来栖華（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ

来栖華のプロフィール・人物像

性別：女
術式：あらゆる術式を消滅させる術式

最速！キャラクター人気投票：未登場のため順位なし
第1回キャラクター人気投票：未登場のため順位なし
第2回キャラクター人気投票：未登場のため順位なし

CV：アニメ未登場

来栖華（くるす はな）は、『週刊少年ジャンプ』の大人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。夏油傑（げとう すぐる）の体を操り、自身の野望を叶えるために暗躍する1,000年前の術師・羂索（けんじゃく）が引き起こした「死滅回遊」の泳者（プレイヤー）として登場したキャラクターだ。1,000年前の術師であり、受肉したことによって現代に蘇っている。

「天使」と名乗っており、外見はその名の通り。頭上に天使の輪、背中には小ぶりな翼、手には天使のラッパを持っている。空に浮かんでいる姿や、空から舞い降りる描写もあり、空を自由に飛ぶことができると考えられる。

「あらゆる術式を消滅させる術式」を持つ術師。日本の呪術界の要である・天元（てんげん）は、来栖華の術式を用いて現代最強の呪術師・五条悟（ごじょう さとる）を封印している特級呪物・獄門疆（ごくもんきょう）の術式を消滅させることを主人公の虎杖悠仁（いたどり ゆうじ）達に提案した。そのため虎杖や同級生の伏黒恵（ふしぐろ めぐみ）は、仲間を集めて来栖華を探すために「死滅回遊」に参加する。

来栖華は『週刊少年ジャンプ』2021年19号で名前が登場し、1年後に発売された『週刊少年ジャンプ』2022年19号までの間一切セリフがない。そのためどのような性格をしているか、考え方を持っているかが謎に包まれている。東京第2結界（コロニー）に参戦していたはずであるが、東京第1結界で1,000年前の術師の受肉体であるレジィ・スターとの戦闘で重症を負い意識を失って倒れている伏黒の前に現れた。
「天使」自身は過去の術師で、華の肉体を使って現代に蘇ったが、他人の自我を消滅させることを嫌って肉体を共有している状態にある。天使が言葉を発する際は、彼女の頬に第2の口が現れる。

来栖華の呪術・能力

あらゆる術式を消滅させる術式（正式名称不明）

天元曰く、来栖華の術式は、あらゆる術式を消滅させることができるとのこと。術式の正式名称や発動条件などは不明。
虎杖の内に潜む史上最強の呪霊「宿儺（すくな）」は、天使のこの術式を少なからず警戒している節があり、伏黒は「天使の術式を利用して宿儺を完全に倒す術があるのではないか」と考えている。

術式効果を無効化する特級呪具「天逆鉾（あまのさかほこ）」や、術式を乱し相殺する呪具「黒縄（こくじょう）」と同等の効果があると考えられている。来栖華の術式を使えば、特級呪物である獄門疆の術式を消滅させることができ、封じられた五条を奪還することができるとし、虎杖達は来栖華を探すためにも「死滅回遊」に参加する。

来栖華の来歴・活躍

伏黒との出会い

まだ幼稚園にも通うような歳の頃は、同年代の子供たちと共に「母親」として行動する呪霊に囚われていた。肉親がどうなったのかは不明。
母呪霊は子供たちに最低限の食事を定期的に与えるだけで、これさえもボルトが混じるなどまともなものではなかった。騒いだり泣いたり逃げたりする者は容赦なく殺されたため、来栖を始め囚われた子供たちは次第に感情を殺して過ごすようになり、母呪霊との疑似家族関係を維持し続けた。

1年ほどそんな生活を続けた末、当代最強の術師である五条悟（ごじょう さとる）が、来栖と同年代だった頃の伏黒恵（ふしぐろ めぐみ）と共に母呪霊を討伐。この際、子供たちの保護と避難を行った伏黒の姿を鮮烈に目に焼き付け、強い憧れを抱く。
以降、「自分もあの子のような“誰かを助けられる人間”になりたい、あの子の隣に立ちたい、あの子にふさわしい人間になりたい」と考えるようになり、自分にできる限りで人を助け続けた。

死滅回遊編

東京第2結界にて参戦

天元の提案で、五条が封印された獄門疆の術式を消滅させるため、虎杖達は「あらゆる術式を消滅させる術式」を持つ来栖華を探すことになった。天元の持つ情報から、来栖華が東京第2結界にいることが判明する。しかしこの時点では天元は来栖華という名はわからなかったらしく、虎杖達は「天使」と名乗る「天使」っぽい外見をした術師を探すことになる。

虎杖と伏黒は戦力強化のために、東京都立呪術高等専門学校（以下、呪術高専）東京校3年生の秤金次（はかり きんじ）に助力を請うため栃木県に向かった。そこで呪術高専東京校2年生のパンダと再会し、交渉の末、秤ともう1人の3年生・星綺羅羅（ほし きらら）を仲間にすることに成功する。状況を整理し、今後のこと考えた結果、来栖華を探すのと並行して、「死滅回遊」の泳者（プレイヤー）を殺して得られるポイントを100点以上持つ術師に接触し、「死滅回遊」に新しいルールを追加させるというミッションを走らせることになった。秤とパンダは来栖華のいる東京第2結界へ、虎杖と伏黒は102点のポイントを所持する日車寛見（ひぐるま ひろみ）のいる東京第1結界へ向かう。

