ワンパンマンの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

怪人協会にヒーロー協会の重役の息子であるワガンマが攫われてしまう。ワガンマを救出すべく、ヒーローたちに召集がかかったのだが、ヒーローではないキングは応じることはなく、逃げ出そうとしていたところをシルバーファングに見つかってしまう。一方、タツマキがフブキの参加を拒否したことにより、招集から外れてしまったフブキはサイタマの力を借りようとサイタマの自宅を訪れ、ジェノスとばったり出会う。サイタマの自宅にはサイタマの姿はなく、続いてサイタマの自宅にはシルバーファング、そしてシルバーファングの兄であるボンブとキングが来訪し、フブキは別動隊としてこのメンバーで現場に向かうことを提案する。ジェノスは「俺は先生を待つ」と自身はサイタマとともに向かうと告げ、フブキたちに先に行くように続ける。

無免ライダーの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「正義の自転車乗り 無免ライダー参上！」

無免ライダーの初登場シーン。ハンマーヘッド率いる「桃源団」が大富豪のゼニールの家を探し、破壊しようとしていた。そこに現れたのはC級1位のヒーローである無免ライダーであった。無免ライダーはしっかり自転車を止め、鍵まで付けたうえで「正義の自転車乗り 無免ライダー参上！」と名乗る。ハンマーヘッドに立ち向かう無免ライダーだが、あっさり倒されてしまう。ここでの彼の活躍はたった2ページだった。

「うおお 立ちこぎモード 吼えろ ジャスティス号」

「海人族」を率いていた深海王が数々のヒーローを倒し、さらに避難所を襲っていることを知った無免ライダー。無免ライダーは愛用する自転車に乗り、「うおお 立ちこぎモード 吼えろ ジャスティス号」と叫びながら現場へと向かう。ヒーロー協会の人間がS級ヒーローが負けた相手に無免ライダーでは敵わないと電話口で告げるが、無免ライダーは携帯を落としてしまったため聞いてはいなかった。たまたま通りかかったサイタマが無免ライダーの携帯電話を拾い、事態を把握。サイタマは真剣な面持ちで現場へと向かった。

敵わない相手にも諦めずに立ち向かう無免ライダー

「海人族」を率いていた深海王はS級ヒーローであるぷりぷりプリズナーや他のヒーローたちを次々と倒し、自身に声援を送ってくれた少女を守ろうと深手を負ったジェノスにとどめを刺そうとしていた。そこに現れたのがC級ヒーローである無免ライダーだった。しかし、誰から見ても無免ライダーが深海王に敵うはずがないと思っていた。予想通りに無免ライダーは深海王に手も足も出ず、深海王の一方的な攻撃が続いていた。動けなくなった無免ライダーを無視し、ジェノスに再度とどめを刺そうとするが、無免ライダーはなおも立ち上がり深海王に向かっていく。無免ライダーは「期待されていないのは わかってるんだ」「C級ヒーローが大して役に立たないなんてこと 俺が一番よくわかってるんだ」と自分の立場を理解したうえでまだ立ち上がろうとする。「俺がお前に勝てないなんて事は 俺が一番よくわかってるんだよぉ…！！」「それでもやるしかないんだ 俺しかいないんだ」「勝てる勝てないじゃなく ここで俺はお前に立ち向かわなくちゃいけないんだ！」と無免ライダーは続け、その言葉を聞いた市民たちは無免ライダーに声援を送る。しかし、その声援もむなしく無免ライダーは深海王に倒されてしまう。倒れる無免ライダーを駆け付けたサイタマが受け止め、「ナイスファイト」と激励する。サイタマはジェノスがボロボロになっている様を心配し、余裕を見せる深海王を一撃で鎮める。
この後、サイタマは無免ライダーのことをある程度認めており、無免ライダーが入院すればお見舞いに行くほどの仲に至る。サイタマと無免ライダーは実は同じ中学に通っていたが、お互い認識していなかった。

