍勢（ヴァイザード）とは、久保帯人の漫画『BLEACH』に登場する虚（ホロウ）化を会得した死神たち。『破面（アランカル）篇』で虚の力に悩まされていた一護の前に姿を現し、その力を使いこなすための修行を課した。彼らの正体は110年前に護廷十三隊の隊長格などの要職についていた実力者だ。有昭田鉢玄（うしょうだ はちげん）のみ鬼道衆の副鬼道長で、後のメンバーは隊長または副隊長だった。
藍染惣右介（あいぜん そうすけ）が起こした「魂魄消失事件」巻き込まれ、虚化させられた。中央四十六室によって虚と断定され、処理されそうになったところを四楓院夜一（しほういん よるいち）や浦原喜助（うらはら きすけ）に助けられ、現世に逃げ延びて活動していた。その後の護廷十三隊からは「無法者集団」「目的も所在も一切が不明」と言われていた。

『破面篇』で藍染の所業が明らかになり、事件が収束した後は平子真子（ひらこ しんじ）、鳳橋楼十郎（おおとりばし ろうじゅうろう）、六車拳西（むぐるま けんせい）、久南白（くな ましろ）は護廷十三隊に復帰したが、後のメンバーは現世に残ることになった。

“一護の味方”という立場を表明

メンバーは平子真子（ひらこしんじ）、猿柿ひよ里（さるがき ひより）、愛川羅武（あいかわ らぶ）、鳳橋楼十郎（おおとりばし ろうじゅうろう）、矢胴丸リサ（やどうまる リサ）、有昭田鉢玄（うしょうだ はちげん）、六車拳西（むぐるま けんせい）、久南白（くな ましろ）の8名。
各自斬魄刀を所持し、霊体ではなく義骸のまま斬魄刀の使用、虚化ができると見受けられる。

護廷十三隊と与しない第三勢力としながらも、自らの立場を“一護の味方”として表明している。空座町での決戦の際は護廷十三隊と藍染一派との戦いに乱入、フーラーが吐き出したギリアンの大群を殲滅する活躍を見せ、藍染を倒すべく護廷十三隊と共闘する。

平子真子（ひらこ しんじ）

プロフィール・人物像

仮面の軍勢（ヴァイザード）のリーダーで、関西弁で話すひょうきんな金髪のおかっぱ頭の青年。舌の上にリング状のピアスをしている。2学期、空座高校に転校してきた。
普段は飄々とした態度をしている。同じ関西弁どうしのひよ里とは口喧嘩が絶えないが、信頼しあっている様子である。仮面の軍勢の中でも三枚目な役どころが多く、ひよ里にはよく殴られているが死神を嫌って哀しんでいる彼女を慰めるなど、仲間とを大切にする人物であることが分かる。
逆さま書きが得意。初登場時は上下を逆転して空中に浮遊して飲食していた。
虚化すると頭部を覆うごつい仮面が出現する。

110年前の護廷十三隊では五番隊隊長を務めており、藍染惣右介（あいぜん そうすけ）の元上司にあたる。
『破面（アランカル）篇』では虚の力に悩む一護の前に現れ、虚化を使いこなす手助けをした。過去の経緯から浦原とも面識があり、藍染や崩玉などの事情にも詳しく、また一護の死神の力を取り戻したことや、斬魄刀解放の経緯までも把握していた。藍染との戦いに貢献し、護廷十三隊での名誉が回復されたことで藍染が抜けた五番隊隊長の職に復帰した。藍染の裏切りで傷ついた副隊長の雛森桃（ひなもり もも）や隊士たちを支え、『千年血戦篇』では立派に隊長職を務めていた。

平子真子（BLEACH）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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平子真子（ひらこしんじ）とは漫画『BLEACH』に登場するキャラクター。異形の悪霊「虚（ホロウ）」の力を操る特殊な死神で構成された少数組織「仮面の軍勢（ヴァイザード）」のリーダー。飄々とした挑発的な調子の関西弁が特徴のどこか胡散臭い人物だが、その実は聡明で非常に仲間思い。かつては護廷十三隊の五番隊隊長に就任していたことからもその実力が窺える。
主人公である黒崎一護（くろさきいちご）の成長のため虚化の力を手ほどきし、以降の彼の戦いをたびたび助ける師の一人となる。

斬魄刀：逆撫（さかなで）

解号は「倒れろ」。周囲に独特な匂いを放ち、その匂いを嗅いだ者の認識を逆転させることができる。上下左右だけでなく、斬られた方向まですべて逆さまになる。平子は視界を逆転させて使うことが多い。聞こえる音を逆さまにすることで、音の反響で地形を把握する敵を妨害することも可能。
敵が逆さまの状態に慣れてくると能力のオンオフを繰り返したり、上下は元のままだが左右だけ逆さま等、細かな調整を繰り返すことで敵を翻弄する。
基本的には1対1の戦闘に特化した能力なので、多数を相手にする戦闘には不向きだ。

卍解：逆様邪八宝塞（さかしまよこしまはっぽうふさがり）

『BLEACH』本編では登場せず、成田良悟による小説『Can't Fear Your Own World』で名前や能力が描かれている。
周囲の敵・味方の認識を逆転させ、同士討ちを誘発させるという能力。始解が1対1の戦闘に特化した能力であるのに対し、卍解は敵が多ければ多いほど効力を発揮する。ただし周囲の人々を無差別に巻き込むため、近くに味方がいると使うことができない。

猿柿ひよ里（さるがき ひより）

プロフィール・人物像

ツインテールの金髪、八重歯とそばかすが特徴の小柄な少女で、常に喧嘩腰の関西弁で話す。猿の漢字が胸に描かれた赤ジャージと白いタンクトップを着て、ビーチサンダルを履いている。口癖は「ハゲ」。死神と人間が嫌いで、態度が大きく誰彼問わずに喧嘩腰でものを言う。
虚化すると長い1本の角が生え、赤い模様のついた仮面が出現する。虚を制御する為の内在闘争では、最長時間（69分2秒）を記録。

110年前は十二番隊副隊長を務めていた。零番隊に移動になったことで十二番隊隊長職を退いた曳舟のことを慕っており、新しく隊長になった浦原喜助（うらはら きすけ）には反発していた。
一護が虚化の力を制御できるようになってからは戦闘訓練の相手になっていた。
『破面篇』で藍染惣右介（あいぜん そうすけ）が倒され、名誉が回復されてからも現世に留まった。『千年血戦篇』では久しぶりに死覇装に袖を通し、護廷十三隊に協力した。

猿柿ひよ里（BLEACH）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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猿柿ひよ里（さるがき ひより）とは、『BLEACH』の登場人物で、死神でありながらむりやり虚としての性質を付与された「仮面の軍勢」の一員。
やたらと威勢が良くて喧嘩っ早い。金髪のツインテールに赤いジャージとサンダルという特徴的なスタイルを普段から貫いている。かつては護廷十三隊の十二番隊副隊長を務め、様々な研究と新装備の開発に取り組む死神だった。しかし藍染惣右介の罠に嵌って虚化し、護廷十三隊を追われて仲間たちと共に現世へと逃亡。以後潜伏生活を送りながら藍染への反撃の機をうかがっていた。

斬魄刀： 馘大蛇（くびきりおろち）

解号は「ぶっ手切れ」。解放するとギザギザの刃がついた巨大な刃物に変化する。詳細な能力や卍解は不明。