ブルーロックの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ブルーロック』とは、原作は金城宗幸、作画はノ村優介が担当しているサッカー漫画。日本がW杯での優勝を目指し、「最強のストライカー」を育成すべく、全国から集められた高校生ストライカー達が互いに競い合い、サッカー人生を賭けた内容となっている。本作は『週刊少年マガジン』にて2018年の8月から連載が始まった。ここでは『ブルーロック』の数々の名シーンや名ゼリフを紹介していく。
『ブルーロック』の概要
『ブルーロック』とは、金城宗幸原作、ノ村優作画によるサッカー漫画だ。『週刊少年マガジン』(講談社)で2018年から連載されており、その斬新な設定と白熱した展開で多くの読者を魅了している。
本作の特徴は、「エゴイスト」を通じて日本サッカー界の再建を目指すという設定。300人の高校生ストライカー候補が集められた特別施設「ブルーロック」で繰り広げられる競争は、従来のスポーツ漫画の枠を超えたサバイバルバトル漫画となっている。
技術や戦略だけでなく、心理戦や個性的なキャラクターたちの成長も目が離せない。主人公、潔世一(いさぎよいち)を始めとする個性豊かな選手たちの熱い戦いは、読者を引き込む魅力を持っている。
世間の反応も好評であり、2021年には第45回講談社漫画賞少年部門を受賞。さらに2022年10月からはTVアニメも放送され、その人気は加速している。
本作の名言も大きな話題を呼んでいる。SNS上でも頻繁に引用されており、これらの名言は、単なるカッコよさだけでなく、自己実現や目標達成への意欲が感じられる力を持つとして、多くのファンから支持を得ている。
『ブルーロック』は、従来のスポーツ漫画の概念を覆す斬新な作品として、幅広い年齢層から世界中まで支持を受け、サッカーファンのみならず、漫画ファン全体に強いインパクトを与え続けている。
絵心甚八(えごじんぱち)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーにはなれない」
「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーにはなれない」という言葉は、ブルーロックを計画した指導者の絵心甚八(えごじんぱち)が選手達に、最初に放ったセリフだ。絵心甚八は、日本サッカーの弱点「優秀なストライカー」とその「エゴ」が欠如していると話し、世界レベルのストライカーを誕生させるには、極端な個人主義プレーと自分のプレーに対する自己肯定感が重要だと話している。
この言葉に、招待された主人公・潔世一とその仲間達はこの考え方に戸惑いを感じ、絵心甚八の考えを否定するものも現れた。しかし、世界一のストライカーになるためにはこのエゴが必要と感じた潔世一はこの言葉に身を投げ、ブルーロックの試練へと挑戦していく。
「ストライカーとはその全責任を負い、最後の1秒まで戦う人間のこと…ですよ」
絵心甚八の「ストライカーとはその全責任を負い、最後の1秒まで戦う人間のこと…ですよ」という言葉には、ストライカーが持つべき、覚悟と責任感が現れている。
単純に技術やスキルだけの問題ではなく、精神的な強さ、勝負に対しての諦めない心の強さも求められている。ストライカーとして最後の1秒まで戦う姿勢は自分の限界を超え、挑戦し続ける精神力を象徴していると感じられる言葉だ。
ストライカーたちの本質を表したこの言葉を聞いた潔世一はストライカーとして何が必要でゴールのために何か自分の武器を探すために思考を重ねていく。
この言葉が、彼の成長に大きな結果をもたらしていくきっかけとなった。
「才能という熱い原石は、磨かなければ自己満足のゴミと化す」
才能を持っていたとしても、それを極限まで磨かなければ、ただの才能があるだけのゴミと断言する絵心甚八。「才能という熱い原石は、磨かなければ自己満足のゴミと化す」というこの言葉の意味として、その才能をどんなプレーに活かしきれるか、自分だけのプレースタイルを見つけ出し、その才能を突出させることが真の才能だと発言する。
ただ単純にメッシのような上手いプレーを真似するだけでは自分の武器は研磨されず、自分だけの武器に何を組み合わせたら強力に進化できるのかと発言している。
ストライカーたちは、この言葉をきっかけに個人のプレースタイルを見直し、それぞれのサッカーでどのようなゴールを生み出すのか注目だ。
