黒沐死(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
黒沐死(くろうるし)は、『週刊少年ジャンプ』の大人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。死滅回遊編で登場したキャラクター。人々の蜚蠊(ゴキブリ)への恐れが集まって生まれた呪霊。呪術界が認知している16体の特級呪霊の内の1体であり、単為生殖で数を増やし、無限に沸く食欲のままに人を食らう恐ろしい怪物だ。仙台結界にて「死滅回遊」に参戦し、早々に休眠状態に入っていた。同じく仙台結界にて参戦した特級呪術師・乙骨憂太のせいで目覚め、戦いの末祓われる。その後その凄まじい生命力で蘇った。
黒沐死のプロフィール・人物像
呪霊等級:特級(登録済み)
最速!キャラクター人気投票:未登場のため順位なし
第1回キャラクター人気投票:未登場のため順位なし
第2回キャラクター人気投票:未登場のため順位なし
CV:アニメ未登場
黒沐死(くろうるし)は、『週刊少年ジャンプ』の大人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。夏油傑(げとう すぐる)の体を操り、自身の野望を叶えるために暗躍する1,000年前の術師・羂索(けんじゃく)が引き起こした「死滅回遊」の泳者(プレイヤー)として登場したキャラクターだ。人々の蜚蠊(ゴキブリ)への恐れが集まって生まれた呪霊。等級は特級。もともと偽夏油/加茂憲倫/羂索の使う呪霊を配下に置き使役する術式「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」の指揮下にあった。しかし「死滅回遊」への参加を機にその支配から開放され、本能のままに行動する。
黒いマントを頭からすっぽりかぶっているような姿をしている。長くて細い6本の触覚が顔から生えており、大小の目がギョロギョロと蠢いている。ただでさえ不気味な見た目に、戦う時は胴体から4本もの腕が生え不気味さが増す。この腕は構造は昆虫の足のように見えるが、質感はかなり屈強な人間の腕といったイメージだ。背中には昆虫の羽があり自由に空を飛ぶことができる。
単為生殖を繰り返すことで使役するゴキブリを増やし続ける。さらに無限の食欲に従い、手当たり次第に人を食らう。そして食らって得た呪力でまた生殖を繰り返すのだ。使役するゴキブリ1匹1匹を呪力で強化しており、黒い波のように群れで行動させる。東京都立呪術高等専門学校(以下、呪術高専)東京校の2年生にして特級呪術師の乙骨憂太(おっこつ ゆうた)曰く、単体ではどうということはないが、群れで動かれると驚異になるとのこと。
食の面で本能のままに行動するところから知能はあまり高くないかと思いきや、作中では意外と高い知能を持っていることが明らかになっている。滞留する仙台結界に相性の悪い術師がいることがわかるやいなや、その術師が死ぬまで休眠したり、カタコトではあるが人語を話したり、戦闘で武器を使ったりと人間に劣らない判断力を見せている。
黒沐死の呪術・能力
無数のゴキブリを操る術式
黒沐死は無数のゴキブリを1匹1匹呪力で強化し、操ることができる。ゴキブリ1匹だけだとそこまで強くないため問題ないが、人1人を簡単に飲み込むほどの奔流となって襲いかかってくるためタチが悪い。そのゴキブリの波に飲み込まれた人間はあっという間に肉を食われ、一瞬で白骨化する。食べただけ単為生殖を行いゴキブリの数はどんどん増え続けるという特性があり、術式の範囲が広く、無差別に人を襲う。
魔剣「爛生刀(らんしょうとう)」
鉈のような形をした魔剣。刃にゴキブリの卵が埋め込まれており、これを相手の体に撃ち出すことができる。相手の体内に撃ち込まれた卵はすぐさま孵化し、体内から敵を食い破る。
式神「土中蠕定(どちゅうぜんじょう)」
片手で印を組み、「瞎(くらい)、瞎、瞎」と唱えると召喚される式神。見た目はゴキブリのような昆虫ではなく、グロテスクな小人に羽が生えたような見た目をしている。袋のようなものを持っており、それを破壊すると中に入っている液体が飛び散る。乙骨は戦闘中にこの袋を刀で斬りつけ破壊した時、中の液体が顔にかかったことで視界不良に陥ったのか隙が生まれていた。
