ダイヤのA(エース)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダイヤのA(エース)』は、高校野球を題材にした、寺嶋裕二によるスポーツ漫画である。『週刊少年マガジン』にて2006年第24号から2015年第7号まで第1部が連載され、同年第38号から第2部『ダイヤのA actII』(ダイヤのエース アクトツー)が連載されている。投手としての才能を見出されて野球の名門校に入学した主人公・沢村栄純が、チームメイトとともに甲子園を目指しながら成長する姿を描く。各社の漫画賞を受賞し、累計発行部数4000万部を突破した人気作である。

学年:高校2年→高校3年
ポジション:投手
投打:右投右打
背番号:1
身長/体重:186cm/74kg
CV:石川界人

楊舜臣は、御幸世代の明川学園の選手である。台湾からの語学留学生で、10月19日生まれのA型である。黒髪にメガネが特徴で、チームメイトや監督からは、「舜」又は「舜臣」と呼ばれている。
クールで無愛想だが、野球に対する熱意は強く、特に日本で野球が出来ることに対する感謝は並ならぬものがある。仲間や監督から厚い信頼を得ており、本人も同様に感謝の気持ちを持っている。黙々と練習をこなす努力家で、ひたすら実践を積むことに重きをおいている。エースにして打撃投手はすべて彼が務めており、毎日200球以上を投げ込んでいる。彼の練習熱心な姿や打撃投手としての役割はメンバーの士気を高め、チーム全体のレベルアップにつながった。
子供の頃、日本のプロ野球で活躍していた台湾出身の選手が苦戦を強いられていた試合を見て、日本の野球に対して複雑な想いを抱いていた。しかしその想いはやがて日本の野球に対する尊敬へと変化し、日本の野球を自分のものとするために明川学園に語学留学を決めた。かなりの親日家であり、とくに歌手のユーミンが好きで、試合前にはリラックスするために聞いている。台湾の学校の入学式は日本より半年早いため、高校野球連盟の参加資格の規則により、3年の夏の大会に出ることは出来なかった。だが、稲実の国友の計らいにより、日米親善試合で再びプレーすることができた。

薬師高校(やくしこうこう)

轟 雷蔵(とどろき らいぞう)

CV:西凜太朗
轟雷蔵は薬師高校の監督であり、同校の選手・轟雷市の実父である。40歳まで社会人野球の現役選手だったが、引退後に会社を辞め無職になった。その間、河原で子供達に野球を教えており、沢村が青道に入った年の前年から野球部監督に就任した。翌年には長年指導してきた生徒から自身が選んだ1年生3人を加え、チームを西東京予選ベスト8、全国選抜大会ベスト4まで押し上げた。無職の間に借金を抱えたために妻には逃げられ、現在でも食事に肉を用意することすらままならない極貧状態にある。
性格はとことん豪快であり、就任時の挨拶も「自分を甲子園に連れて行け」という型破りなものであった。また、「練習は厳しく真面目にするが試合は選手たちが楽しむもの、グラウンドの中では選手たちが自分で考えるべき」という野球観を持っている。その豪快さは試合にも表れており、オーダーを試合のたびに変えたり、イニング毎にバッテリーを入れ替えたりしている。
本作の作者である寺嶋の過去の読みきり漫画『橋の下のバットマン』に登場する。その際には実働2年で65勝を挙げた元プロ野球投手であり、しかし賭博容疑で球界から永久追放されたという設定になっている。

轟 雷市(とどろき らいち)

