ウィザードリィ外伝I(女王の受難)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウィザードリィ外伝I』とは、1991年に発売されたゲームボーイ専用カートリッジで、3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は『女王の受難(SUFFERING OF THE QUEEN)』。日本国産ウィザードリィの記念すべき第一作である。
女王アイラスが即位してから災厄続きのリルガミンの街。宮廷魔術師タイロッサムまでもが裏切り「呪いの穴」に立て籠もった。彼を討伐すべく冒険者たちが召集される、というストーリー。
パーティ全員に麻痺を与える(全員行動不能になれば全滅)。
悪魔の目玉
パーティ全員に石化を与える(全員行動不能になれば全滅)。
虹のきらめき
パーティ全員に恐怖、麻痺、石化、死亡のいずれかを与える。
警報
アラームが鳴り響き、近くの魔物を引き寄せる。宝箱の中身も警報で呼ばれたモンスター準拠のアイテムとなる。
テレポーター
パーティがランダムでどこか別の場所へテレポートしてしまう。
クリティカルヒット
忍者の特殊攻撃。攻撃が命中すると、一定確率で「首を刎ねられた!」というメッセージが出る。クリティカルヒットが決まれば、HPがいくら残っていようが、受けたダメージが1だろうが、問答無用で首が飛ぶため死亡となる(余談ながら、首を持たないスライムのようなモンスターでも「首を刎ねられた!」とメッセージが出る)。
忍者以外でも一部のアイテムを装備したキャラクターが繰り出せる。敵側にも序盤からクリティカル能力を持つモンスターが出現するので注意。
エナジードレイン
物理攻撃が命中した際、キャラクターのレベルを下げる特殊攻撃。不死怪物(アンデッド)が繰り出してくる事が多い。ドレインの結果、レベルが0以下になったキャラクターはロストしてしまう。
灰になる、ロスト
死亡したキャラクターに蘇生呪文をかけ、失敗した場合、キャラクターは灰になってしまう。
こうなるとカント寺院での蘇生費用は倍額になる上、キャラクターの呪文で蘇生させる場合には7レベル僧侶呪文「カドルト」が必要になる。
灰からの蘇生にも失敗した場合、キャラクターはロストしてしまい、本来であれば二度とゲームに復帰する事はできない。
キャラクターのロストは他にも「エナジードレインを受けて0レベル以下になる」「全滅する」「石の中に飛び込む」「宿でレベルアップし生命力が3未満になる(老衰死)」といった状況で発生する事もある。
全滅
『ウィザードリィ』シリーズは一般的なRPGと異なり、戦闘に敗北したり、不慮の事故でパーティが全滅した場合、キャラクターの死体は迷宮内に置き去りとなる(セーブデータからやり直し、ではない)。彼らを救う為には、別パーティを救助隊として編成し、死体の回収を行わなければならない。
なお全滅した時点でキャラクターの安全は保障されておらず、ランダムでアイテムが奪われていたり、最悪の場合ロストしている事もある。ロストしたキャラクターは蘇生呪文やカント寺院を以てしても、復活させる事はできない。
本作では石のマスに飛び込むと、パーティ全員死亡(全滅)となり、城へと送り返される。
スペシャルパワー
一部のアイテムにのみ存在する特別な力。アイテム装備画面の最後で「〇〇の特別な力を使いますか?」と可否を問われる。
使用する事で様々な恩恵を得られるが、中にはマイナスの効果(能力値の低下や死亡など)を発揮するアイテムもある。
スペシャルパワーを開放すると、一定確率で破損、あるいは別のアイテムに変化してしまう事もあり、軽はずみに使うにはリスクが伴う。
ヒーリング
「聖なる鎧」「回復の魔除け」等のアイテムに存在する、自動でHPを回復させてくれる能力。
ヒーリング+1なら、1歩歩く毎に、あるいは戦闘で1ターン経過する毎に1点のHPが回復する。
ヒーリングがプラスならステータス画面でHPの横に「+」が、毒や呪いのアイテム所持などでマイナスであれば「-」のマークがつく。
(本作のヒーリングアイテムは持っているだけで効果が出るが、逆にマイナスヒーリングアイテムは、装備してはじめて効果を発揮する)
一部のモンスターの中にも、ヒーリング能力を持つ敵が存在する。
隊列と射程
最大6人までパーティを組む事ができ、前の3人が「前衛」、後ろの3人が「後衛」となる。
プレイヤーキャラの装備している武器には「射程」の概念があり、隊列の位置と武器の種類によって、攻撃可能なモンスターのグループ数が変化する。
ショートレンジ=前衛のみ2グループ目までのモンスターを攻撃可能。刀剣類や斧など。