黒沐死の来歴・活躍
死滅回遊編
仙台結界にて早々に休眠
羂索の使う呪霊を使役する術式「呪霊操術」の支配下にあった黒沐死は、「死滅回遊」の泳者として仙台結界に解き放たれた。仙台結界には黒沐死を含めて、4人の実力のある術師がおり、戦況は苛烈を極める。黒沐死はドルゥヴ・ラクダワラという強力な式神を使う術師と自身の相性が悪いと判断し、参戦後早々に休眠することを決断。ドルゥヴが死ぬその時まで仙台結界内で眠りについた。この時点で所持していた特典は54点であり、既に非術師(一般人)を手にかけていることがわかる(術師は5点、非術師は1点という配点のため)
乙骨憂太との戦い
仙台結界には呪術高専東京校2年生の乙骨が参戦した。乙骨は悪意・害意のある術師を倒しながら、非術師を保護して回る。その中で乙骨は仙台結界の4強の一角だったドルゥヴを倒した。そしてドルゥヴが死んだことで黒沐死が目覚める。覚醒後で飢餓状態に陥っていた黒沐死は、無限の食欲に従い、乙骨が連れていた多数の非術師を襲おうとした。黒沐死の操る無数のゴキブリの群れが乙骨達に迫る。しかし黒沐死は乙骨と、乙骨の式神「リカ」に阻まれて人間を食べることができなかった。黒沐死は乙骨と対峙し、邪魔者である乙骨を貪り食らうことを決めた。
黒沐死は生と死の交雑する魔剣「爛生刀(らんしょうとう)」を体内から取り出し乙骨に振り下ろした。しかしその腕は呆気なく乙骨に斬り落とされてしまい、乙骨に押される形になる。黒沐死はゴキブリの群れや召喚した「土中蠕定(どちゅうぜんじょう)」という式神を召喚し、乙骨に多対一で攻めかかる。そして再び手にした「爛生刀」で乙骨に斬りかかった。「爛生刀」の刃には複数のゴキブリの卵が仕込まれており、黒沐死はそれを乙骨の体に撃ち込む。すると撃ち込まれた卵がたちまち孵化し乙骨の体を食い破った。隙ができた乙骨に黒沐死が攻撃を畳み掛け、乙骨は意識を失ったかに見えた。黒沐死が乙骨をくらおうと顔を近づけたその時、黒沐死は乙骨に顔を捕まれ口から正のエネルギーを注入される。呪霊である黒沐死は正のエネルギーと相性が悪く、しかもそれを体内に直接流し込まれたため内側から破裂するような形で死亡した。黒沐死撃破の5点が乙骨に入る。
その後乙骨は、仙台結界の他の泳者・烏鷺亨子(うろ たかこ)と石流龍(いしごおり りゅう)と三つ巴の戦いになる。三者は一気に決着をつけるために同時に領域展開を発動させた。しかしそこに再び黒沐死が現れる。泳者として「死滅回遊」に参加していた黒沐死は乙骨に祓われ死亡したが、休眠前に単位生殖に成功し子を成していたのだ。親が祓われた結果、子のゴキブリにまた日本中の恐れが集約され、新たな呪霊としての黒沐死が生まれたのだ。
黒沐死の乱入で乙骨達が展開した領域は崩壊した。黒沐死はすかさず自分のほうが相性的に有利な烏鷺を攻撃。「爛生刀」でゴキブリを烏鷺に植え付ける。黒沐死と烏鷺が戦っているところに、乙骨や石流が横槍を入れ、石流の呪力の大砲「グラニテブラスト」を被弾した黒沐死は瀕死の状態に陥った。そして最後にまた乙骨の手によって祓われるのだった。
黒沐死の関連人物・キャラクター
ドルゥヴ・ラクダワラ
CV:アニメ未登場
「死滅回遊」仙台結界に参加していた泳者。仙台結界4強の一角を担っていた。1,000年前の術師であり、「死滅回遊」では二度目の受肉だという。過去に単独で列島制圧を成し遂げることに成功したと言われるほどの実力者。2種類の式神を操る。式神は自立して行動することができ、その式神の軌跡を自らの領域にすることができた。登場時の所持得点は91点で、非術師も手にかけていることがわかる。術式の範囲が広く、無差別に人を襲うため乙骨からも危険視されていた。
黒沐死とドルゥヴの直接のやり取りは描かれていない。しかし黒沐死はこのドルゥヴの術式と自身は相性が悪いと判断し、ドルゥヴが結界内で生きている間は休眠することを決めた。
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「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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