生田絵梨花(乃木坂46)の名言・迷言・発言まとめ

生田絵梨花は日本のアイドルグループ「乃木坂46」の第1期メンバー。結成当初から選抜メンバーに選ばれており、学業の都合で9枚目のシングル『夏のFree&Easy』では活動を休業するが、次のシングル『何度目の青空か?』で復帰、いきなりセンターに選ばれている。以降、卒業するまで選抜落ちを経験していない。本記事ではそんな生田絵梨花のテレビや雑誌のインタビューでの発言を集めている。

卒業について

「アイドルっていつかは終わりが来るものなので」

アイドルっていつかは終わりが来るものなので。今考えることではないですが、メンバーの卒業があったりすると、ちょっと考えちゃいますね。年を重ねてもずっとステージに立ち続けていける人になりたいなっていうのが、私にとって1番大きな夢なんです。
(2017年2月24日『クイック・ジャパン130』)

生田が乃木坂46を卒業したのは、2021年12月31日。『第72回NHK紅白歌合戦』が乃木坂46での最後のパフォーマンスとなった。このインタビューが掲載された約4年10ヵ月後のことである。

「6年もやっていると別れも多くなってくるもので」

6年もやっていると別れも多くなってくるもので。やっぱりすごく寂しいなという気持ちもありつつ、ずっと乃木坂でやってきた縁やつながりは、永遠に続くものだと思っています。そういうものを私はずっと大事にしていきたいし、卒業していった全てのメンバーに感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います。
(2017年12月25日・東京・豊洲PIT『MTV Unplugged: Erika Ikuta from Nogizaka46』)

2017年12月25日、東京・豊洲PITで開催された「MTV Unplugged: Erika Ikuta from Nogizaka46」でのMC。2017年は2月に橋本奈々未、11月に中元日芽香、12月に伊藤万理華が卒業している。上の発言はそんな卒業していったメンバーに対する気持ちを表したもの。このMCの後に、生田は中元日芽香のセンター曲『君は僕と会わない方がよかったのかな』と橋本奈々未のソロ曲『ないものねだり』を披露している。

「これから違う場所で輝く姿を見られるのは嬉しいんです」

みんながそれぞれの夢を持って飛び出していくので、「前向きな別れ」として捉えられるようになってきました。むしろ、これから違う場所で輝く姿を見られるのは嬉しいんです。
(2019年2月9日『YAHOO!ニュース』)

当インタビューが掲載された前年には、川村真洋、生駒里奈、斎藤ちはる、相楽伊織、若月佑美、能條愛未、川後陽菜、そして西野七瀬が卒業していった。1期生のフロントメンバーや同年代で仲の良かった斎藤ちはるの卒業などは悲しい出来事でもあったはず。そんな卒業を「前向きな別れ」として捉えられるようになれた、そのこと自体が生田の成長の証にも思える。

「なんか、言葉が出てこなくなっちゃって」

なんか、言葉が出てこなくなっちゃって。喋れなくなっちゃって。分かってはいるけどやっぱり実際にその場になってみると、あぁ、こんなに寂しいんだとか、(メンバーの)顔を見て、こんなに思ってくれている人達がいるんだとか、それがすごいドッと押し寄せてきてね。
(2021年11月3日:ニッポン放送『乃木坂46のオールナイトニッポン』)

2022年一杯で乃木坂46を卒業することを発表した生田。上の発言はニッポン放送『乃木坂46のオールナイトニッポン』のメインパーソナリティでもあり、乃木坂46のメンバーでもある新内眞衣とのラジオ番組での発言。メンバーに卒業する旨を打ち明けた時の模様を語っている。

「これからはたくさん寄り道をしたいなと思っています」

これまで目標があったらそこに向けて一直線だったんです。でもこれからはたくさん寄り道をしたいなと思っています。それは例えば人との無駄話にも、自分の価値観を変えられる話や、行動を起こしてみようと思うきっかけが混ざっていると思うんです。その時点で自分の目標に繋がることはないかもしれないけど、いつか繋がるかもしれない。点をいっぱい作っておいて、あとから線を結ぶ。しばらくはそういうスタンスでいきたいと思います。ただそれがもし夢を叶える秘訣ではないなと思ったら、また1年後くらいに言います。やっぱ違いましたって、何事も一直線でやった方がいいですって(笑)。
(2022年1月16日『モデルプレス』)

