SCP財団（SCP Foundation）の徹底解説まとめ (8/15)

SCP財団（SCP Foundation）の徹底解説まとめ

2023.01.29

SCP財団とは、現代の科学では説明不可能な物品、物体、場所、現象、概念を、一般の人間の目から遠ざけ、「確保」、「収容」、「保護」をすることを目的とする秘密組織「SCP財団」を舞台としたオカルトシェアワールドである。異常存在である「SCPオブジェクト」の詳細をまとめた報告書という形で公式wikiにまとめられており、その数は世界中で10,000を超える。発祥の地であるアメリカを「本部」とし、日本を含め世界中に「支部」を持っている。

ロシア連邦軍参謀本部情報総局“P”部局（ロシアれんぽうぐんさんぼうほんぶじょうほうそうきょく”P”ぶきょく）

ロシア連邦軍参謀本部情報総局“P”部局のロゴマーク

「ロシア連邦軍参謀本部情報総局“P”部局（以下、P部局）」は、ヨセフ・スターリンの命により、ソ連で結成された部隊。元々はS.M.キーロフ暗殺事件の調査のために結成された部隊だったが、その後アーネンエルベやナチス、ヴァチカンといった脅威に対抗するため、独自にSCPオブジェクトの収集、研究を続けていた。しかしソ連崩壊後、存在意義がほぼ消滅し、現在は解体状態となっている。

ハーマン・フラーの不気味サーカス

ハーマン・フラーの不気味サーカスのロゴマーク

「ハーマン・フラーの不気味サーカス」は、ハーマン・フラ―と名乗る謎の団長が率いる、人型SCPオブジェクトで構成されたサーカス団。サーカスは主に一般人向けに公開されているが、なぜか財団はその事前情報を入手することができず、発見は閉幕後が基本。サーカス団自体は人に危害を加えようとしているわけではないようだが、元サーカス団員であった人物のインタビューによると、ハーマン・フラーは最近のサーカスの経営が傾いていることに焦っていて、何かとんでもないことを考えているらしいが、詳しいことは分かっていない。

境界線イニシアチブ

境界線イニシアチブのロゴマーク

「境界線イニシアチブ」は、ユダヤ・キリスト・イスラム教などのアブラハム系宗教の思想を持つ複数の有力な団体によって構成される組織。彼らの目的は、SCP財団やGOCなどとは別に、SCPオブジェクトを収容、または破壊することで増え続ける異常存在や要注意団体に対抗すること。ただし、なぜそのような目的を持ったのか、最終的に目指す彼らの着地点は何なのかなど、全容はまったくつかめていない。壊れた神の教会や第五教会といった自分たち以外のカルト教団に対しては激しい敵対心を持っているが、財団やGOCに対しては、交渉次第で限定的な協力関係を結ぶことができる。

大日本帝国異常事例調査局（だいにっぽんていこくいじょうじれいちょうさきょく）

大日本帝国異常事例調査局のロゴマーク

「大日本帝国異常事例調査局（通称、IJAMEA）」は、1868年の明治維新から1945年の第二次世界大戦終結までの間、日本で発見された異常存在の軍事利用のための研究をしていた機関。1951年のサンフランシスコ条約と共にIJAMEAは正式に解体され、IJAMEAにて研究されていた異常存在の多くがGOCによって回収された。しかしIJAMEAの元構成員の中には、日本を再び偉大な地位に復権させようと暗躍している派閥があるらしく、GOCが回収しきれなかった異常存在をいまだに所持している可能性が浮上しているため、要注意団体としてマークされている。

「何者でもない」

「何者でもない」のロゴマーク

「何者でもない」は、財団の前の度々姿を現す灰色のスーツと中折れ帽子を被った個人、または団体であり、正体を訊ねると「何者でもない」と一言残してどこかへと消えてしまう。謎の存在。彼、もしくは彼らの目的や財団の前に姿を現す理由などが一切不明であり、要注意団体の中でも特に情報がない組織。

イスラム・アーティファクト開発事務局（ORIA）

イスラム・アーティファクト開発事務局（ORIA）のロゴマーク

「イスラム・アーティファクト開発事務局（以下、ORIA）」は、中東および中央アジアのかけて存在する異常存在を独自に回収し、軍事利用のために研究している機関。目的や思想、財団やその他の要注意団体との関わり方はIJAMEAと似ているが、IJAMEAと違いORIAは現在も活動を続けており、異常存在を巡って度々財団やGOCと対立している。

オネイロイ・コレクティブ

オネイロイ・コレクティブのロゴマーク

「オネイロイ・コレクティブ（以下、コレクティブ）」は、人間の見る夢に直接干渉してくる個人、また集団の総称。財団職員の夢に干渉してくるだけでなく、GOCや蛇の手といったその他の要注意団体とも同程度の接触を行っているが、その理由は不明。財団の研究員による見解では、コレクティブは「自我を持つ明晰夢」であり、自身の存在を確固たるものにするために多くの人間の夢に干渉してきているのではないか、とされている。また、理由は不明ながら要注意団体「ザ・ファクトリー」とは明確に敵対していることが判明している。

パラウォッチ

パラウォッチのロゴマーク

「パラウォッチ」は、陰謀論者、超常現象愛好家、アマチュア作家などが参加しているオンライン上のウェブ掲示板の名称。この掲示板では、世界各国で発見された超常現象や異常存在の情報などをユーザーが投稿し、それを共有しており、一般的なオカルトサイトと見られているが、後に財団がSCPオブジェクトとして収容する超常現象や異常存在の情報の投稿率が異常なまでに高いことから財団の目を引いた。現在は財団がサイト上に誤情報を大量に投稿することで本物の異常存在の情報を埋もれさせている。

三ツ月イニシアチブ

独断と偏見で選ぶオススメのSCP その5

タイトルちょっと変更しましたが、続いてます。 SCPとは、人知の及ばない物品、場所、生物などを指します。 SCPの存在は秘匿され、「SCP財団」という組織に管理されています。その際、それらは「SCP-（番号）」の形でコードが付けられています。（SCPは確保(Secure)収容(Contain)保護(Protect)の頭文字をとったもの）

Read Article