僕たちがやりました(僕やり)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕たちがやりました(僕やり)』とは、原作が金城宗幸、漫画が荒木光による日本の漫画。通称「僕やり」。講談社の『週刊ヤングマガジン』で、2015年19号から2017年8号まで連載された。主人公は凡下高校に通う2年生、増淵トビオ。同級生らと楽しい日々を送る中、いたずらのつもりで計画した「爆破」が死者10人を出す大惨事を招く。罪悪感を抱えながら、窮地に追いつめられた若者たちの成長と共に人間の本性や心理を描く。『僕たちがやりました』は、2017年7月からフジテレビ系列の関西テレビでドラマ化された。

増淵トビオ(ますぶち とびお)

演:窪田正孝
物語の主人公で、凡下高校の2年生。周りからはトビオと呼ばれている。「そこそこの人生」を理想に掲げるが、不良たちが通う矢波高校爆破事件を機に人生が変わる。10人の命を奪ったという罪に耐え切れず逃亡生活を送る。結局、爆破事件の真相は世間に明らかにならず事件を背負って生きることになる。

丸山友貴(まるやま ゆうき)

演:葉山奨之
トビオの同級生。もともと内向きな性格で大人しかったが、爆破事件でパイセンからもらった300万円により内に秘めた腹黒さが露呈する。矢波高校の生徒に「死ね」と陰口をたたいているところを不良たちに見つかりリンチされる。これが原因で、トビオたちが爆破を計画する。爆破から10年後、パイセンから奪った金でマルチ商法に手を染め年収3000万円を稼ぐようになっている。

伊佐美翔(いさみ しょう)

演:間宮祥太朗
トビオの同級生。明るい性格でセックスが大好き。爆破事件の罪悪感から、首吊り自殺を図るが死にきれなかった。10年後、付き合っていた彼女の今宵と結婚。「明日男」「翌朝」という一男一女をもうけ、建築会社で勤務。それなりの幸せな家庭を築く。

小坂秀郎(こさか ひでろう)

演:今野浩喜
凡下高校の卒業生で、あだ名はパイセン。20歳。関西弁で喋る。父親は風俗界の実力者の輪島宗十郎で、物語の後半で明らかになる。輪島の13番目の愛人の子どもで、顔が「ひでえ野郎」ということで「秀郎」と名付けられた。進学もせず無職だが、輪島が生活資金を送り続け裕福な生活を送る。輪島の別の息子玲夢を殺害し、10年間服役することになる。

トビオと親しい人物

蒼川蓮子(あおかわ れんこ)

演:永野芽郁
トビオの幼馴染。矢波高校爆破事件後、市橋とともに失踪したトビオを捜す。その後、トビオに告白され付き合うことになるが、4人の自首計画を前に別れる。10年後は別の男性と結婚して、その男性の子を妊娠している。産婦人科でトビオと偶然再会する。

市橋哲人(いちはし てつと)

演:新田真剣佑
矢波高校のトップのヤンキー。爆破事件により大けがを負い、リハビリを余儀なくされる身体に。求心力を失ったことで学内でいじめの対象となる。祖母と2人暮らしでパイロットの夢を持っていた。飛び降り自殺を図ったトビオの入院先が同じとなり仲良くなる。しかし、夢をかなえられない身体になったことなど生きる希望を失い、飛び降り自殺する。

トビオの母

演:榊原郁恵
トビオの母親。家族はトビオが爆破事件に関わっていることを知らない。

増淵ハル(ますぶち はる)

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