【刀剣乱舞】明治天皇のコレクションだった刀剣まとめ！鬼丸・小烏丸・平野藤四郎・一期一振・鶴丸・獅子王・鶯丸など多数！【とうらぶ】

名前の由来は、木村重茲が摂津の商人・平野道雪より入手したと伝えられていることによる。木村重茲はこの短刀を豊臣秀吉に献上し、秀吉は前田利長に譲り、以後、前田家に伝えられた。明治時代に、前田家より明治天皇に献上されて御物となった。

一期一振

粟田口吉光は正宗と並ぶ名工とされるが、その作品は短刀ばかりで、太刀はこの1振しか作らなかったため「一期一振」と呼ばれた。戦国時代、朝倉氏が所有していたが、朝倉氏滅亡後は毛利氏の物となり、毛利輝元より豊臣秀吉に献上された。小柄な体格であった秀吉は、自分の体格に合わせて、刃長が2尺8寸3分（約86cm）あった一期一振を、2尺2寸7分（約69cm）に磨上げた。秀吉の死後も豊臣氏に伝えられていたが、豊臣氏滅亡後は徳川家に伝わる。
その後、明暦の大火により一期一振は焼身となるも、徳川家は越前康継（年代的に二代目、もしくは三代目）に打ち直させた。こうして蘇った一期一振は尾張徳川家に伝えられた。幕末に至り、文久3年（1863年）、尾張藩主・徳川茂徳より明治天皇の父、孝明天皇に献上された。以後、皇室に伝えられ、皇室御物となっている。

獅子王

獅子王（ししおう）とは、平安時代の日本刀（太刀）である。平安時代末期の大和刀工の作と見られ、拵（外装）と併せて重要文化財に指定されている。
近衛天皇の代に、都を騒がせた鵺を仕留めた恩賞として源頼政に下賜されたと伝えられる。後に、徳川家康から獅子王を与えられた幕臣（高家）の土岐家が代々伝え、明治時代に東久世家を通して明治天皇に献上された。

鶴丸国永

江戸時代には、仙台藩主の伊達家の所有であったが、明治34年、明治天皇の仙台御巡幸の際に伊達家より明治天皇に献上されて皇室御物となった。

鶯丸友成

鶯丸は小笠原家伝来の備前友成の太刀。嘉吉元年（1441年）、結城合戦での功績により足利義教から小笠原政康に感状（賞状みたいなもの）とともに授けられた。『小笠原系図』にある感状には「鶯太刀友成」とあるが、『慶元古文書』には「鶯丸友成」とあるので今日では鶯丸で通っている。政康の子孫である越前大野郡勝山城主・小笠原家に伝来。その後、様々な経緯を経て明治天皇に献上される。

刀剣たちはどのような経緯で明治天皇の元へ集まったのか

鶴丸国永は明治34年の仙台行幸のおりに、仙台藩主伊達宗基から明治天皇へ献上された。

天皇自慢のコレクションのひとつは、床の間の刀掛けに飾られた数々の刀剣である。自身でも買い集めたが、天皇の好みを知った臣下から献上された品々も多かった。

お食事後には（中略）その後しばらく御座所で、お好きな刀剣類などを眺めておくつろぎになります。（中略）お好きだというので方々から献上したものや、またお買い上げ品もあったと思っております。

明治天皇の女官として仕えた山川三千子の証言。
御座所、とは天皇の居間に当たります。