伏黒津美紀(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
伏黒津美紀(ふしぐろ つみき)は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公虎杖悠仁の学友である伏黒恵の義姉。
呪術の心得もなければその存在すら知らない一般人で、「誰かを呪うより大切な人のことを考えたい」と語る絵に描いたような善人。恵からはそのお人よしさを呆れられる一方、内心で深く敬愛されており、「津美紀を守る」ことが彼の大きな行動動機の一つとなっている。
高校一年生の時、謎の呪いによって昏睡状態に陥る。これは呪詛師加茂憲倫の膨大な呪力を受けた結果で、彼の手で強制的に呪術を扱う力を押し付けられる。
伏黒津美紀のプロフィール・人物像
性別:女
年齢:十七歳
最速!キャラクター人気投票:第-位(-票 / 1,575票)
第1回キャラクター人気投票:第41位(217票 / 163,066票)
第2回キャラクター人気投票:第55位(22票 / 97,860票)
CV:早見沙織
伏黒津美紀(ふしぐろ つみき)は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)の学友である伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)の義姉。
呪術の心得もなければその存在すら知らない一般人で、「誰かを呪うより大切な人のことを考えたい」と語る絵に描いたような善人。恵からはそのお人よしさを呆れられる一方、優しさゆえに綺麗事を貫こうとする徹底した善性に内心では深く敬意と信頼を寄せられ、「津美紀を守る」ことが彼の大きな行動動機の一つとなっている。
小学一年生の時に母親が伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)と再婚し、甚爾の連れ子である恵と義理の姉弟となる。その後すぐに両親は津美紀と恵を残して蒸発し、それからは姉弟で支え合い助け合いながら生きてきた。
この頃“現代最強の術師”五条悟(ごじょう さとる)が恵に接触し、彼の類稀な才能を見抜いてスカウトする。恵がこれに応じ、五条が様々に取り計らったことで施設送りになることを回避。アパートで両親を待ち続ける日々を送る。なお、津美紀は「誰かが自分たちを援助してくれている」ことは理解していたが、それが恵が五条の誘いに乗ることと引き換えにもたらされたものであることは知らなかったようである。
中学三年生の時、友人に「怖いから一緒に来てくれ」と懇願され、八十八橋という地元の心霊スポットで行われる肝試しに参加。そこで謎の呪いを受けてしまい昏睡状態となる。
この一件は人として義姉として彼女を敬愛していた恵に大きな衝撃を与え、「津美紀のような善人でも呪いの対象となって人生を狂わされるなら、自分が呪術師となってそれを祓い、助けるべきだと感じた者を絶対に助ける」という彼の信念の土台ともなった。
津美紀が受けた呪いが具体的にどのようなものであるかは長いこと判明せず、解呪することもできずにいた。しかし渋谷事変の中で「呪詛師・羂索(けんじゃく)に目を付けられ、選別の証として呪力を流し込まれた」ことが原因だったことが明らかとなる。
羂索は「呪術の可能性を見極める(=呪術という技術がどこまで発展しうるのか、その究極の到達点を知る)」ことを目的としており、その一環として様々な術師同士が切磋琢磨する状況を造り出そうと画策。東京を呪霊という怪物が闊歩する魔都へと変えた上で、津美紀を含む目を付けていた人間たちを呪術が行使できるように改造。彼らが殺し合う舞台として「死滅回游」を開催する。呪術が使えるようになった津美紀は長い昏睡から目覚め、「死滅回游」に巻き込まれていく。
伏黒津美紀の来歴・活躍
伏黒家の義姉弟
母子家庭で育ち、小学一年生の頃に母親が再婚。“術師殺し”と恐れられた伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)が義父、その息子である伏黒恵が義弟となる。その恵からは素っ気無い対応を取られるも、新たにできた家族と良い関係を築こうと努める。共に生活する内、津美紀が“疑いようのない善人”であることを理解していった恵は、表向きは反発しつつも彼女を深く敬愛するようになっていった。
