ワイルドアームズ アドヴァンスドサード(WA3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)。2002年3月にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売。略称は『WA3』。文明と環境が荒廃化した惑星「ファルガイア」を舞台に、荒野を旅する「渡り鳥」同士の対立と世界を巡る戦いを描いた物語となっている。シリーズで最もウェスタン色という側面が強調されており、各シリーズのキーワードでもある「渡り鳥」の要素が前面に押し出されている。

マヤの弟。16歳。火や火薬の扱いに長けており、爆発物の扱いには美学を持っている。快活で素直な性格だが、突発的な出来事に弱く、パニックに陥ると火を見つめ自らを投影することで精神を安定させる。マヤとは対照的に控えめで良識的な少年だが、暴走型のマヤを堅実にサポートし続ける忍耐力を兼ね備えている。常にマヤに振り回されているため気苦労が絶えないが、彼女の最大の理解者でもある。パンダ柄のリュックを背負っており、これはパンダがファルガイアにおける百獣の王で、その強さに憧れているため。

トッド・デュカキス

マヤとアルフレッドの父に恩義を感じてシュレディンガー一家に仕えるようになった執事。29歳。先代の死後も一家に忠誠を誓い、マヤとアルフレッドの庇護者として旅に同行している。派手な外見だが性格はまともで義理人情を重んじる常識人。仕込み杖から繰り出される高速剣「早撃ち」の使い手でもある。戦闘中に火属性の魔法を受けるとアフロが燃える。

シェイディ・サウザンド

マルコキアスと呼ばれる人語を話せる魔獣で、炎や氷のブレスを吐き、出し入れ自在の翼で飛行する。かつてシュレディンガー一家の人間によって数々の実験を受けた後、200年あまり小箱に封印されていたところを、マヤに解放され、以来彼女を姐さんと呼んで行動を共にしている。過去の実験が原因で閉所と青酸ガスにトラウマを抱いている。

カスケード興産

高い実力と悪辣なやり口で有名な渡り鳥チーム。

ジェイナス・カスケード

カスケード興産を率いる腕利き渡り鳥。23歳。欲望に忠実、かつ自らの利益と目的のためなら裏切り、略奪、殺人など、手段を選ばないことから、同業者から悪名と高名、嫌悪と尊敬を集めている。理想論を語るヴァージニアに固執し、彼女に荒野の掟を突き付ける。人々の「想い出」に永遠に残ることを成し遂げようとしていたが、ヴァージニア達に敗れ、瀕死の傷を負っていたところに預言者達に魔槍グラムザンバーの力を与えられ、半魔族化してしまう。その結果、永遠とも言える寿命を手にしたことでかつての野望を捨て、ファルガイアの支配者になることを目論む。以降は預言者達の手先としてヴァージニア達と衝突しながらも密かに離反を企み、一度は預言者達を出し抜くが、最終的にジークフリード復活のための生け贄としてグラムザンバーに身体を貫かれ絶命する。扱いが困難な銃剣「バイアネット」を扱い、魔族化以降はグラムザンバーを振るうようになる。

ロメロ・ジージョ

カスケード興産の一員で、ジェイナスをアニキと呼び頼っている小悪党。31歳。投げ苦無を扱う。臆病者でへっぴり腰にもかかわらず、口が達者なためジェイナスの揚げ足を取っては銃床で小突かれることが多い。冷酷で高圧的なジェイナスを恐れ、袂を分かちたがっているものの、自分の実力ではろくな稼ぎをあげられないことを理解しているため、現在も彼に従っている。実は閉じた左目は失っておらず、カッコをつけるためのハッタリである。

ダリオ・ニコロディ

カスケード興産の一員。36歳。一回り以上も年下のジェイナスをアニキと呼び付き従う。強面の大男だがズボンのチャックの閉め忘れが多いうえ、幼い少女が好きな小心者。ロメロと同様、ジェイナスとは手を切りたがっているが、ジェイナス無しではろくに稼げないと自覚しているため、我慢して付き従っている。

ルチオ

作中では名前のみ登場する元カスケード興産の一員。過去にとある作戦ミスをしたことで負った大怪我が原因で他界している。チームでは作戦を考える参謀としての役割を担っており、時に暴走するジェイナスを抑制する役割もあった。そのため、ジェイナスからはもっとも頼りにされていた。

預言者

惑星改造を目論む3人の人物。かつては荒廃したファルガイアを再生させるための研究をしていた「七人委員会」のメンバーで、10年前に起きたユグドラシルシステムの暴走事故で奇跡的に生き延び、情報ライブラリィ「ヒアデス」の智慧を用いて、肉体の修復と改造を行い生きながらえている。ストーリー中盤でヴァージニア一行に敗北して絶命しかけるが、降臨したジークフリードによって魔族の肉体を与えられ生まれ変わる。

リヒャルト・アルカエスト

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