2012年から2015年に亡くなった芸能人・著名人まとめ

芸能界やスポーツ界、財界などで活躍する芸能人・著名人の訃報が流れると、世間では大きな衝撃が生まれて、その人物の特集記事やコーナーが組まれることが多く有る。本記事では「2012年」から「2015年」の間になくなった芸能人・著名人の情報を、その方の生前の活躍ぶりと共にまとめて紹介する。

粕谷一希

粕谷一希

雑誌「中央公論」の元編集長で戦後論壇を先導した評論家。
5月30日午後、心不全のため東京都内の病院で死去。84歳。
東大法学部を卒業し、1955年に中央公論社に入社。「中央公論」編集者だった60年代、国際政治学者の高坂正堯まさたかを論壇デビューさせたほか、政治学者の萩原延寿のぶとし、永井陽之助、劇作家の山崎正和さんらの論文を積極掲載し、左翼全盛の論壇に現実主義的路線を打ち立てた。66年にはイタリアで塩野七生さんと出会い、「ルネサンスの女たち」の執筆を勧めて作家デビューへ導いた。

西森輝門

西森輝門

日本相撲協会の前理事長で、元大関魁傑(かいけつ)、元放駒(はなれごま)親方。
5月18日、死去。66歳。
幕内在位45場所で優勝2度、殊勲賞2度、敢闘賞7度、技能賞1度。79年に引退後は放駒部屋をおこし、横綱大乃国(現・芝田山親方)らを育てた。
2010年8月に理事長に就任した。在任中の11年2月に発覚した力士らによる八百長問題では、同年の春場所の中止と技量審査の夏場所の無料公開に踏み切った。年寄名跡(親方株)を協会で一括管理する方針など、協会運営の大幅な見直しを進め、新制度下での協会の公益法人化へ道筋をつけた。

文挟夫佐恵

文挟夫佐恵

俳人。
5月19日、老衰で死去、100歳。
東京生まれ。飯田蛇笏(だこつ)に師事した。1961年に石原八束らと「秋」創刊に参加し、後に主宰。65年に現代俳句協会賞受賞。昨年、俳句で最も権威があると言われる蛇笏賞を最高齢の99歳で受賞した。代表句に「炎天の一片の紙人間〈ひと〉の上に」がある。

長大作

出典: wasavi-design.com

長大作

戦後デザイン界の重鎮の一人として知られる家具デザイナー。
5月1日、老衰で死去。92歳。
旧満州(現中国東北部)出身。1947年に坂倉準三建築研究所に入社。57年の「藤山愛一郎邸」、58年の「松本幸四郎邸」では建築の設計から家具のデザインまでのすべてを手がけて、注目を集めた。
両邸宅に携わった経験から、次第に家具デザインに魅了され、和と洋を融合した多くの秀逸な作品を制作した。代表作は「低座イス」など。

村山常雄

出典: www.tokyo-np.co.jp

村山常雄

シベリア抑留者支援・記録センター世話人。
5月11日、細菌性肺炎のため死去、88歳。
元シベリア抑留者で、1949年に帰国。教員を経て、70歳で抑留死亡者のデータベースを作り始め、4万6千人超の名簿をホームページや自費出版で公開した。2006年に吉川英治文化賞。

田部和良

出典: www.viet-jo.com

田部和良

元Jリーグアジアアンバサダー。
5月9日に死去。52歳。
田部氏は教員を経て99年に横浜FC立ち上げに尽力。フランスリーグのグルノーブル、Jリーグ福岡などのGMを歴任し、13年2月にはJリーグのアジアプロジェクトの一環としてベトナムに派遣されていた。

神美知宏

出典: www.kt.rim.or.jp

神美知宏

全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)会長。
5月9日、群馬県の病院で死去。80歳。
17歳でハンセン病を発病し、香川県の大島青松園で半世紀にわたり療養。その後は元患者として療養所入所者の尊厳確立と差別撤廃、社会復帰、療養所の将来のため各地で活動を展開。
国立ハンセン病資料館の事業計画などを協議するため厚生労働省が設置した「ハンセン病資料館等運営企画検討会」や、全国の療養所にある史跡をどう保存していくか話し合う「歴史的建造物の保存等検討会」の委員を務めていた。

岩井直溥

出典: www.townnews.co.jp

岩井直溥

「吹奏楽ポップスの父」と呼ばれた作曲家・編曲家。
5月10日、呼吸不全で死去。90歳。
東京音楽学校(現・東京芸術大)卒。ジャズのトランペッターとして活躍した後、編曲家になる。1972年から吹奏楽によるポップスシリーズ「ニュー・サウンズ・イン・ブラス」を企画制作し、人気シリーズに育てた。「復興への序曲『夢の明日に』」(2013年度)など、全日本吹奏楽コンクールの課題曲の作・編曲にも携わった。

逢坂じゅん

出典: tokai-tv.com

逢坂じゅん

俳優、本名渡辺美二さん。
5月8日、脳出血で死去、68歳。
明るいキャラクターで、お笑いトリオ「レツゴー三匹」のじゅんとして1970年代を中心に活躍。俳優としてはTBS系ドラマ「半沢直樹」やNHKの連続テレビ小説などに出演した。

矢田耕司

出典: blog.esuteru.com

矢田耕司

声優。
5月1日、慢性腎不全のため死去、81歳。
矢田さんは、アニメ「ONE PIECE」のゼフ役、『ドラゴンボールZ』のDr.ゲロ、『聖闘士星矢』の老師役など数多くの人気アニメで活躍。洋画「トランスポーター2」や「デイ・アフター・トゥモロー」などで吹替えも担当していた。

2014年4月

渡辺淳一

渡辺淳一

男女の愛と性を赤裸々に描いた「失楽園」「愛の流刑地」などのベストセラーで知られる作家。
4月30日午後11時42分、前立腺がんのため東京都内の自宅で死去。80歳。
1933年、北海道生まれ。札幌医科大の講師(整形外科)を務めながら小説を発表。「小説・心臓移植」を69年に発表し、医師の倫理をめぐり話題となったが、学内の反発が強く辞職。上京して専業作家となった。70年には「光と影」で直木賞、80年には「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」で吉川英治文学賞を受けた。
激しい不倫愛を描いた97年の「失楽園」、06年の「愛の流刑地」は映画化、テレビドラマ化されて大ヒット。

松岡直也

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