ダイヤのA(エース)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダイヤのA(エース)』は、高校野球を題材にした、寺嶋裕二によるスポーツ漫画である。『週刊少年マガジン』にて2006年第24号から2015年第7号まで第1部が連載され、同年第38号から第2部『ダイヤのA actII』(ダイヤのエース アクトツー)が連載されている。投手としての才能を見出されて野球の名門校に入学した主人公・沢村栄純が、チームメイトとともに甲子園を目指しながら成長する姿を描く。各社の漫画賞を受賞し、累計発行部数4000万部を突破した人気作である。

若林豪→若林豪(俳優)
春日→春日俊彰(お笑い芸人)
山里→山里亮太(お笑い芸人)

月刊『野球王国』記者

峰富士夫→峰不二子(漫画のキャラクター)

作中の高校にモデルが存在

作中に登場する高校のいくつかにモデルが存在し、名称やユニフォーム、校舎などが類似している。

青道高校

本作の舞台、青道高校は、実在する埼玉栄高校がモデルだとされている。埼玉栄高校は、埼玉県さいたま市に実在する私立の中高一貫校である。普通科の他に保健体育科があり、さらに保健体育科の生徒はすべて運動部に所属していて、スポーツに力を入れている高校である。
野球部が強いことで有名であり、第80回全国高等学校野球選手権大会と第72回選抜高等学校野球大会に出場している。なお、作者は埼玉栄高校の資料を取らせてもらったが、青道高校のモデルとなったわけではないと発言している。しかし、埼玉栄高校の校舎や寮などが青道高校とそっくりなのは事実である。青道選手が生活しているのは青心寮だが、栄高校には栄心寮があり、とくに入り口付近は文字が変わっただけと言えるほどによく似ている。
また、青道高校選手が着用しているユニフォームについては、実在する愛媛県の済美高校がモデルだと作者が明言している。2004年には野球部が選抜高校野球に初出場し、そのうえ初優勝をしたことで話題を集めた。その後も多く甲子園に出場しており、今では野球の名門校として知られている。学校の頭文字も同じであり、とくにヘルメットは瓜二つである。

稲城実業

稲城実業のモデルは、早稲田実業である。東京の高校野球名門校で甲子園にも多く出場しており、斎藤佑樹や清宮幸太郎などのプロ野球選手を輩出している。稲城実業の漢字の並びだけでなく、ユニフォームを比較しても似ていることが分かる。

薬師高校

薬師高校のモデルとなったのは、静岡県にある常葉菊川高校である。甲子園に出場することの多い名門校である。本作の薬師高校は攻撃的な野球スタイルを徹底しているが、モデルとなった常陽菊川高校もまた、逆転の常葉菊川といわれることがあるほど打撃がすごい高校である。ユニフォームを比較するとよく似ていて、モデルになっていることが見て取れる。

市大三高

市大三高のモデルは、日大三高校と言われている。名前はもちろん、両校のユニフォームもよく似ている。

原点となった作品は『橋の下のバットマン』

『橋の下のバットマン』は2003年に週刊少年マガジンに読みきりとして掲載された寺嶋裕二の読切マンガである。後に人気マンガとなる『ダイヤのA』の原点となった作品である。
内容は、中学時代は野球部に所属せず、おまけに父親が無職で家がない少年・轟雷市が薬師高校野球部に入部するまでを描く。その奇抜な設定にド肝を抜かれた読者も多いようである。
主人公・轟雷市は、恵まれない環境の中、ひたすらバットを振り続け、最強のスイングスピードを身につけている。 「金のなる木」と書かれたマスコットバットを愛用し、足もかなり速い。作中では鉛のような重さのマスコットバットを振り続けたせいで、金属バットが空バット並の重さに感じたという。 これらの設定はすべてダイヤのAに受け継がれている。また、雷市の父親、轟雷蔵も登場し、むかしはプロ野球で慣らした剛腕投手であったが、賭博を理由に解雇されて無職という設定になっている。ただしこの無職という点はダイヤのAでは変更になっており、雷市の入学と同時に薬師高校野球部の監督に就任している。もう1人のダイヤのAと共通する人物は、真田俊平である。一年から薬師高校のエースを務める超高校級左腕として登場する。雷市の力を試すために雷市と真剣勝負をし、特大ホームランを打たれ、その力を認めた。なお、本作では左投げであるが、ダイヤのAでは右投げである。

『ダイヤのA』の主題歌・挿入歌

『ダイヤのA』(1期)

OP(オープニング):Tom-H@ck featuring 大石昌良「Go EXCEED!!」(第1話 - 第25話)

OP(オープニング):Tom-H@ck featuring 大石昌良「Perfect HERO」(第26話 - 第51話)

OP(オープニング):GLAY「疾走れ!ミライ」(第52話 - 第75話)

ED(エンディング):日笠陽子「Seek Diamonds」(第1話 - 第13話)

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