SCP財団(SCP Foundation)とは【徹底解説まとめ】

SCP財団とは、現代の科学では説明不可能な物品、物体、場所、現象、概念を、一般の人間の目から遠ざけ、「確保」、「収容」、「保護」をすることを目的とする秘密組織「SCP財団」を舞台としたオカルトシェアワールドである。異常存在である「SCPオブジェクト」の詳細をまとめた報告書という形で公式wikiにまとめられており、その数は世界中で10,000を超える。発祥の地であるアメリカを「本部」とし、日本を含め世界中に「支部」を持っている。

東弊重工(とうへいじゅうこう)

東幣重工のロゴマーク

「東幣重工」は、異常な科学力を持ち、様々な異常性を持つ製品を製造、販売している営利組織。曲がりなりにも営利組織であるため、顧客の要望にはしっかり対応し、危険な機能が搭載されている場合には事前警告が施されているなど、コンプライアンス面がしっかりしている。一方で、日創研や如月工務店、”博士”などと協力し、非常に危険で厄介なSCPオブジェクト製造することもある。また、基本的に自分たちの活動の一切を徹底して隠蔽しているため、財団が東幣重工関連のSCPオブジェクトを発見するときにはすでに足取りを掴む手がかりすらなくなっている。

犀賀派(さいがは)

犀賀派のロゴマーク

「犀賀派」は、「犀賀六巳(さいが ろくみ)」と名乗る人物の信奉者から成る集団。犀賀六巳は、自身を時空物理学の権威であると称しており、複数の平行世界へと自由に行き来する能力を持っている。彼の目的は、ありとあらゆるすべての平行世界を救うことであるとし、別の世界から取り寄せた異常物品を使った何らかの活動をしているところが発見されている。しかし犀賀六巳とその信奉者たちは、「大を救うために小を切り捨てる」といった危険な思想を持っているため、世界を救うための活動による犠牲者の発生も厭わない。その危険性から、財団は犀賀派を要注意団体に指定した。

大日本帝国陸軍特別医療部隊(だいにっぽんていこくりくぐんとくべついりょうぶたい)

「大日本帝国陸軍特別医療部隊(通称“負号部隊”以下、負号部隊)」は、1937年に陸軍と要注意団体「蒐集院」の協力によって設立された、オカルトとテクノロジーを研究する特殊部隊。部隊内には、呪術を中心に研究する「ツチグモ」、生命科学を中心に研究する「ジョフク」、機械工学を中心に研究する「タタラ」の3部隊が存在していた。この研究によって生まれた異常存在は、量産こそされなかったものの、実際に戦線投入されたことが判明している。終戦に伴い負号部隊は解体され、技術や異常存在の多くが財団によって回収された。

イワナガ美容組合

イワナガ美容組合のロゴマーク

「イワナガ美容組合」は、異常な性質を持った女性向けの美容品を売り歩く営利集団。イワナガ美容組合に関連するSCPオブジェクトは共通してピンク色のパッケージであることが分かっている。販売方法は広告、訪問販売、ネット通販など多種多様。イワナガ美容組合が売る美容品は、使用者の悩みや苦痛を解決するものが多いが、その反面、顔が別人の物に変化する洗顔フォームや、人間の子供が産まれなくなる錠剤など、使用者に対して甚大な被害をもたらす副作用がある。

日本超常組織平和友好条約機構(にほんちょうじょうそしきへいわゆうこうじょうやくきこう)

日本超常組織平和友好条約機構(JAGPATO)のロゴマーク

「日本超常組織平和友好条約機構(通称、JAGPATO)」は、SCP財団日本支部、GOC、日本政府が加盟する団体。財団とGOCの衝突の仲介や、日本政府の動向の監視を目的とした団体だったが、最近ではGOC、日本政府共にSCPオブジェクトを独自に隠し持っていたり、極秘情報を流出させたりと怪しい動きが続いているため、財団によって要注意団体に指定されている。

夢見テクノロジー(ゆめみテクノロジー)

夢見テクノロジーのロゴマーク

「夢見テクノロジー」は、”誰かの願望、将来の夢”を実現させる商品を販売する営利団体。異常な技術によって顧客の”夢”を実現させることを可能にしているが、そのためには代償が必要であり、その代償も体の一部や周囲の人間など。そのこともあり、顧客が本来望んでいた”夢”とは違うものが叶えられる結果となることが散見されている。

トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション‬(Ttt)

トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション‬のロゴマーク

「トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション‬(以下、Ttt)」は、様々な異常な能力を持つ存在のみによって構成された企業。Tttの社員は全員が世界各地に伝わる神話・伝承と関連する神の名前を冠しており、例としてTttの社長はギリシャ神話に登場する神ヘルメースを、副社長はエジプト神話に登場する神トートを名乗っている。Tttの主な事業は翻訳業、観光業、飲食業、通信サービス業など多岐に渡る。また、Tttが顧客としている主な相手は、自分たちと同じ異常存在、特に”神”として畏れられるような存在であることから、神々による、神々のための企業である可能性が高いと財団は認識している。Tttは人間社会に対して中立的、ないしは友好的であり、敵意を持っている様子はこれまでの間確認されていないが、それ故にその存在が一般社会に露見する危険性を秘めているため、財団によって要注意団体としてマークされている。

恋昏崎新聞社(こいがれざきしんぶんしゃ)

恋昏崎新聞社のロゴマーク

「恋昏崎新聞社」は、静岡県のどこかから進入することができる異次元空間「恋昏崎」に本社を構える報道機関。主にWebニュースを媒体として、財団やその他の要注意団体、異常存在の関わる時事ニュースを報道している。ただし、財団に対しては敵対的な視点からの報道が目立ち、捏造や偏向報道も辞さない姿勢でいる。財団の調査によると、恋昏崎新聞社の社員の多くが以前は別の要注意団体の構成員だったらしく、他の要注意団体と独自のパイプを持っていることが分かっている。

幻島同盟(まぼろしとうどうめい)

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