東京第1結界に現れる

東京第1結界に入ってすぐに虎杖と伏黒は別々の地点に転送され、強制的に二手に分けられた。伏黒はそこで1,000年前の術師レジィ・スターと戦う。戦い慣れしているレジィに対して、伏黒は苦戦を強いられるが、領域展開なども用いてこれを倒すことに成功した。しかしその代償として重症を負い、体力も激しく消費してしまう。

伏黒は狭い路地を覚束ない足取りで歩き続け、やがて意識を失いその場に倒れる。すると空から来栖華が倒れた伏黒の前に舞い降りるのだった。

「天使」と「堕天」

天使は過去の時代の術師で、華の肉体を使って現代に復活したが、彼女の自我を奪わずに共存している状態にあった。五条復活のために協力してほしいと要請する虎杖たちに対し、天使は「どうしても見逃せない相手がいる」と語り、交換条件として“堕天”と名付けられたその存在の排除への協力を要求する。
この時、突如結界内部に米軍の兵士が大挙して突入。各国政府は羂索から「呪術師は新たなエネルギー源になりうる」との話を吹き込まれており、“日本人の保護”を名目に術師の確保に乗り出していたのだった。その真の目的が「呪霊への対抗手段を持たない軍人たちを大量に殺して膨大な呪力を生み出し、死滅回游にさらなる混沌をもたらす」ことだと察した来栖たちは慌てて避難を開始するが、その途中に兵士たちの襲撃を受ける。これを退けた一行は、同時に羂索の狙いが「呪霊に各国兵士を惨殺させることによる呪力の補充」にあることを見抜き、何も知らずに死地へと送り込まれた兵士たちを助けるべく動き出す。

この頃には、死滅回游の終息に向けて虎杖たちが進めていた準備もある程度整っていた。まずは伏黒の姉で戦う力のない津美紀（つみき）を助けようと考えた一行は、端末を通じて死滅回游のゲームマスターと交渉し、「新たな泳者を参加させた上で100点を消費すれば死滅回游を降りることができる」という総則を追加する。あとは津美紀にそれを実行してもらうだけとなった時、彼女は虎杖たちから譲渡された100点を使って「結界を自由に出入りできる」総則を追加する旨を宣言。嫣然と微笑む彼女を見て、伏黒は驚愕と共に「お前は誰だ」と呻く。実のところ、津美紀はすでに万（よろず）という過去の術師に肉体を乗っ取られており、その状態で“伏黒の姉”を演じ続けていたに過ぎなかった。
万の目的は宿儺と戦うことにあり、「どうせなら広いところがいい」と言ってその場を飛び去る。来栖たちが慌ててこれを追おうとした瞬間、虎杖の内に潜む“最強最悪の呪霊”宿儺が「契闊」と唱える。かねて交わした“縛り”により虎杖の体を乗っ取った宿儺は、天使を失神させると、今度は伏黒の肉体に乗り移りこれを支配してしまう。虎杖を殴り飛ばし、真紀や髙羽に対してその圧倒的な力を見せつける宿儺。華は天使の力で彼を消滅しようと試みるが、宿儺の“伏黒に戻った”かのような演技に騙されて不用意に近づき、肩口を食い千切られてしまう。

死滅回游の終焉

深手を負った華だったが、虎杖の知り合いでもある術師の甘井凛（あまい りん）によって危ういところを助けられ、反転術式という治療用の術を使える家入硝子（いえいり しょうこ）の施術で一命を取り留める。それでもダメージは甚大で、戦闘にはもう耐えられないと断言されるも、術式の使用は問題の無い状態だった。これによって五条復活の条件が整い、羂索や宿儺との決戦が近いことを感じた虎杖たちと共に「伏黒をどうやって助けるか」について話し合っていく。

来栖華の関連人物・キャラクター

伏黒恵（ふしぐろ めぐみ）

CV：内田雄馬

呪術高専東京校の1年生。性は伏黒だが、父親が呪術界のエリート家系・御三家の1つである禪院家の出身で、伏黒もその血を引いている。禪院家が昔から伝え守ってきた相伝の術式「十種影法術（とくさのかげぼうじゅつ）」を受け継いだ天才児。禪院家第26代目当主・禪院直毘人（ぜんいん なおびと）が死去した後、遺言により第27代目当主に就任した。

伏黒津美紀（ふしぐろ つみき）という義理の姉がいる。長らく原因不明で昏睡状態があったが、その原因が「死滅回遊」にあったことがわかり、目を覚ました。伏黒は姉の津美紀を「死滅回遊」に巻き込まないために、早期の平定に努めており、同時に五条奪還のために来栖華を探すことになる。
華は彼のことを気に入ったのか、それともある種の冗談なのか、「運命の人」と語り掛けるシーンがある。

伏黒恵（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

伏黒恵（ふしぐろ めぐみ）は、『呪術廻戦』の登場人物で、呪術の名門禪院家の血筋を引く麒麟児。東京都立呪術高等専門学校の一年生にして二級呪術師の資格を有し、主人公虎杖悠仁とはクラスメイト。
一見するとクールで真面目な優等生ながら、内には激しい情動を秘める。善人だった姉が呪いによって倒れたことが呪術師を目指す動機となっており、最強の呪術師五条悟に師事する。自身を救うために特級呪霊両面宿儺の宿主となった虎杖を庇い、彼の善性と呪術師としての潜在的な才能を信じて、宿儺の力を求めるあまたの敵と戦っていく。