銃夢(木城ゆきと)のネタバレ解説・考察まとめ

『銃夢(がんむ)』とは木城ゆきと原作のSFサイボーグ格闘漫画。集英社の雑誌「ビジネスジャンプ」で1991年3号から連載された。その独特な世界観が人気となり、OVA化、そして続編や前日譚も描かれた。作品の人気は衰えず、ゲームや小説化もされ、2019年にはハリウッドで実写映画化された。全身サイボーグの少女ガリィが、「機甲術(パンツァークンスト)」と呼ばれる格闘術を駆使して、様々な敵と戦う姿が描かれている。

TUNED(チューンド)計画で開発されたガリィのレプリカシリーズ。優れた人工知能とガリィの10年間分の戦いのデータを持つ、忠実な戦闘アンドロイド。頭脳が固体素子(ソリッド・ステート)なので頭部への衝撃に耐性がある。GRシリーズにはビゴット局長がガリィを利用し、10年に渡り収集したデータが搭載されている。ガリィと同等の戦闘能力とガリィにない忠実さを持ち合わせている。額に「2」マークが描かれている。『銃夢Last Order』では他にもいろんなタイプのGRシリーズが登場する。

ケイナ

記憶を失ったイドが暮らす診療所の助手をしている。カポエラ使い。イドに思いを寄せ、イドの過去に関係あるものを寄せ付けないようにしている。

ビュイック

バージャックのプロバガンダの記録を担当する特別記者。もともとはクズ鉄町で女性を殺害してはカメラに記録を残すことに快楽を覚える猟奇殺人鬼であったが、正体を暴かれてしまいクズ鉄町から逃亡した。バージャックに捕まるが記者であることから活動記録を命じられ、仲間に加わる。コヨミをかばい、GR-10に撃たれて死亡。彼のカメラと記録データはコヨミに引き継がれ、「馬借戦記」として出版された。

OAVオリジナルキャラクター

チレン

CV: 小山茉美
額の印が示す通り、元ザレム人である。イドに思いを寄せ、追いかけてクズ鉄町までやってきた。クズ鉄町の環境に耐えられず、イドに一緒にザレムへと帰還するように促すが断られてしまう。
天才医師でもあるためにコロッセオの選手の改造手術をベクターに依頼され、違法改造に手を染めていた。それだけでなくザレムに帰還するためにベクターと肉体関係まで結ぶ。
しかし利用されることに嫌気が差してベクターを裏切るが、殺されて生体標本としてザレムに出荷されてしまう。
イドへの愛情と嫉妬が彼女の行動理由である。

グリシュカ

CV:大友龍三郎
本編のキヌバとマカクをアレンジしたオリジナルキャラクター。コロッセオの選手で元チャンピオンだったが、脳内麻薬のエンドルフィン中毒になってしまい、人の脳を食らうようになり賞金首になる。ガリィに敗北した後、チレンにグレードアップ手術を施され、再度ガリィに挑むが敗れる。

ギメ

CV:曽我部和恭
クライブ・李のアレンジキャラクター。両刃刀を使うハンターウォーリア。狙っていた賞金首グリシュカを奪われたことで、ガリィに固執するようになる。ユーゴを殺してガリィを誘い出し、対決した。

小説オリジナルキャラクター

キャリコ

クズ鉄町の女性サイボーグで、ハンターウォリアー。足に熱したブレードを仕込み、「赤熱脚」の異名を取る。クズ鉄町で連続娼婦殺人事件があり、娼婦たちの用心棒を引き受けていた。しかし娼婦らを襲う謎の敵に挑むも返り討ちにあってしまう。
制限のあるボディで戦闘においての弱点となる、外部バッテリーを用いて脚部のブレードの赤熱化を行っていたり、加熱時間が必要など、なかなか苦心している。
当初は良き先輩としてガリィを導いていたが、ガリィの戦闘センスのよさに対抗心が芽生え距離を置くようになる。
クライヴ・李の弟子である。全身を完全なサイボーグ化しているのは、感情を打ち消し機械的な「物」を目指す物教徒であるため。

シグ

クズ鉄町の娼婦。キャリコとは古くからの馴染みで、娼婦たちの用心棒を依頼するなど懇意にしていた。
ガリィの装着していたパーツが殺害された娼婦のものであったことからイドを殺人鬼と誤認してしまう。しかし一悶着あったものの誤解だと分かった後はガリィに親身に接する。

ベルグマン

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