六車拳西(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

六車拳西(むぐるまけんせい)とは、漫画『BLEACH』の登場人物で、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊の力が発現した死神の集団である「仮面の軍勢(ヴァイザード)」の1人。元護廷十三隊九番隊隊長を務めていたが110年前に起こった流魂街(るこんがい)での魂魄消失をきっかけに現世で生活することになった。銀色の短髪で年中タンクトップで過ごす筋肉質な男。性格は短気で気性が荒い。主人公である黒崎一護(くろさきいちご)が虚化の力をコントロールするための修行に付き合った。

破面篇

黒崎一護との修行

破面篇では『BLEACH』の主人公である黒崎一護が空座町に戻ってきた後の話である。
藍染の配下である虚の中でも強力な「破面(アランカル)」が空座町に襲来する。
破面との戦いに備え、一護は自身の中に眠る虚の力がコントロールできないことを悩んでいた。
そんな一護のもとに平子が近づき、平子や拳西らが所属する「仮面の軍勢(ヴァイザード)」に加わらないかと持ち掛けた。破面との戦闘を経験した一護は虚化をコントロールするため、仮面の軍勢の下で修行することにした。

虚化をコントロールするために内なる世界で虚の人格と戦いを続ける一護。その影響で暴走する一護を仮面の軍勢が交代で相手することになる。
一番初めに矢胴丸リサ(やどうまるりさ)が相手をしていたが一護の力に押され始め、危険な状態になる前に拳西が交代した。拳西は一護相手にも容赦なく霊圧を込めた拳で殴り飛ばした。
仮面の軍勢の下で修業した一護は虚の人格に勝利し、虚化をコントロールする術を身に着けた。

110年前の出来事

110年前、仮面の軍勢は元々護廷十三隊の隊長、副隊長クラスに所属していた。拳西は九番隊隊長を務めていた。
101年前に尸魂界では事件が起こっていた。それは流魂街(るこんがい)と呼ばれる魂魄が住む区域で魂魄(こんぱく)が次々と消失する事件だった。

事件を調査すべく先遣隊として拳西と拳西の副官である白(ましろ)が任務に向かった。しかし、突然の襲撃を受け2人は虚化してしまう。
拳西たちの消息不明の報告を受け、平子(ひらこ)、羅武(らぶ)、楼十郎(ろうじゅうろう)らは現場に向かう。そこには虚化の影響で自我を失い、暴走してしまっている拳西たちがいた。仲間である彼らになかなか攻撃することができずにいた平子たちの元に、一連の事件の黒幕である藍染が現れた。
拳西たちの虚化は、藍染が行った実験によるものであった。藍染は、拳西たち同様に平子たちの魂魄にも虚の魂を混ぜ込み強制的に虚化させた。
危機的状況に陥ったが、事態を予見していた浦原が現れたことにより一命を取りとめた。

瀞霊廷に帰還するも、尸魂界の最高司法機関である中央四十六室から身も心も虚に堕ちたと断定されてしまう。尸魂界から逃亡することになった拳西たちはその後、現世の空座町で藍染に復讐すべく虚化の力を練磨し続けた。

空座町での決戦

破面篇での最終決戦は、破面の中で強さの順に番号を与えられた十刃(エスパーダ)を含む破面の軍勢を引き連れ、藍染が空座町に襲来した。
護廷十三隊の隊長たちがそれぞれ十刃との戦いを繰り広げていた。戦況は拮抗していたが、藍染が戦線に出てきたことで護廷十三隊側が不利になっていった。
そこへ仮面の軍勢が到着。平子が自分たちは「藍染の敵で一護の味方」と総隊長である山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)に伝えると、それぞれ十刃の撃破に向かう。

拳西は白とともにNo77のワンダーワイス・マルジェラが連れてきた、フーラーが召喚した大量のギリアンと戦闘。白はその後、フーラ―を撃破しワンダーワイスとの戦闘になった。
しかし、ワンダーワイスと戦っていた白の虚化が突如解け、戦闘不能になってしまう。
拳西が白のもとに駆け付け、代わりにワンダーワイスと戦闘になる。拳西は卍解を開放し対峙する。作中では拳西とワンダーワイスとの戦闘の描写がなく、ワンダーワイスは山本総隊長と藍染のもとに向かった。