ロングレンジ=前衛は4グループ目まで、後衛は2グループ目までのモンスターを攻撃可能。フレイルや槍、弓など。
敵側にも背の高い巨人族や飛行する者など、後列に届く特殊攻撃を持っているモンスターがいる。
召喚呪文
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目次 - Contents
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』の概要
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』のあらすじ・ストーリー
- 打ち続く災厄と、姉ソークスの失踪
- 宮廷魔術師タイロッサムの裏切り
- 女王アイラスの御触れ
- 真相
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』のゲームシステム
- リルガミンの施設
- ギルガメッシュの酒場
- 冒険者の宿
- ボルタック商店
- カント寺院
- 街外れ
- ゲームの流れ
- キャラクターについて
- 能力値
- 種族
- 性格
- 年齢
- AC(アーマークラス)
- キャラクターの職業
- 戦士(Fighter)
- 魔法使い(Mage)
- 僧侶(Priest)
- 盗賊(Thief)
- ビショップ(Bishop)
- 侍(Samurai)
- ロード(Lord)
- 忍者(Ninja)
- 宝箱と罠
- 石つぶて
- 毒針
- マジックドレイン
- 毒ガス
- 爆弾
- コブラの呪い
- 悪魔の目玉
- 虹のきらめき
- 警報
- テレポーター
- クリティカルヒット
- エナジードレイン
- 灰になる、ロスト
- 全滅
- スペシャルパワー
- ヒーリング
- 隊列と射程
- 召喚呪文
- 迷宮内の仕掛け
- シークレットドア(隠し扉)
- ロックドア(鍵のかかった扉)
- テレポーター
- エレベーター
- ピット(落とし穴)、落盤
- 泉
- ゴミ捨て場
- シュート、シャフト
- 崩れる床
- 次元の裂け目
- 一方通行
- ダークゾーン
- 呪文封じ
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』の登場人物・キャラクター
- アイラス
- 尼僧
- 老人
- タイロッサム
- ソークス
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』のアイテム
- 武器
- 大地の杖
- まじないの杖
- いかずちの杖
- 死神の杖
- 死を呼ぶ斧
- カットラス
- ファイアーソード
- 首切りの剣
- カシナートの剣
- 嵐を呼ぶ剣
- 盗賊の短刀
- 悪のサーベル
- ウィンドソード
- 手裏剣
- エクスカリバー
- 村正
- ソークスの剣
- 盗賊の弓
- 魔法使いの弓
- 聖なるフレイル
- ファウストハルバード
- ミョルニールハンマー
- ガングニールスピアー
- 防具
- 紅のローブ
- 翠のローブ
- 豪華な革鎧
- エルフの鎖帷子
- アロイプレートメイル
- 悪の鎧
- ミスリルプレートメイル
- 聖なる鎧
- 歴戦の鎧
- 肩当て
- 魔封じの盾
- 鋼の兜
- 黄色の帽子
- 魔法の頭巾
- 鉄仮面
- 鉛の小手
- ホビットの小手
- 手袋
- その他の品
- ランプ
- 宝石の指輪
- ルビーのスリッパ
- 神秘的な石
- 力の石
- 命の石
- 盗賊のピック
- 氷の指輪
- 全快の指輪
- しゃれこうべの指輪
- 痩せ馬の指輪
- 孤独の指輪
- 魔封じの指輪
- 回復の魔除け
- ウィングブーツ
- 黒いブーツ
- 酸素マスク
- イベントアイテム
- 許可証
- 銀の鍵
- 宝箱
- 時計
- リルガミンの宝珠
- オーディンの瞳
- 転生の書
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』の用語
- 石の中にいる
- *おおっと*
- *さわってしまった!*
- A.C.
- リルガミンの街
- ニルダの杖
- ダバルプスの呪いの穴
- リルガミンの宝珠
- 『ウィザードリィ外伝I(女王の受難)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- やり直しの基本、リセット技
- エナジードレインを利用した能力値上昇・経験値調整
- 武器の攻撃力低下バグ
- 地上1階に行けるバグ技