【クロスゲーム】『週刊少年サンデー』の2000年以降のオススメ作品10選!1度は読むべき傑作が勢ぞろい!【あいこら】

1959年創刊の老舗漫画雑誌『週刊少年サンデー』は、1980年代頃からスポーツや恋愛を題材とする名作を次々と世に送り出し、日本の漫画文化の一翼を担ってきた。ここでは、『週刊少年サンデー』で2000年以降に掲載された中でも特に評価の高い作品10選を紹介する。

最強!都立あおい坂高校野球部

出典: www.e-hon.ne.jp

田中モトユキによる日本の漫画作品。略称「あお高」。『週刊少年サンデー』(小学館)2005年6号から2010年20号まで連載された。単行本全26巻。

ストーリー

北大路輝太郎は少年野球時代のチームメイトとともに、都立あおい坂高校に進学し、従姉である菅原鈴緒が監督を務める弱小野球部に入部。彼は鈴緒との6年前の「鈴ねぇを甲子園に連れて行く」という約束を守るために、強豪校の推薦をけった。それと同じくして、あおい坂高校には北大路の少年野球時代のチームメイトであった4人の新入生が集う。

クロスゲーム

あだち充による日本の野球漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載された。
連載期間
2005年22・23合併号 - 2010年12号

ストーリー

主人公はスポーツ用品店・キタムラスポーツの一人息子である樹多村 光(以下「コウ」と記述)。近所のバッティングセンターを営む月島家とは、家族ぐるみの付き合いで、次女で同い年の若葉とは特に親しかったが、その反面三女の青葉とは犬猿の仲だった。
初めは野球に興味がなかったコウだが、青葉の投球フォームを見て憧れ、人知れずトレーニングしていた。そして小5の夏、若葉が突然の事故で亡くなる。
中学生になったコウは、野球部にこそ所属していなかったがトレーニングは続けていた。そして高校生になり、小学生の頃から親しかった赤石、中西と共に野球部に入部することにしたが、野球部は野球留学生及び選抜テスト合格生による一軍と、それ以外の「プレハブ組」に分かれていた。その選抜テストを受けず、プレハブ組に配属されたコウ達は、夏の地区予選前、一軍VSプレハブ組の試合で惜敗する。

夏休みに入り一軍は甲子園を目指し北東京大会を戦う中、プレハブ組は廃校になった小学校で特訓を受ける。そして夏休みも後半になり、校長代理からプレハブ組の解散が命じられると、逆に前野監督はクビを懸けて一軍との再戦を申し入れる。高校進学前の青葉も参戦したその試合でプレハブ組は辛勝し、逆に一軍野球部が解散となり、一軍監督、校長代理、そして東以外の野球留学生は他校へ転校する。
翌春、青葉も高等部野球部に加わり、新たなチームで甲子園を目指す。

あいこら

出典: tsutaya.com

小学館の少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』で2005年32号から2008年10号まで連載されていた。単行本は週刊少年サンデーコミックから全12巻出版された。女性キャラの多くは花札に基づいた名前である。男性キャラは作家をモデルとした名前が多い。

ストーリー

女性の「パーツ」にうるさい好みと強烈な愛情、つまりフェチを持つ男前田ハチベエは自分好みのパーツを持つ女性を求め、東京の坂下門学園に入学する。
引越しのため男子寮に向かうハチベエ。しかし、男子寮は2週間前に放火により焼失していた。ハチベエはそこに現れた女子寮の責任者兼高等部教員でハチベエ好みの脚を持つ雨柳つばめのはからいで女子寮の未使用の離れに一時的に身を寄せることとなる。さらに女子寮にはハチベエ好みの瞳を持つ天幕桜子、胸を持つ月野弓雁、声を持つ鳳桐乃がいた。
一気に4人も自分好みの「パーツ」の持ち主と知り合いになったハチベエ。ハチベエは彼女達との仲を深めるべく時に発奮し、時に暴走し、時に彼女達を守っていく。

最上の命医

出典: www.e-hon.ne.jp

『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された橋口たかしによる日本の漫画作品。取材・原作は入江謙三、医療監修は岩中督。
2008年1号から2010年13号までを第1部『最上の命医』とし、2010年18号から2014年22・23合併号までは、世界観は同一だが主人公を変えた第2部『最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜』を連載。 第1部の『最上の命医』がテレビ東京系列でテレビドラマ化され、2011年1月10日から3月14日まで放送された。

ストーリー

0歳の時、心臓の大手術を受けた少年、西條命は自分を治した神道護のような“最上の名医”を目指していた。ある日友人と釣りに出かけた時にその友人が怪我で倒れてしまう。船の上、電話の指示でなんとか手術を成功させた命は医者は目の前の患者だけではなくその家族や子孫の繋がりである「無限の樹形図」を救うことなのだと教わる。それから十数年後、命の勤務先である平聖中央病院を舞台に奮闘が始まる。医療ミスが原因で小児外科が廃止されていたが、命によって復活し現代の小児外科の問題を中心に、若き天才外科医、西條命が、さまざまな患者を相手にその腕を振るい、病院の確執や利権と戦いながら、小児医療改革を目指していく。理事長には子供がおらず、系列病院の中で「最上の名医」だと判断した者に経営権を譲ると発表されており、利権問題で静かに内部抗争が起きている。

神のみぞ知るセカイ

出典: www.4gamer.net

若木民喜による日本のラブコメディ漫画作品。ならびにその派生作品。『週刊少年サンデー』(小学館、以下「サンデー」)にて2008年19号から2014年21号まで連載された。
話数のカウントは「FLAG.●」。公式愛称は「神のみ。

ストーリー

舞島学園高校に通う桂木桂馬は恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる「ギャルゲー」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」と呼ばれる彼は、ギャルゲーの登場人物である2Dの女をこよなく愛している。
そんなある日、桂馬の元に「攻略してほしい女がいる」というメールが届く。「無理なら絶対に返信しないように」という挑発的な文面に憤慨し何も考えずに返事をした途端、彼の目の前に空から1人の少女が舞い降りる。少女の名はエルシィ。地獄からはるばるやってきた悪魔だという彼女は、桂馬に「駆け魂」の捕獲を依頼する。その方法は、取り憑かれた人間を恋に落とし心のスキマを埋めること。現実の女性とは関わり合いを持ちたくない桂馬は当然断るが、先のメールに返事をしたことで悪魔との契約が成立していること、契約は解除はできず、自分とエルシィの命がかかっていることを知ると渋々承諾する。
こうして、ギャルゲー界の「落とし神」桂木桂馬の3D女性攻略が始まった。

はじめてのあく

出典: blog.livedoor.jp

藤木俊による日本の漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2009年6号から2012年24号まで連載されていた。「My First Mr.Akuno」という英題が付いている。略称は「はじあく」。単行本は全16巻。

ストーリー

5lhiro
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