アラタカンガタリ〜革神語〜(アラカン)のネタバレ解説・考察まとめ

『アラタカンガタリ~革神語~』とは、異世界・天和国と日本を舞台に、高校生の少年が劒神・創世を手に戦う様を描いた渡瀬悠宇による冒険ファンタジー漫画。
2008年から『週刊少年サンデー』で連載をはじめ、2016年8月に一時休載するも、2021年5月より連載再開。2022年4月20日以降はサンデーうぇぶりに掲載誌を移している。アラタという少年と入れ替わる形で天和国にやってきた高校生の日ノ原革は、秘女王の暗殺未遂をきっかけに始まった争いを終わらせるため劒神・創世を手に戦いと冒険を繰り広げていく。

セオ(先生)「劒神「創世」の後継者として、君が世界を変えるんだ!!」

アカチの暴挙に怯えつつも、自分はそうはならないと心に決める革に対し、セオ(先生)は創世を使い、力で降すのではなく生命を預かることで劍神を統一するさせることができることを教え、また革がこれから進むべき道を指し示した。

カンナギ「何があろうとやると決めたことは貫け。”世界を変える”んだろ?」

門脇の暴言で鬼化してしまいコトハを傷つけ、またカンナギに創世を奪われたことで自信喪失してしまった革に対し、創世を返しながら革が決めたことを貫けと活を入れてくれた。

アカチ「お前の炎で、俺を焼き尽くせ。」

罪科奴隷として売られ、たった50尺しかない世界で生き、その後理不尽に死に床についたあとは地龍(オコロ)によって生かされたアカチ。地に縛られ続けた彼が親友に願った最後の願い。

『アラタカンガタリ〜革神語〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

タイトルにアラタを入れたいという作者のこだわり

この物語を描くことになった発端は、ただ一人の少年の奇跡を描こう、と言うものだったと作者本人か第一巻オビで語っている。
また、物語のタイトルには主人公の名前を入れたかったそうだが、名前がなかなか決まらなかった。
もう”アラタ”でいんじゃね?となったとき、アシスタントさんから、「弱い!」と言われたため、以前読んだ本にあった「神語」という言葉を付けてみたらOKが出たため、呪文っぽくカタカナにしてこの名前になったと、通常版第3巻オビで作者本人が語っている。

本編を書き直したリマスター版が連載

www.huffingtonpost.jp

本作は週刊少年サンデーにて連載されていたが2016年8月に一度休載している。理由は、連載当初から自分の描いた漫画を描き直させるなど、担当編集によるパワハラがあったと本人ブログにて告発もしている。
その後リマスター版として本編を大幅書き替え。通常版休載前の話に追いついたため、2021年5月から連載が再開された。
尚、告発した際のブログは現在は削除されている。

アカチの聖域は少女エミス

本編中では語られてはいないが、アカチ編が終了後の巻末にてアカチについて、残虐な行為をした彼だが、色々な葛藤もあり、そんな彼の唯一の聖域がきっと少女エミスだったと語っている。

『アラタカンガタリ〜革神語〜』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):スフィア『GENESIS ARIA』

ソフィア公式You Tubeチャンネルより

スフィアはミュージッククレイン所属のトップ声優である寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人で結成された声優ユニットである。本作「GENESIS ARIA」はスフィアの2013年5月1日に発売された12枚目のシングルで、作詞をこだまさおり、作曲を菊田大介が担当。オリコンで最高7位を獲得している。また、メンバーの一人である高垣彩陽は本作ヒロインのコトハ役で出演もしている。

ED(エンディング):OLDCODEX『The Misfit Go』

OLDCODEX公式You Tubeより

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@go-1171217611800132934631

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