キン肉マンの完璧超人・無量大数軍・完璧超人始祖まとめ

無量大数軍の1人で、「完刺」の異名を持つ完璧超人。水に生息する水棲超人で、顔はカジキマグロ。その外見通り水中戦を得意とする。長く鋭いカジキ通しや背ビレを持っている。必殺技はスピアフィッシングで、上顎のカジキ通しの部分で相手の体を突き刺す危険な技。

“完肉”ネメシス（かんにく ネメシス）

無量大数軍の1人であり、「完肉」の別名を持つ元キン肉族王家の超人。その正体はキン肉スグルの祖父である大王キン肉タツノリの実の弟で、キン肉マンの大叔父にあたるキン肉サダハル。名前の由来は王貞治。13歳で完璧版マッスル・スパークを習得した格闘技の天才で、そのあまりの才能に「いずれは兄を追い落とす存在となり、自分たちの既得権益までも脅かすのではないか」とキン肉星の人間たちに危険視されて、牢獄へ幽閉されてその存在を歴史から抹消された。サダハルは兄のタツノリを尊敬し、また兄からも信頼されて兄弟として強い絆で結ばれていた。その後、脱獄してキン肉星を離れたネメシスは地球に向かい、完璧超人へと転生した。

“完力”ポーラマン（かんりき ポーラマン）

無量大数軍の1人である完璧超人で、別名は「完力」。白熊の毛皮を身に纏った外見の巨漢超人で、その異名通り怪力の持ち主である。両手に鋭い熊の爪を装備しており、これによる攻撃が得意。パワー任せのファイトというわけではなく、俊敏な動きに加えて関節技まで繰り出すことができるオールラウンダーファイターである。完璧超人の中でもネメシスとは親友であり、特に固い信頼関係で結ばれている。

“完流”ジャック・チー（かんりゅう ジャック・チー）

無量大数軍の1人で、「完流」の異名を持つ完璧超人。水道のような外見である。ブラックホールとの戦いでは、相手が連戦で消耗していたこともあって優勢に立ち回る。しかし取って置きの奥の手としてブラックホールが発動した「四次元エレメント交差」により、突如彼と“入れ替わる”形で現れたペンタゴンに翻弄され、そのまま逆転負けを喫した。敗戦後は完璧超人の掟に従い、間欠泉の中に身を投げてバラバラになって散った。必殺技はボイリング・ショットで、相手に向かって腕の蛇口から勢いよく熱湯を発射する。

“完幻”グリムリパー（かんげん グリムパー）

無量大数軍の1人で、他の超人を「下等超人」と見下すサディスティックな性格の完璧超人。外見はピエロのようなメイクとナイフを仕込んだハット、ロングコートに身を包んでいる。実はグリムリパーというのは世を偲ぶ仮の姿であり、その正体は完璧超人始祖完璧・拾式サイコマンである。外界に出ることを禁じられている完璧超人始祖の正体を隠すために変装している。無量大数軍そのものが、ストロング・ザ・武道（ザ・マン）とグリムリパー（サイコマン）が地上で活動する際のカモフラージュでもある。

“完昇”マーベラス（かんしょう マーベラス）

無量大数軍の1人で、別名は「完昇」。両肩にはそれぞれ赤と青の龍、顔には仮面をかぶっている。超人拳法の伝承者であり、同じ中華超人のラーメンマンと戦ったが失神KO負けした。敗戦後はそのダメージによって掟通りに自害する余力はなかったが、左肩に乗った蒼龍に自らの心臓を食い破らせて自害した。

完璧超人始祖（パーフェクトオリジン）

零式 ザ・マン / 超人閻魔（パーフェクト・ゼロ ザ・マン / ちょうじんえんま）

完璧超人始祖（パーフェクト・オリジン）の創始者である元神。超人閻魔を名乗って超人の魂を管理している。はるか昔、地球上で超人たちが暴走した際に、超人の神々はカピラリア七光線によって地球上の超人を粛清しようとしたが、慈悲深い彼だけは「能力や人格に優れた超人は生かすべき」と主張してその方針に反対した。そして自ら下界に降りて超人ザ・マンとなって10人の超人を選抜し、超人たちの危機を救った。その時の10人を弟子として、完璧超人始祖を名乗り出した張本人。その後、相変わらず地球上の超人たちが抗争を繰り返すのを見るにつけ、失意のまま超人閻魔を名乗りはじめ、超人たちの魂の管理を始めた。このザ・マンの変わりように弟子たちの心も離れはじめ、袂を分かちはじめている。

完璧・壱式 ゴールドマン / 悪魔将軍（パーフェクト・ファースト ゴールドマン / あくましょうぐん）

完璧超人始祖であり、超人の神に最も近い存在の1人である。外見は三本角が生えた仮面と、全身を覆うシルバーの鎧が特徴。 その正体は黄金のマスクこと闘いの神ゴールドマン。 7人の悪魔超人や悪魔六騎士ら全ての悪魔超人を束ねた存在で、その圧倒的な強さをもってカリスマとして君臨する。完璧超人が「不完全なもの」として捨てた感情にこそ真の強さを得る秘密があるのではないかと考え、自身の考えの正しさを証明するため、それによってザ・マンにとっても悲願だった「師であるザ・マンを超える存在となること」を果たすため、仲間たちと袂を分かっている。原作史上、キン肉マンを最も苦した超人であり、原作者も作中で最強の超人であったとコメントしている。

完璧・弐式 シルバーマン（パーフェクト・セカンド シルバーマン）