「今日はキミを探していた 手紙では伝えきれなくてね」

数々の被害を出した深海王を倒すことができたサイタマ。しかし、サイタマは隕石落下の事件のことでインチキ呼ばわりされており、今回の件も他のヒーローが弱らせた深海王を倒すという手柄を持ち逃げしたと言われてしまっていた。サイタマ自身非難されていることを気にする様子はなく、純粋に深海王に立ち向かったヒーローを認めていた。後日、ヒーロー協会からファンレターが届き、ジェノスとともにファンレターの内容を確認するサイタマ。ジェノスのファンレターは好意的な内容があったものの、サイタマのファンレターは「ヒキョウ者 インチキ野郎」「ヒーロー失格」など罵倒する内容であった。サイタマは全く気にする様子はなかったが、ジェノスはサイタマにファンレターを見せるべきではないと後悔していた。しかし、ある一通のファンレターには「ヒーローサイタマ君 ありがとう」と書かれていた。ヒーロー協会からの通達でサイタマはC級1位になることができ、さらにヒーロー協会との面接でB級に上がることができたサイタマ。その帰り道の屋台でサイタマは無免ライダーと再会を果たす。無免ライダーはサイタマに何か奢らせてくれと告げ、「今日はキミを探していた 手紙では伝えきれなくてね」と続ける。サイタマにお礼のファンレターを送ったのは無免ライダーだったのだ。

シルバーファングの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「適当でいいんじゃ適当で 土壇場こそ な」

ヒーロー協会からの要請で街に落下する隕石を止めることになったS級ヒーローであるジェノスとシルバーファング。同じくS級ヒーローであるメタルナイトの新兵器を使った攻撃にも全く勢いを落とさない隕石。ジェノスは隕石を破壊しようと自身のフルパワーを使うことを決意する。しかし、ジェノスは自身が隕石を破壊できるのか、隕石を破壊できたとしてその後に起こる二次被害のことを考えてしまっていた。そんなジェノスにシルバーファングは「心に乱れが見える おぬしは失敗を考えるにはまだ若すぎるのう」「適当でいいんじゃ適当で 土壇場こそ な」と告げる。その言葉を聞いたジェノスはサイタマの姿を思い浮かべ、フルパワーで隕石を攻撃する。ジェノスは自身のフルパワーもってしても隕石を破壊することは出来ないと告げるが、シルバーファングは勢いが弱まっていると告げる。しかし、「あ 気のせいじゃった」と自身の言葉を否定するシルバーファングにくそジジィと悪態をつくジェノス。結局、駆け付けたサイタマによって隕石は破壊されるが、隕石片が街を襲い、街は崩壊してしまうのだった。
シルバーファングは自己紹介時に「よろしこ」と言ったり、先ほどのような発言から実力者ではあるが、茶目っ気の多い人物であることもわかる。

ぷりぷりプリズナーの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「S級ヒーロー ぷりぷりプリズナー あなたに会いに脱獄成功」

「海人族」を率いている深海王が街で暴れまわり対処していたA級ヒーロー、スティンガーも倒されてしまう。その様子を見ていた同じくA級ヒーローであるイナズマックスは応援を待つべきか、一人で対峙しに行くか模索していた最中、深海王に背後を取られてしまう。すかさず得意の蹴りで応戦するも深海王には傷をつけることはできなかった。自身では敵わないと判断したイナズマックスは隙を見て逃亡しようとするが、深海王の一撃でビルの中に吹っ飛ばされ、深海王はビルを崩壊させる。脱出しようとしたイナズマックスは目の前に現れた深海王に渾身の一撃を放つ。しかし、イナズマックスのその一撃も通用せず、崩壊するビルの中から彼を助け出したのは脱獄したS級ヒーローぷりぷりプリズナーであり、「S級ヒーロー ぷりぷりプリズナー あなたに会いに脱獄成功」と告げる。ぷりぷりプリズナーは男性好きなヒーローであり、一般男性を襲うことは許されないが、囚人なら襲っても問題はないと理由で監獄にいたのだ。ぷりぷりプリズナーは自身のお気に入りであったスティンガーやイナズマックスが深海王に倒されたことを知り、駆け付けたのだった。ちなみにサイタマに倒されたことにより、囚人となっていた音速のソニックもぷりぷりプリズナーとともに脱獄していた。

「エンジェルスタイルの俺を見て生きて帰ったものはいない」