SCP財団(SCP Foundation)とは【徹底解説まとめ】

SCP財団とは、現代の科学では説明不可能な物品、物体、場所、現象、概念を、一般の人間の目から遠ざけ、「確保」、「収容」、「保護」をすることを目的とする秘密組織「SCP財団」を舞台としたオカルトシェアワールドである。異常存在である「SCPオブジェクト」の詳細をまとめた報告書という形で公式wikiにまとめられており、その数は世界中で10,000を超える。発祥の地であるアメリカを「本部」とし、日本を含め世界中に「支部」を持っている。

幻島同盟のロゴマーク

「幻島同盟」は、別世界に存在するいくつかの島々によって構成される連合国家。加盟している島々は、14~16世紀までは我々のいる世界に存在していたが、当時の大国による調査や植民地化から逃れるために、別世界への転移を行った。この出来事が、現在でも語られている、かつては海図に記載されていたものの、後の調査によって存在が否定された島々、「幻島」の伝説となった。幻島同盟が存在している世界には、「遺物」と呼ばれる異常物品が存在しており、別世界への転移も遺物を用いて行われた。この遺物は何らかの方法によって我々の世界へと訪れることがあり、そのたびに甚大な被害をもたらしているため、幻島同盟は要注意団体に指定された。

警視庁公安部特事課(けいしちょうこうあんぶとくじか)

警視庁公安部特事課のロゴマーク

「警視庁公安部特事課」は、要注意団体「日本超常組織平和友好条約機構(JAGPATO)」に加盟している警察庁特事捜査部の管轄下にある警察組織。日本における連邦捜査局異常事件課(FBIUIU)に当たる組織であるが、FBIUIUと違い、経験と知識のある人材を揃えているため有能。SCP財団日本支部とは協力関係を結んでいるが、情報漏洩の危険を考慮して交流は限定的。

闇寿司(やみずし)

闇寿司のロゴマーク

「闇寿司」は、寿司に関する異常存在を扱う寿司職人の集団。チェーン店やのれん分けのような経営体制を築いているが、提供する寿司のほとんどが肉料理やサラダといった一般的に邪道とされる寿司であることや、概念といったものまで寿司にすることが特徴。また、「寿司をベイゴマのように回転させてぶつけ合う競技を行う寿司屋(SCP-1134-JP スシブレード)」と何らかの関係性を持っているらしく、闇寿司が提供する寿司もSCP-1134-JPと同様の異常性を持っていることが分かっている。

無尽月導衆(むじんげつどうしゅう)

無尽月導衆のロゴマーク

「無尽月導衆」は、構成員全員が忍者や忍術に関連している諜報部隊。金銭を対価とした諜報活動・工作活動は非常に優秀であり、異常・正常を問わず様々なテクノロジーを用いた「忍術」を使い、度々財団と対立している。主な本拠地は日本であることが分かっているが、国外でもその活動が散見される。

エルマ外教(エルマがいきょう)

エルマ外教のロゴマーク

「エルマ外教」は、詳細不明の神「女神エルマ」を信奉する、”異世界跳躍”を教義、もしくは目的としている宗教団体。異世界跳躍とは、我々のいる世界とは別の世界へと転移することを指し、この時転移する世界とは転移者の”異世界”の認識によって変化することが分かっている。異世界跳躍を繰り返し、別世界にエルマ外教を広めている”遷教師”と呼ばれる人物たちによって、我々の世界のみならず、ありとあらゆる平行世界や別次元の世界に支部が存在している。ただし各支部の発展はまちまちで、未だ異世界跳躍に成功していない支部もあれば、すでに財団を上回るほどの技術力を持つ支部も存在している。エルマ外教は基本的に財団に対して敵対している様子はないが、エルマ外教が行う異世界跳躍によって生物学的、因果論的、時空物理学的危険性が生じていることから、要注意団体として指定された。

神枷一族(かみかせいちぞく)

神枷一族のロゴマーク

「神枷一族」は、日本に古くから存在する血縁集団。彼らは「語り」に秀でた能力を持っており、戦争の仲介や組織間の仲裁などを武力を使わず己の言葉のみで行うほか、動物や植物、さらには一般的に”神”と呼称される存在に対しても対話を可能にしており、説得によって様々な脅威から守られていた。神枷一族は自らの血族のみならず、孤児や一族のはぐれ者などの弱者を積極的に自らの一族に加えていったため、日本各地に神枷一族の伝承が受け継がれている。現在、神枷一族は歴史の表舞台から姿を消しており、その消息は不明となっている。

ライフラフト

ライフラフトのロゴマーク

「ライフラフト」は、別世界から偶然にもこちらの世界へとやってきてしまった漂流者たちによって構成されたコミュニティの名称。ライフラフトという名称はあくまで便宜的なもので、コミュニティ側がそう名乗っているわけではない。ライフラフトの構成員はすべて、こちらの世界とは別の世界から、何らかの偶然によってこちらにやってきてしまった漂流者たちで構成されている。漂流者たちの多くが、元の世界への帰還を行動原理に活動しており、そのための互助集団として”ライフラフト(救命いかだ)”を結成した。構成員の中には、元の世界へと戻るために財団以外の要注意団体と接触しているケースが見られたため、ライフラフトを要注意団体として指定した。

Imaginanimal(イマジナニマル)

Imaginanimalのロゴマーク

「Imaginanimal」は、動物の姿を持った、自我を持つ概念たちの総称。要注意団体として指定されてはいるが、正確には団体と呼べるほどの組織体系を持っておらず、あくまで類似の異常性を持った異常存在たちの総称である。Imaginanimalたちは基本的には不定形のイメージの産物であるが、人間がその存在を認識する際、Imaginanimalは人間以外の動物の姿を形どり、干渉することが可能となる。その性質上、財団側でも発見、および管理が非常に困難なため、常にImaginanimalの情報を追跡している。Imaginanimalは基本的に人間に対して極めて友好的で、人間という存在に強い興味と関心を抱いていることから、即座に脅威になることはない。しかしその好奇心故に一般人に存在を知られる可能性も非常に高いため、要注意団体として指定された。

遠野妖怪保護区(とうのようかいほごく)

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