マクロスΔ(マクロスデルタ)のネタバレ解説・考察まとめ

『マクロスΔ(マクロスデルタ)』とは、サテライト制作によるSFロボットアニメである。『超時空要塞マクロス』から続くシリーズの7作目。過去のテレビシリーズは巨大宇宙船内の市街区を舞台にしていたが、本作では銀河系辺境域の移民惑星が舞台となる。西暦2067年、銀河系各地で人々が自我を失い凶暴化する謎の奇病「ヴァールシンドローム」が発生していた。これを歌の力で鎮静化するため、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」はライブ活動を展開し、護衛可変戦闘機(バルキリー)部隊「Δ(デルタ)小隊」と共に活躍する。

CV:千葉一伸
新統合軍のパイロット。階級は少佐。

ライト・インメルマン

CV:荻野晴朗
ハヤテの亡き父。当時は新統合軍のパイロットで、アラド小隊長の上官でもあった。
家族に所在を知らせず各地を転戦しており、値打の分からないものを収集する癖を持つ。

『マクロスΔ』の用語

ヴァールシンドローム

人間が突然我を失い凶暴化する奇病。発症すると筋肉が膨張し、身体能力が向上するが瞳が血走って理性を失ってしまう。
銀河全域で発症が確認されており、対策が急がれている。
メカニズムは完全には解明されていないが、ワルキューレの歌が有効であることが確認されている。

ブリージンガル球状星団

銀河系サジタリウス渦状肢の先端近くに位置する球状星団。
直径はおおよそ1000光年ほどで、ラグナやアル・シャハル、ウィンダミアをはじめ居住可能な惑星も多数。
あちこちにプロトカルチャーの遺跡が点在するほか、それぞれの星には先住民が住んでいる。また、ウィンダミア星系の周囲には巨大な次元断層が確認されており、自由な行き来は難しい。

カーライルの黒い嵐

ウィンダミア第一次独立戦争の末期、使用が禁止されているはずの次元兵器が同国のカーライル地方に投下され、民間人や駐留していた新統合軍に甚大な被害を与えた。
この惨劇を機に、新統合軍はウィンダミアから撤退。独立戦争は事実上の停戦状態を迎えた。

ワルキューレ

戦術音楽ユニット。フレイアが新たに加入して5人になる。構成されているメンバーは全員フォールド因子受容体の高い数値を持つ。そのため、ヴァールシンドロームを鎮静化して抑えることができる。

プロトカルチャー

マクロスシリーズにおいて使われ続けている用語で、架空の地球外生命体、または彼らの残した文明や遺跡のこと。

ルン

ウィンダミア人特有の身体の器官。頭についている触覚のようなもの。人によってハートだったり、ダイヤだったり形はさまざまである。ルンを他星人に凝視されることは恥ずかしいようだ。また、命が尽きるという言葉を「ルンが尽きる」と表現することがある。

惑星

惑星ラグナ

惑星アル・シャハルから30光年の距離に位置する、青い海に覆われた海洋惑星。
クラゲを信仰する風習があり、年に一度ラグナの海神を称える「クラゲ祭り」が行われる。また、死者の魂を海に還す「クラゲ送り」という慣わしもある。ウミネコという水棲哺乳類が生息しておりアザラシと猫をあわせたような水陸両生の生物である。

惑星ウィンダミアIV

ラグナから800光年離れた、次元断層(フォールド断層)に囲まれた宙域に位置する惑星。
先住民のウィンダミア人は、外見は地球人と大差ないが、マイクローン化したゼントラーディを上回るほどの高い身体能力を持つ。
一方で肉体の老化が早く、平均寿命は30〜35年と短命な種族。成人するまでの成長速度は地球人と変わらないが、二十代なかばを過ぎると急激に老化し、皮膚にひびが入り雲母のように薄く剥がれ落ちる症状が顕れる。

惑星アル・シャハル

観光産業の振興により都市部の開発が進められているが、周辺は砂漠に囲まれている。

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