しかしそれから程なくして両親は蒸発。いつか二人が帰って来ると信じ、家の中の一切を取り仕切りながら、家族で暮らしたアパートで恵と共に両親を待ち続ける。当然ながら早々に生活費が底を尽き、施設に送られそうになるも、この頃甚爾を返り討ちにした“現代最強の術師”五条悟が恵に接触。その才能を見抜き、呪術界の腐り切った因習に囚われる前に己の下に確保するべく、恵に将来自分の生徒となることを条件に生活の保障を申し出る。
自分たちの生活が先詰まりであることを感じていた恵は、「その方が津美紀のためになる」と判断してこれを了承。姉弟は引き続きアパートで暮らしながら両親を待ち続けることとなる。
謎の呪いに倒れる
その後五条に敗死した甚爾はもちろん、まだどこかで生きているだろう自身の母もアパートに戻ることはなく、恵と二人で生活する日々を送る。
中学生になると、恵は「悪人がデカい顔して歩いているのが気に入らない」との理由からケンカを繰り返すようになる。これを悲しみ、安易に暴力を振るうことに怒り、なんとかやめるよう説得を重ねる。結局恵がこれに従うことは無かったものの、時に口論をしてでも二人は互いを“大切な家族”として認識し、共に支え合って暮らしていた。
ところが高校に入学した矢先、友人に「怖いからついてきてくれ」と頼まれて参加した肝試しの現場で謎の呪いを受けて、津美紀は昏睡状態に陥ってしまう。
この出来事に恵は大きな衝撃を受け、「津美紀のような善人でも呪われるなんて受け入れられない」、「せめて“助けたいと思った相手(=善人)”だけは守れる力が欲しい」と本気で呪術師の道を歩むようになった。
望まぬ覚醒
呪術の可能性を見極める(=呪術という技術がどこまで発展しうるのか、その究極の到達点を知る)ことを目的に、千年以上もの時間を暗躍し続けた羂索。彼は自らの悲願のために様々な準備を進めており、その一端として「未知の才能による呪術の発展」に期待して千人もの人間を強制的に術師に覚醒することを計画していた。津美紀が昏睡状態に陥っていたのも、羂索に(いずれ術師に改造するために)選別された後遺症が原因だったのである。
最大の障害だった五条を封印することに成功した羂索は、長い時間をかけて仕込んだ策を一気に発動。呪いが実体を得た呪霊という怪物の群れによって東京は壊滅し、国家としての日本は存亡の危機に立たされる。そんな中、津美紀は望みもしない“呪術を使う力(=術式)”を押し付けられた上で永い眠りから目覚める。伏黒を始めとして周囲の人々は彼女を救おうとして動いていくが、実際のところこの時すでに津美紀は万(よろず)という過去の術師に肉体を乗っ取られていた。
死滅回游
逃れ得ぬ死滅の宴
羂索は、自身の悲願たる「呪術の可能性を見極める」ために、誰もが当たり前に呪術を行使し、命懸けの日々の中で切磋琢磨していた“呪術の全盛期”平安の世を再来させることを画策していた。そのための次の一手として、「死滅回游」というイベントを仕掛ける。以下がその総則(ルール)である。
1. 泳者(プレイヤー)は、呪術覚醒後十九日以内に任意の結界にて「死滅回游」への参加を宣誓しなければならない。
2. 前項に違反した泳者からは呪式を剥奪する。
3. 非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり、「死滅回游」への参加を宣誓したものと見なす。
4. 泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
5. 点(ポイント)とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し、原則術師5点、非術師1点とする。
6. 泳者は自身に懸けられた点を除いた100点を消費することで、管理者と交渉し、「死滅回游」に新たな総則を1つ追加できる。
7. 管理者は「死滅回游」の永続に著しく触る場合を除き、前項による総則の追加を認めなければならない。
8. 参加または点取得後十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。
参加することによるメリットはほとんどなく、参加して人を殺し続けなければ自分の身を守れない、悪質極まる代物である。津美紀はこれへの参加を強制されてしまい、恵や彼の学友である虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は対策に乗り出すこととなる。
新たな総則の追加
