背筋が凍る怖い都市伝説・怪談・不思議な話まとめ【閲覧注意】

2023.06.08

怖い都市伝説や怪談、不思議な話をまとめました。「人を殺す夢」を見続けた人物が変化していく様子が恐ろしい話や、香りのよい紅茶を作る同級生の恐ろしい秘密が明かされる「薔薇の下」などを掲載。背筋が凍るゾッとする話の数々を紹介していきます。

狂った母親はその後も毎日弁当を届けているのだという

そして、僕と友人は桑田を体育倉庫に閉じ込めた

彼の臆病を治すために

夕方になって桑田を迎えに行くと

話し声が聞こえたが倉庫の中には桑田しかいなかった

彼は無言のまま僕たちを見ると外へ出て帰っていった

翌週、僕が登校すると桑田の様子はいつもの通りだったが

昼休みには弁当も食べずどこかへ行ってしまい

放課後も逃げるように帰って行った

気になった僕は慌てて彼の後を追った

桑田は昼休みと放課後に体育倉庫に行っているようだった

僕が後をつけて体育倉庫を見張っていると

女の幽霊が現れ

彼女が離れると桑田が体育倉庫から出てきた

僕は桑田の後を追おうとしが後ろから強烈な視線を感じ

振り返ると半分開いた扉から真っ白い顔の女が覗いていた

女が中に引っ込むと

僕は校庭に向かって走り、そこで桑田を見つけた

桑田に話しかけると

彼は体育倉庫で女の幽霊の死んだ娘の霊と会話していたらしい

過保護で過干渉な母親のせいで成仏できない娘の霊に桑田は共感していた

彼の母親も同じようであったから

自分が臆病なのも母親のせいだという桑田

母親を悪く言うもんじゃないと僕は言った

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