HELLO WORLD(アニメ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『HELLO WORLD』とは2019年公開の伊藤智彦監督によるアニメ映画。2027年の京都市に住む堅書直実が、10年後から来たという自分自身から間もなく出会う交際相手を救ってほしいと頼まれて奮闘する姿を描く。
「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」 というキャッチコピーが示す通り、終盤ですべてが「ひっくり返る」どんでん返しが魅力となっている。

勘解由小路 三鈴(かでのこうじ みすず)

声:福原遥
直実や瑠璃とは図書委員の仲間で、委員会のアイドル的存在。性格は人懐っこくて、小柄で華奢で可愛らしい容姿の美少女。直実も最初は瑠璃よりも異性として好意を持っていた。

千古 恒久(せんこ つねひさ)

声:子安武人
京斗大学教授で“アルタラ”を管理する施設のセンター長。自由な発想と非常識さを併せ持ち、多くの大きな功績を成し遂げた経歴を持つ。
部下であった先生(ナオミ)が瑠璃を助けるために引き起こした、“アルタラ”の異常を解決するために奮闘する。

『HELLO WORLD』の用語

神の手(グッドデザイン)

直実のみが使うことができるアイテムで普段はカラスの姿をしている。
直実が神の手を使ってできることはまるで魔法のような特異な事象を“アルタラ”内のデータを改ざんし引き起こすことで、空気を水に変えたり、石を宝石に変えたり、燃えた本を復元したり、雷を止めたりすることができる。
また、当初2027年の世界で使っていた時よりも、瑠璃を助けに2037年の世界に行き使っていた神の手の方が性能が高く、触れていなくても事象を引き起こすことができた。

アルタラ

無限の量子記憶領域を持つ装置。
データが存在している領域のことで、未来からやってきたナオミは、このアルタラという領域の中でも「10年前の京都」という記憶の領域に存在していた。

クロニクル京都

クロニクル京都とは、事業の名前で、京都に起こった過去の全事象を記録する事業。
先生が直美に接触していたのは、”アルタラ”内にある、クロニクル京都が記録した京都の記憶の世界。

“全事象”を記録する事業とは例えば「マクドナルドで注文した物」まで記録するということになり、プライバシー皆無な事業となるため、表向きには「クロニクル京都という事業は、京都の詳細な地理情報を記録する」と説明されており、本来の事業内容は伏せられている。

『HELLO WORLD』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

堅書直実「大丈夫です。やってやりましょう!」

物語後半の京都駅で、元の世界に戻るための扉を作る時のセリフ。
このセリフは瑠璃のセリフを使っているところから二人で帰る意志が垣間見れる。

堅書直実「信じるんだ!何でもやるんだ、二人とも生きるんだ!」

京都駅で神の手で先生を消さなければいけなくなったシーンのセリフ。
自身を信じることができたから、本当に強くなれたという堅書直実の思いが垣間見れる。

一行瑠璃「やってやりましょう!」

図書委員で古本市が決まった時に、「せっかくやるならたくさん本を集めて成功させたい!」と瑠璃の意思の強さが見れるセリフ。
また、この名言に関連して「やってやりましょう」Tシャツも販売された。

一行瑠璃「交際というものは、一人では成し得ないことです。ですから二人でやってみましょうか」

古本市が終わった後に直実が告白した後に、瑠璃が答えてくれたセリフ。
「交際というものは、一人では成し得ないことです。ですから二人でやってみましょうか」と言い終えた瑠璃は照れた様子を見せた。

一行瑠璃「貴方は、私を愛してくれたのですね。ありがとうございます」

物語後半の京都駅で先生へ向けたセリフ。
大切な人がいる程、「心に響く」ようなセリフとなっている。

『HELLO WORLD』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『HELLO WORLD』での世界の構造

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