2021年12月31日『第72回NHK紅白歌合戦』への出演をもって生田は乃木坂46から卒業した。上のインタビューはそこから約1ヵ月後に掲載されたもの。卒業後まだ時間は経過していないが、既に自分の歩む道をしっかりと見つめている姿勢が伺える。

乃木坂46について

「ほかのグループとは違った色を出したい」

ほかのグループとは違った色を出したいというのは今、メンバー全員が思っていて。そこを模索しながら活動して、最終的にはアイドルの枠を超えて……例えばAKBさんみたいに、ジャンルを超えた存在になりたいです。今はまだ「アイドルという枠の中の乃木坂46」だと思うんですけど、将来的には「乃木坂46という枠」ができて、その中にアイドルとか女優とかいろんなジャンルがある、そういうふうになれたらうれしいですね。そのためにも個々の歌唱力も表現力も上げるべきだと思うし、ほかのアーティストの皆さんがやっていることができるようになっていけたらいいなと。
(2014年10月7日『音楽ナタリー』)

乃木坂46結成4年目に突入、ということで今後の目標を質問された時の回答。乃木坂46を俯瞰したうえで、まだまだグループとしては発展途上にあることを自認し、それでも将来の大きなビジョンを抱いていることが伺える。

「乃木坂“さん”、いつもスゴイなぁと思いながら見ています」

乃木坂“さん”、いつもスゴイなぁと思いながら見ています。個々に光り輝いているメンバーがたくさんいるので、尊敬を込めての乃木坂“さん”なんです。
(2019年2月9日『YAHOO!ニュース』)

舞台という外仕事が多い関係もあるのかも知れないが、あえて「乃木坂さん」というグループを俯瞰できる姿勢が現れている発言。

「これからどうやって今の人気を持続させていくのか?」

今までは勢いでいけたものが、これからは勢いだけでは難しくなってくると思います。となると、「これからどうやって今の人気を持続させていくのか?」みたいなことは、常に考えています。永遠に上へと登り続けるって、難しいですから。
(2019年2月9日『YAHOO!ニュース』)

2019年2月21日~24日、約5万人を収容できる大阪・京セラドームで「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」を開催した後の心境。急激に巨大化していく乃木坂46に対し、不安を抱きながらも先を見つめている姿勢が伺える。ここでもきちんと自分たちを俯瞰している。

「私たち1期生はゼロから乃木坂を“縦”に伸ばすためのことを考えて実践してきました」

私たち1期生はゼロから乃木坂を“縦”に伸ばすためのことを考えて実践してきました。これからは、縦に伸ばす役目は若い子たちがどんどん担っていってもらいたいです。私たち1期生は、乃木坂の未来を担う子たちをサポートしつつ、“横”へと広げていく役目を担うべきなんじゃないかな。
(2019年2月9日『YAHOO!ニュース』)

このインタビューが掲載された時点では既に乃木坂46には第4期生までが加入している(新4期生の5名は翌年の加入)。自分たちの役割をきちんと考慮するだけでなく、ここでは先輩としての自覚と項はたちへの暖かいまなざしを感じることが出来る。決して近視眼にならない生田ならではの感覚なのだろう。

「見られ方を気にしないで自由にできるようになったかな」

今まではなんとなく「自分は乃木坂46ではこういうイメージだろうな」と、イメージを壊さないようにしなきゃという意識がどこかにあったと思うのですが、写真集の撮影を経てから、見られ方を気にしないで自由にできるようになったかな。それが「良くない」と感じるのであれば元に戻すべきだなと思っていたのですが、「すごく良かった」や「新しい面も素敵だと思う」という意見を聞くことができたので、良い方向に進んでいると思います。「大人っぽいね」と言われるのも嬉しいのですが、大人っぽいだけになりたいかと言ったらそうではなくて、まだまだ子どもでもある。例えば外見のことだと、しばらく前髪を伸ばして大人びたい期間もあるのですが、若返りたくて前髪を切ったり、髪を暗く染めたりもします。いろいろな面を見てもらいたいし、「生田絵梨花はこれ」と決まっていなくても良いのかなと思うんです。その都度変化していったり、進んだり、戻ったり、そういうことで良いんじゃないかなと思っています。
(2019年6月2日『モデルプレス』)

2019年1月22日に出版された生田絵梨花初の写真集『インターミッション』出版から半年後に掲載されたインタビューから。それまでは第三者から見られるイメージが「乃木坂46」という括りに囚われていたのだけれど、写真集「インターミッション」によってそれは解放されることになったことを示唆している。

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