天穂のサクナヒメ(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『天穂のサクナヒメ』とは、同人ゲームサークル「えーでるわいす」が制作し、マーベラスから発売されたアクションRPG。PS4、Nintendo Switch、PC版が発売されている。戦神であり豊穣神でもある主人公・サクナヒメが鬼の蔓延る島「ヒノエ島」で稲作に従事しながら鬼を退治し、島の秘密を解き明かしていく物語。ゲームは稲作とアクションの2つのパートに分かれて進行する。稲作パートの本格的な作りこみから「農林水産省のHPが攻略wikiになる」と話題になった。

採集ポイントは各地にある。峠に犬が増えるほど、派遣できる人数も増える。

かいまるが峠に犬を連れてくると、峠の人間たちが採集に出かけられるようになる。
それぞれ持ち帰ってくるものの傾向があり、かいまるは肥料の材料、きんたは鉱物、ゆいは草、ミルテは食材を中心に採ってくる。田右衛門だけはまんべんなく採ってくる。

峠の中で手に入るもの

拾うアイテム

春、峠の中の木を調べると梅の実が成っていることがある。

峠の中では、季節ごとに様々なものを拾うことができる。
田んぼの周りや建物の中、裏では益虫を拾える。拾うと自動で田んぼに移される。
春にランダムで木に成っている梅の実は、食べることはもちろん、ゆいの作る着物の素材にもなる。日数が経つと腐ってしまうので、保存ができないのが悩みどころ。
秋には田んぼの周りでイナゴを拾える。もちろん食材だ。
他にも食べられる野草など、季節によって様々なものを拾える。冬はドジョウしか拾えない。

交易で入手できるアイテム

交易画面。品物の一覧にある米俵のマークは、購入に必要な米の数。玄米は1、分搗米は2、白米は3の扱い。

河童たちが稲作を手伝ってくれるようになり、米の収量が増えると、都と交易ができるようになる。家でタマ爺に話しかけると交易品の一覧を見ることができる。
島では手に入らないキュウリや、装備に使う素材など、日によってラインナップは少しずつ変わる。
島でも作れるが、必要な素材が多いので量を作りにくい味噌などの加工品も交易で入手できる。

『天穂のサクナヒメ』の用語

ヤナト

大龍の前で名乗りをあげるサクナヒメ。

物語の舞台となる国。戦国時代の日本をモデルとしている。
海外からやってきた宣教師のミルテ以外の登場人物はすべてヤナト人。

二つ世

麓の世の様子について尋ねるサクナヒメ。天浮橋がかからない限り行き来できないので、神は人の世を、人は神の世を知らずに過ごす。

神々の住む世界を「頂の世」、人間たちの住む世界を「麓の世」、これらを合わせて「二つ世」と呼ぶ。
頂の世が豊かさを失うと麓の世に荒廃をもたらし、麓の世が乱れれば頂の世も貧しくなる。どちらか一方が原因ということはなく、合わせてひとつの世界だ。
作中の時代のヤナトは長い戦と飢饉で荒れており、頂の世でも凶作となっている。それらから生じる嘆きや怨嗟が頂の世に鬼を生み、悪神大龍を形作った。
豊穣神であるサクナヒメが米を作り、頂の世を豊かにすることで麓の世にも豊穣をもたらし、長い戦の世を終わらせることとなった。

創世樹

主神カムヒツキは創世樹そのものでもある。よく見ると、体が枝に繋がっている。

二つ世を作った、とてつもなく巨大な神木。枝先に頂の世、根に麓の世があると言われている。
ヤナト神族の主神カムヒツキは創世樹の化身で、その体は創世樹の枝先そのものだという。
作中では群がってくる虫を退治して創世樹を守るタワーディフェンス形式のミニゲーム「花咲かサクナ」が遊べる。

天浮橋(あめのうきはし)

『天穂のサクナヒメ』冒頭のシーン。田右衛門たちに戻れと警告しているのはタマ爺。

頂の世と麓の世を繋ぐ橋。出現と消失を不定期に繰り返す橋で、その動きは誰にも予測できない。
もとは初代カムヒツキが作ったものだったが、二代目以降には扱えない。
田右衛門、ミルテ、きんた、ゆい、かいまる、石丸はこの橋を渡って頂の世に迷い込んだ。

ヒノエ島

ヒノエ島の全景。サクナヒメの家のある峠は島の中心にある。

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