銃夢(木城ゆきと)のネタバレ解説・考察まとめ

『銃夢(がんむ)』とは木城ゆきと原作のSFサイボーグ格闘漫画。集英社の雑誌「ビジネスジャンプ」で1991年3号から連載された。その独特な世界観が人気となり、OVA化、そして続編や前日譚も描かれた。作品の人気は衰えず、ゲームや小説化もされ、2019年にはハリウッドで実写映画化された。全身サイボーグの少女ガリィが、「機甲術(パンツァークンスト)」と呼ばれる格闘術を駆使して、様々な敵と戦う姿が描かれている。

地上監察局の医者にして研究者。ディスティ・ノヴァ博士に「ザレム人の秘密」を明かされたことに耐え切れず、ザレムから飛び降りた。

フォギア・フォア

元漁師の男。全身生身であるが「対サイバネ骨法(こっぽう)」の使い手。「徹し(とおし)」と呼ばれる技を使い、外部よりも内部に衝撃を伝導させる。サイボーグの脳を振動させ、脳震盪を起こさせるのが基本戦術。ガリィとお互いに気持ちを通じさせる。最後に「イェール」のナノマン樹の中で、ディスティ・ノヴァ博士によって再構成されたガリィと再会を果たす。

ヨルグ

家族のために出稼ぎに出てきた労働者。元は人間だったが、手術でソケット兵に改造されてしまう。

電(でん)

「反ザレム」を主義とする組織バージャックを率いる巨大な鎧武者。ファクトリーにより一億チップの賞金首となっている。巨大な80cm列車砲「ヘング」を用意してザレムを打ち落とそうとする。実はディスティ・ノヴァ博士が作ったEPR通信機でケイオスが無意識下で操っている鎧人形が正体だった。つまりケイオスの意識の一部であった。

ボッズル大佐(ぼっずるたいさ)

誇り高きグリン・ベレ族を先祖に持つ戦士。腹部に顔が露出しているが、脳は頸部に隠されている。これは顔を狙わせ脳への攻撃をそらすため。元はザレム側の兵士だったが、裏切りバージャックに寝返った。電に心酔し、バージャックでの戦闘活動を率先して行い、ソケット兵を指揮する。

ナックルヘッド

戦闘中毒。フォギアの「徹し」で脳みそを破裂させられる。

ケイオス

ディスティ・ノヴァ博士のひとり息子。実は二重人格であり、別人格はバージャックの電。電の人格が巨大な鎧人形を操っている。本人が気づかないうちに、父によって体に電の人格を鎧人形に転送し操作する「遠隔操作ユニット」を埋め込まれる。性格は軟弱でディスティ・ノヴァ博士の息子であるということから逃避し続けた。ラジオでDJをつとめ、平和を説く放送をしている。サイコメトリー能力の持ち主で手で触ったものの記憶を読み取る能力があり、読み取った情報をもとに動きを再現でき、名刀の記憶から剣豪の動きを再現した。サイコメトリー能力使用時には性格が読み取った者の人格に左右される。メルキゼデク発狂後、ベクターとともに地上とザレムに残された人々をまとめた。

ルゥ・コリンズ

心優しきザレム人でガリィのオペレーター。少し頼りなげで放っておけないタイプ。実はビゴットがガリィの戦闘データ収集を、スムーズにするためだけにあてがったスタッフ。「ザレム人の秘密」を知らされてもその場でショックから立ち直るメンタルの強さを持つ。メルキゼデク発狂後は地上でケイオスとともに活動し、最終的にケイオスと結ばれる。

GRシリーズ(じーあーるしりーず)

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