MOTHER(マザー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『MOTHER』とはコピーライターの糸井重里がゲームデザインを手掛けた任天堂のファミリーコンピュータ用のロールプレイングゲームである。当時のRPGでは珍しい現代的な世界を舞台にした作品で、その現代的な世界観や、糸井重里が手がけるシナリオの小粋なセリフ回しなどが高い評価を得た。アメリカの田舎町、マザーズデイで暮らす少年の家である日、家具や人形がひとりでに動き出す怪奇現象が起こる。その現象が曽祖父の研究と関係があるのではないかと父に言われた少年は、怪奇現象の謎を解き明かすべく旅に出た。

町の施設

町とフィールドは同じ尺度で表示されており、フィールド上にある町のシンボルに重なると町のマップに切り替わるというシステムではない。町には多数の建物が建っているが、すべての建物が中に入れるわけではなく、中に入れない建物もある。

デパート

様々なアイテムを販売している高層の店。

ハンバーガーショップ

HP回復効果のあるアイテムを販売している。

ホテル

休むことでHPとPSIを使用する際に必要なPPを全回復させることができる。

病院

状態異常の毒、風邪を治療できる。また戦闘不能となったキャラクターの復活もできる。

ヒーラーの家

PPの回復、状態異常の石化の回復ができる。

JACKの店

小さな町にある、アイテムを販売するお店。デパートとは異なり、アイテムの売却はできない。

公衆電話

主人公の父親に電話をかけることでセーブができる。黒電話でもセーブが可能。

キャッシュディスペンサー

父親から振り込まれたお金を引き出すことができる。デパートの1階に存在する。

戦闘

今作ではランダムエンカウント方式が採用されており、フィールドやダンジョンを歩いていると一定確率で敵と遭遇する。戦闘では各キャラクターの行動をコマンド選択した後、素早さの高い順から順番に行動する。またオートにすることでAIに任せた行動をすることができる。主人公たちが全員戦闘不能になる、もしくは全員が石化状態になると全滅となる。全滅すると所持金を半分に減らされた上で全滅直前から再開するか、前回のセーブポイントまで戻るか選ぶことができる。

PSI

主人公たちが使える超能力。PSIを使用することによりそのPSIに応じたPPを消費する。

うたう

最終戦の途中で出現するコマンド。マリアから託された子守唄を歌う。

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