伏黒は仲間たちと奮戦し、「新たな参加者を用意し、100点を消費することで、死滅回游から降りることができる」という新ルールを追加することに成功する。まずは当初の目的だった津美紀の救出からやっていこうと考えた彼らにより死滅回游の内部へと招かれ、100点を譲渡されるが、そこで突如「結界の出入りを自由にしてほしい」と言い出す。嫣然と微笑む津美紀に向かって、伏黒は驚愕と共に「お前は誰だ」と呻く。
万はここで初めて「自分は津美紀ではない」こと、「津美紀の記憶を利用して彼女を演じていた」ことを明かす。万の目的は宿儺と戦うことにあり、「どうせなら広いところがいい」と言ってその場を飛び去っていく。
この混乱の中、宿儺は以前虎杖と交わした契約を利用して憑依する対象を虎杖から伏黒へと切り替える。伏黒は宿儺に完全な自由を与えないよう、必死の抵抗を続けていく。これを疎ましく感じた宿儺は、伏黒の術式で万ごと津美紀を殺害。これにより本来の自身を取り戻すことなく命を落とすこととなった。
伏黒津美紀の関連人物・キャラクター
伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)
一つ年下の義弟。呪術の名門・禪院家の血筋で、呪術師として類稀な才能を持つ。現在は東京都立呪術高等専門学校に通い、“現代最強の術師”五条に師事して呪術師を目指している。
両親が蒸発して以降、二人で支え合って生きてきた、互いにとって何よりも大切な家族である。恵にとって津美紀は「疑いようのない善人」にして「誰より幸せになるべき、幸せであってほしい」人間で、だからこそ彼女が呪いによって昏睡状態に陥ったことに激しい衝撃を受け、それまで他人に言われてなんとなく目指していた呪術師に本気で取り組むきっかけともなった。
東堂葵(とうどう あおい)に「どんな女が好みだ」と尋ねられた際、一瞬津美紀のことを思い浮かべており、彼女に対して義姉として以上の感情を抱いているような様子も見受けられる。
伏黒恵(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)は、『呪術廻戦』の登場人物で、呪術の名門禪院家の血筋を引く麒麟児。東京都立呪術高等専門学校の一年生にして二級呪術師の資格を有し、主人公虎杖悠仁とはクラスメイト。
一見するとクールで真面目な優等生ながら、内には激しい情動を秘める。善人だった姉が呪いによって倒れたことが呪術師を目指す動機となっており、最強の呪術師五条悟に師事する。自身を救うために特級呪霊両面宿儺の宿主となった虎杖を庇い、彼の善性と呪術師としての潜在的な才能を信じて、宿儺の力を求めるあまたの敵と戦っていく。
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「乙骨憂太 vs. 夏油傑」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。同作最後の戦いであり、『呪術廻戦』本編にも大きな影響を与えている。 強大な怨霊と化した幼馴染の祈本里香に呪われた乙骨は、東京都立呪術高等専門学校に入学して里香を御する術を学び始める。呪術師の楽園を作ることを目論む夏油は、里香を自身の使い魔とするため乙骨の抹殺を画策。幼馴染への愛と呪術師の未来を懸けて、両者は激突する。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公である虎杖、ベテラン術師である七海の両名と凶悪な呪霊である真人との間に最初の因縁が生まれた戦いである。 映画館で呪霊による死者が発生し、虎杖は七海と共にこの調査に赴く。その犯人は真人という強大な呪霊で、なぜか吉野順平という学生と行動を共にしていた。真人を追う七海から順平のことを調べるよう命じられた虎杖は、彼に接触して次第に友人になっていく。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。漏瑚の高い実力と、それを遥かに上回る五条の恐るべき強さが明らかになった戦いである。 人類殲滅を掲げる自然呪霊の1員たる漏瑚は、協力者である羂索の誘いに乗って“最強の術師”の異名を持つ五条悟を自ら討ち取ろうとする。五条はこれを迎え撃ち、そのすさまじい力を見た上で「弱い」と断言。わざわざ教え子の虎杖悠仁を連れ出して見学させつつ、漏瑚に圧倒的な実力の差を見せつける。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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