背筋が凍る怖い都市伝説・怪談・不思議な話まとめ【閲覧注意】

怖い都市伝説や怪談、不思議な話をまとめました。「人を殺す夢」を見続けた人物が変化していく様子が恐ろしい話や、香りのよい紅茶を作る同級生の恐ろしい秘密が明かされる「薔薇の下」などを掲載。背筋が凍るゾッとする話の数々を紹介していきます。

売り上げ計算もだいぶ終わったころ

家具売り場のほうからガターーンと大きな物音がした

商品が棚から落ちたのか

不審者が店内に忍び込んで立てた音なのか

桜井は懐中電灯を持って、店内の見回りに行くことにした

家具売り場にはソファーやベット、机や本棚などが置かれてあった

ソファーを挟んで反対側に人影らしきものが見えた

懐中電灯の明かりをソファーに向けると一人の男がいた

閉店時間になっても、店の中に取り残されていたのであろう

桜井は男に向かって

閉店時間を過ぎているので店から出るようにと言った

男はソファーの後ろから桜井のほうをじっと見つめたまま

無言のままスーッと横に歩き出した

ソファーに隠れていた男の下半身が見えた

男の腹部からは内臓が飛び出ていて、ズボンは血だらけになっていた

桜井は悲鳴を上げてその場から逃げた

つきあたりをまがって階段を駆け降りると

なにかが背中に体当たりして桜井は階段から転げ落ちた

もうろうとする意識の中

階段の上に立って笑いながら自分を見下ろしている男の姿を見る

翌朝、階段の下で倒れているのを発見された桜井は

何針も縫う大けがをして入院生活が終わると店を辞めてしまった

桜井の背中にはいつまでも消えない手形のようなシミが残っていた…

見える人

aaa_mi
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