「たまたま勝つな、勝つべくして勝ち取れ」
絵心甚八は1次選考にて「チームZ」に、世界的に活躍しているストライカーは必ず己だけのゴールの方程式があると説明し、成功に再現性を見出せと述べた。続けて絵心は今のお前たちは偶然に起きたことが多いと説明し、「たまたま勝つな、勝つべくして勝ち取れ」という言葉を死線をくぐり抜いて勝ち抜いた潔世一たちのチームに放った一言。時に選手を切り捨てる残酷さを持つ絵心が、選手に対して熱い言葉を送る場面である。
勝つためにゴールの再現性とその方程式が偶然重なったゴールでは1人前のストライカーとはならないと絵心は語った。勝利には自分が起こした行動、相手に勝った理由を理解し、それを再現出来てこそ自分自身の勝利と繋がると言える。絵心のストライカーとしての熱意のある厳しい言葉だが、それに感化した主人公潔世一は自分のゴールの成功体験を分析し、方程式を完成させる事に力を入れた。
潔世一(いさぎよいち)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「勝つってことは…負ける奴がいるってことで 俺がその夢を叶えるってことは それはつまり…誰かの夢を終わらせるってことだ」
このシーンはブルーロック最初のテストで行われた制限時間内にボールを相手にあて、最後のボール所持者が脱落という、いわゆる「サッカーの鬼ごっこ」というシンプルな試験となった。
相手がつまずき、絶対にあてられる場面になった絶好の機会に、潔世一は「勝つってことは…負ける奴がいるってことで 俺がその夢を叶えるってことは それはつまり…誰かの夢を終わらせるってことだ」と独白した。
自分の一蹴りで相手のサッカー人生を終わらしてしまうという潔世一の「ブルーロック」の本質をなんとなく理解している心情が伺える。
しかし、実際はつまずいた相手に当てたわけではなく、自分よりも強い相手と勝負することを選んだ潔世一。サッカーで世界一になるために、自ら勝負を選んだ潔世一の初めての「エゴ」が見られたシーンでもあった。
「『今までの自分』に捉われるな 変わるってのは今までの自分を壊すことからしか始まらない」
ブルーロック第2次試験、同じ人数で試合をし、勝ったチームが負けたチームの1人を選んで5人のチームにしたら突破という試験で、いわゆる、「はないちもんめ」みたいなルールの試験となっている。
潔世一は、その2vs2の場面で「『今までの自分』に捉われるな 変わるってのは今までの自分を壊すことからしか始まらない」という言葉を放った。自分はこの試合で変わらなければ選ばれる方ではなく、自分の武器で勝つためにはどうすれば良いか、これまでの自分のサッカーの思考を見つめ直している場面でもある。
ただ、単に戦法や行動を変えるだけでは今ではもちろん、この先の相手に通用しないということを潔世一は理解し、自分そのものを「壊す」という「エゴ」を生み出した。
「次なんていらない。負けるコトは死ぬコトだ。『青い監獄』はまだ死んでない! 世界一以外いらない…! 勝たせろクソメガネ このエゴはあんたが教えた感情だろ」
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目次 - Contents
- 『ブルーロック』の概要
- 絵心甚八(えごじんぱち)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーにはなれない」
- 「ストライカーとはその全責任を負い、最後の1秒まで戦う人間のこと…ですよ」
- 「才能という熱い原石は、磨かなければ自己満足のゴミと化す」
- 「たまたま勝つな、勝つべくして勝ち取れ」
- 潔世一(いさぎよいち)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「勝つってことは…負ける奴がいるってことで 俺がその夢を叶えるってことは それはつまり…誰かの夢を終わらせるってことだ」
- 「『今までの自分』に捉われるな 変わるってのは今までの自分を壊すことからしか始まらない」
- 「次なんていらない。負けるコトは死ぬコトだ。『青い監獄』はまだ死んでない! 世界一以外いらない…! 勝たせろクソメガネ このエゴはあんたが教えた感情だろ」
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