ワンダーワイス・マルジェラ(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ
ワンダーワイス・マルジェラとは、『BLEACH』の登場人物で、虚と呼ばれる悪霊の中でも別格で強大な力を持つ破面の一体。最強の死神山本元柳斎重國の力を封じるためだけに、崩玉という特殊な道具を使って作られた、作中で唯一の改造破面である。
性格は赤ん坊のように無垢で、敵を前にしても好奇心を優先して蝶を追いかけるなど、しばしば奇行を見せる。しかし戦闘力は非常に高く、護廷十三隊の隊長格ですら圧倒するほど。山本の最大の武器である斬魄刀・流刃若火を封じる力を持ち、敗れはしたが彼に深手を負わせた。
ワンダーワイス・マルジェラのプロフィール・人物像
種族:破面
階級:No.77
誕生日:不明
身長:155cm
体重:42kg
CV:菅沼久義
ワンダーワイス・マルジェラとは、『BLEACH』の登場人物で、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊の中でも別格で強大な力を持つ破面(アランカル)の一体。
死神たちの実働部隊「護廷十三隊」の総隊長にして、その中でも最強の存在である山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)の力を封じるためだけに、同じ死神である藍染惣右介(あいぜん そうすけ)によって作られた改造破面。崩玉という特殊な道具を使って虚を改造し、山本の最大の武器である斬魄刀・流刃若火(ざんぱくとう りゅうじんじゃっか)を封じる能力を与えられている。
性格は赤ん坊のように無垢で、敵を前にしても好奇心を優先して蝶を追いかけるなど、しばしば奇行を見せる。しかしいざ戦いとなれば相対する者が戦慄するほどの狂気と猛威を振るい、容赦なく敵を仕留めていく。戦闘力は非常に高く、護廷十三隊の隊長格の死神ですら圧倒するほど。
反乱を起こした藍染に従い、対山本の切り札として戦闘に投入される。首尾よく流刃若火を封じるも、それを意に介さぬ山本との格闘戦になり、一方的に殴り殺される。それでも体内に封じた流刃若火の力を暴走させ、山本に大きなダメージを与えた。
ワンダーワイス・マルジェラの能力
帰刃「滅火皇子」(レスレクシオン エスティンギル)
破面たちは個々に専用の武器を装備しているが、これは「虚としての本来の力を刀の形に封じたもの」である。これを開放し、虚としての力を完全な形で行使する状態のことを、帰刃という。
ワンダーワイスの帰刃は山本の流刃若火を封じることに特化しているため、武器としての能力は特に搭載されていない。しかし全力を発揮すれば「世界そのものを焼き尽くす」と言われる流刃若火を完全に封じることには成功しており、十分以上に役目を果たしたといえる。
ワンダーワイスが赤ん坊のように無垢な性格をしているのも、「流刃若火を封じる」ことにのみ能力を調整しているため、知性や情動を与える余裕がなかったためである。しかし人格までは消されておらず、好奇心のまま虫を追ったり、山本の力に恐怖する姿も見られた。
虚弾(バラ)
自身の霊力を弾として放つ技。ワンダーワイス独自の技というわけではなく、破面のほとんどが使える。
虚閃(セロ)
自身の霊力を圧縮して放つ光線。ワンダーワイス独自の技というわけではなく、破面のほとんどが使える。
百奇皇手(センチュリオン)
肩から無数の腕を伸ばして相手を乱打する技。山本に向かって放つも有効打は与えられなかった。
ヴァヒード
叫ぶことで相手の攻撃に干渉し、これを無効化する。作中では主に「すでに使われている攻撃」に対して使用していた。
イ・ブー
叫ぶことで相手の攻撃に干渉し、これを無効化する。ヴァヒードと効果は似ているが、こちらは主に「今繰り出されている攻撃」に対して使用するものである。
ワンダーワイス・マルジェラの来歴・活躍
改造破面として再誕
ある時、破面を含む虚とは本来敵対する存在である死神の藍染惣右介(あいぜん そうすけ)が、死神たちの実働部隊である護廷十三隊への反乱を画策。そのための戦力を求めて虚たちの世界である虚圏(ウェコムンド)を来訪し、特に強力な10体の破面を自身の配下とする。
この10体の破面を十刃(エスパーダ)と名付けて戦力の中核にしつつ、それぞれに「従属官(フラシオン)」という補佐役をつける形で、藍染は破面の軍勢を構成させていく。
こうして十分な戦力を手に入れた藍染だったが、懸念だったのは最強の死神にして護廷十三隊の総隊長である山本の存在だった。藍染は誰が相手であろうと勝利するだけの準備を整えていたが、山本の火力はそれを一瞬で引っ繰り返すことも可能な恐るべきものだった。彼が健在である限り、藍染の計画は完璧なものにはならないのである。
そこで藍染は、山本の力の源である斬魄刀・流刃若火を封じるためだけに、自身の計画の要でもある崩玉という道具を用いることを決断。捕らえた虚に改造を施し、流刃若火を封じるためだけに能力を調整した破面ワンダーワイスを作り出す。
空座町に出撃
本格的に護廷十三隊に反旗を翻した藍染は、自分に付き従う死神たちと共に虚圏に向かい、そこで十刃と合流。自らが世界の覇者となり、矛盾に満ちた今の世界の在り方を変えるという野望の実現のために動き出す。
その一環として破面たちに与えられたのが、空座町(からくらちょう)という人間たちの暮らす街への襲撃任務だった。ワンダーワイスも襲撃メンバーとして出撃し、当時ここで待機していた何人かの死神たちと交戦に入る。
しかしワンダーワイスは生来の無邪気さを発揮して戦闘には加わらず、のん気に蝶を追う姿を見せる。これを見た死神たちは「敵意無し」と判断し、ワンダーワイスを無視してより過激に暴れ回る破面たちの相手に専念した。
目的を果たした破面たちが撤退していった後、彼らの力を分析した死神たちは、ワンダーワイスが十刃にも匹敵する力を秘めていることを知って驚愕する。
護廷十三隊との戦い
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目次 - Contents
- ワンダーワイス・マルジェラのプロフィール・人物像
- ワンダーワイス・マルジェラの能力
- 帰刃「滅火皇子」(レスレクシオン エスティンギル)
- 虚弾(バラ)
- 虚閃(セロ)
- 百奇皇手(センチュリオン)
- ヴァヒード
- イ・ブー
- ワンダーワイス・マルジェラの来歴・活躍
- 改造破面として再誕
- 空座町に出撃
- 護廷十三隊との戦い
- 流刃若火の封印
- ワンダーワイス・マルジェラの関連人物・キャラクター
- 藍染惣右介(あいぜん そうすけ)
- 東仙要(とうせん かなめ)
- 山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)
- 六車拳西(むぐるま けんせい)
- ワンダーワイス・マルジェラの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ファンの話題となったワンダーワイスと六車の戦い