最終決戦後、護廷十三隊と拳西たちは和解し、拳西は空席となった九番隊隊長に復帰した。

千年血戦篇

見えざる帝国からの襲撃

拳西たちが隊長に復帰した後、千年血戦篇では瀞霊廷が見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)と呼ばれる集団に襲撃される。
見えざる帝国は虚を消滅するほどの霊力を持つ滅却師(クインシー)と呼ばれる人間の集団だった。
見えざる帝国からの一度目の襲撃の際、他の死神たちがメダリオンと呼ばれる真円状の特殊な金属板で卍解を奪い取られていく中、拳西は卍解を奪われずに済んだ。見えざる帝国が撤退した後は、今後の戦いに備えて、九番隊副隊長の檜佐木修兵(ひさぎしゅうへい)に卍解を習得するように伝え、白と2人で修兵に修行をつける。

星十字騎士団との戦い

二度目の侵攻では星十字騎士団のマスク・ド・マスキュリンとの戦闘を繰り広げていた、修兵の前に楼十郎と共に現れる。
拳西が卍解「鐵拳断風(てっけんたちかぜ)」を使用しマスキュリンを圧倒する。
「こんなモンにやられやがったのか」と戦闘不能になった修兵を拳西は叱るが、修兵は先に従者であるジェイムズを倒さないといけないと忠告する。
しかし、その忠告は間に合わず、負傷したマスキュリンにジェイムズが声援を送ると英雄の能力をもつマスキュリンは復活してしまう。

再び、鐵拳断風を使いマスキュリンと戦うがさらなる声援を受けたマスキュリンに敵わず、戦闘不能になってしまう。
その後、楼十郎がジェイムズを倒し、マスキュリンと戦うが敗戦してしまう。
2人の元に駆けつけた十三番隊副隊長の朽木ルキアによって四番隊副隊長の虎徹勇音(こてついさね)の下で治療を受けていた拳西と楼十郎。
そこへ星十字騎士団のグレミィ・トゥミューが襲来し、2人は死亡し、その死体は星十字騎士団ジゼル・ジュエルの能力「死者(The Zombie)」でゾンビ化させられてしまう。
ゾンビとなった拳西たちは十二番隊隊長涅マユリ(くろつちまゆり)のもとへ現れるが、マユリが改造した破面軍団によって制圧。その後、マユリの手で拳西たちはマユリのゾンビにされた。

滅却師との戦いが収束した後、ゾンビの状態から復活し、10年後でも隊長を続けている。

六車拳西の関連人物・キャラクター

平子真子(ひらこしんじ)

仮面の軍勢の一員であり、リーダー的存在。
110年前は護廷十三隊の五番隊隊長を務めており、101年前に魂魄消失事件の特務部隊に選ばれた。虚化してしまった拳西らと戦い、藍染によって虚化させられてしまう。
藍染が五番隊隊長時代の部下だったことから藍染に対しての復讐心が強い。
隊長時代はロングヘアーだったが現世ではおかっぱヘアーになっている。関西弁を話す。

renote.net

猿柿ひよ里(さるがきひより)

110年前は護廷十三隊の十二番隊副隊長を務めていた。101年前の魂魄消失事件に平子とともに同行。虚化してしまった拳西に戸惑い、剣を向けることができなかった。
その後、仮面の軍勢の一人として活動。虚化の特訓に来た一護に対してかなりつっかかっていた。
千年血戦篇では、平子の頼みで羅武・鉢玄・リサと共に「世界のひずみ直し隊」を結成し、活動していた。

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日番谷冬獅郎(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

日番谷冬獅郎(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

日番谷冬獅郎(ひつがや とうしろう)とは週刊少年ジャンプで連載していた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊の十番隊隊長。史上最年少で隊長の座に就いた天才で、氷雪系最強の斬魄刀「氷輪丸」の所持者。女性死神からの人気も高く、元々の実力は高いもののそれに驕らず、鍛錬に励む努力家。 少年のような見た目で銀髪の翡翠眼が特徴的。主人公、死神代行の黒崎一護(くろさき いちご)からは「冬獅郎」と呼ばれ、なぜか慕われているが、本人は必ず「日番谷隊長だ」と頑なに訂正している。

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