かみあり(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『かみあり』とは2007年から不定期に連載された後、2009年より隔月化されて2019年まで『月刊ComicREX』にて染屋カイコが連載していた神道コメディ漫画。コミックス全9巻完結。島根県の出雲が舞台。八百万の神々が一同に集まる神在月の季節に、関西から出雲に引っ越してきた中学生・千林幸子が日本や海外の神々や悪魔たち、そしてゲームやアニメを基にした流行り神たちと遭遇し、交流する様をコミカルに描く。タイトルの『かみあり』は出雲地方の10月を指す「神在月」からとったもの。

悪魔名はサタン。元は主の意図のもと人に試練や妨害を与える忠実な天使だったが、その職務の内容のせいで主の負の部分を押し付けられてしまい堕天してしまった。主の悪いところがすべてルシフェルのせいにされていることに関しては「人間だもの。ちょっとずつ色んなこと学んで成長していこうね」と言えるほど寛大な性格で、ラファエル曰く「一番天使ができている」。知らないうちにミカエルと兄弟という設定になっていた。

カーリー

パールヴァティの憤怒相。正確には怒りと戦いの側面を持つドゥルーガという女神からさらに殺戮に特化して生まれたのがカーリー。ハロウィン騒動でパールヴァティの子供を害されて湧き出た怒りを核にして、周りのあらゆる存在の怒りを取り込んで降誕した。

カトリーナ

「金持ちも貧乏人も死ねばみんな骸骨。すべて平等たるもの」という言葉が表すように、万物において「死」においてすべての者に平等の加護を与える、死の貴婦人。
起源はアステカの冥府の女王・ミクトランシワトルだが、アステカがキリスト教国であるスペインに征服されてもなお形を変え、顕現している。

ヒュプノス

ギリシャ神話の神で「眠り」を意味する。それになぞらえて英語では催眠を「ヒュプノシス」、睡眠薬を「ヒュプノテック」と呼ぶ。頭から生えた小さな翼で左目を隠している。
クトゥルフ神話では邪神として取り込まれ、人々に畏れられている。奈落に落ちてしまった人の子の魂を救おうと模索していたが上手くいかず悩んでいた時に、渉の助力を得て「帰還する物語」を創作することで、魂を上手に救えるようになった。魂を救うシナリオ作りをしている時にコミケの存在を知り、参加したいと望む。

モルフェウス

ギリシャ神話の神で、ヒュプノスの息子。モルフェウスの名前は麻薬である「モルヒネ」の語源となったいる。人に化けることができる。左目には権能を象徴するケシの花をつけている。

夢のクリスタルライザーの「守護者」

クトゥルフ神話におけるヒュプノシスの神器。正式な名前はない。足に抱えている卵のようなものが「夢のクリスタルライザー」と呼ばれるもので、その守護を司っている。

エク・チュアフ

マヤ文明における神話の神。カカオ・商人・旅人・戦争の守護を司る。至高のチョコレートを幸子たちに振る舞う。

悪魔たち

アガレス

ソロモン王の小瓶に封じられている72柱の魔人の一柱。31の軍団を率い地獄の東を統率する大いなる公爵。72柱のなかで序列2位の位をもつ。悪魔の貴族のなかでもっとも慈悲深い。元は時間と農耕を司る神だった。
西洋の悪魔であるので、日本人特有の信者と宗教行事へ参加する人々のアンバランスさがなかなか理解できない。
女性の姿にもなれるが、基本は男性の姿をとっている。

ヴァッサーゴ

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