CV:小野賢章
轟雷市は、沢村世代の薬師高校の選手である。東京都出身で、2月26日生まれのO型である。同校野球部監督の轟雷蔵の息子で、監督となった後に雷蔵が入学させた。プレイ中は野生児のごとく奔放に振る舞うが、本来は他人とのコミュニケーションが極端に苦手なシャイな性格である。バナナが好物でよく食べている。「カハハハ」といった特徴的な笑い声をよく発する。
雷蔵の借金が原因で貧乏暮らしが続いており、小中とまともに野球ができなかった。しかし、その間徹底的なイメージトレーニングを行い、結果、超高校級の長打力を身につけた。また、守備では粗さが目立つが、時折ファインプレーを見せている。
その経歴から野球に対する飢えは人一倍であり、雷蔵から与えられた「金のなる木」と書かれたとても重いバットを練習用に使って毎日振っている。チームでのプレー経験が不足しているがために、周りの期待に応える場面では大きなプレッシャーを感じて思うようにプレーできなくなるなど、選手としての精神面では未完成の部分が多い。
投手としてプレーしたこともあり、かなりレベルの高いスラッガーである。投球は沢村のクセ球に似ているが、青道選手からは「スピードがある分沢村以上に厄介」と評価されている。
作者の過去の読み切り漫画である『橋の下のバットマン』に登場しており、作中場面の一部が共通している。

真田 俊平(さなだ しゅんぺい)

学年:高校2年→高校3年
ポジション:投手・一塁手
投打:右投右打
背番号:18(2夏)→1(2秋-)
身長/体重:181cm/72kg
CV:神谷浩史

真田俊平は、御幸世代の薬師高校の選手である。東京都出身で、6月18日生まれのAB型である。薬師高校の実質的なエースであり、監督やチームメイトからの信頼が厚い。クールな外見とは裏腹に熱い気持ちを秘めており、仲間たちを引っ張っている。普段は明るい爽やかな印象だが、マウンドに上がると一転して真剣な表情になる。ライバルやチームメイトに刺激されたときには内心で「激アツ」と表現することがよくある。
インコース主体の強気なピッチングが持ち味だが、代償としてデッドボールも多い。2年夏の大会では、春先に左足ふくらはぎを痛めて長いイニングを投げられないことから、先発せずに、勝負所からの継投で登場していた。秋季大会以降も変わらず、継投から登場するのが基本になっている。精密なコントロールとプレッシャーを感じさせない精神力を持ち、右打者の胸元をえぐるシュートと左打者のインコースに食い込むカットボール、さらに、秋の大会からはシンカー気味に沈むツーシームを武器としている。御幸の推定では、ストレートも140kmは出ているとのことである。

三島 優太(みしま ゆうた)

学年:高校1年→高校2年
ポジション:一塁手・投手
投打:右投右打
背番号:17(1夏)→3(1秋-)
CV:鈴木達央

三島優太は、沢村世代の薬師高校の選手である。東京都出身で、7月7日生まれのO型である。長めの下まつげが特徴的で、よく「フハハハハ」という笑い声を発している。轟親子に「ミッシーマ」と呼ばれているが、本人は嫌がっている。秋葉とは幼稚園の時からの幼馴染で、同じ少年野球チームに所属していた。雷蔵の野球教室に参加し、彼が目をつけて薬師に連れてきた選手の一人である。雷蔵いわく「雷市の友達第1号」であるが、その力を見せつけられて以来、雷市をライバル視している。
打順は3番で、薬師高校クリーンナップの一人である。投手としての持ち球はフォークで、プレー時の擬音が「BOOM」などのアメコミ風の描き文字で表現されることが多い。

秋葉 一真(あきば かずま)

学年:高校1年→高校2年
ポジション:左翼手・捕手
投打:右投左打
背番号:19(1夏)→2(1秋-)
身長/体重:176cm/67kg
CV:金本涼輔

秋葉一真は、沢村世代の薬師高校の選手である。東京都出身で、4月25日生まれのO型である。同学年選手の雷市から「アッキー」と呼ばれている。幼少期には三島と同じ少年野球チームに所属していていて、雷蔵が目をつけて薬師高校に連れてきた。攻撃では薬師高校クリーンナップの一人、守備では投手、捕手、内野、外野のすべてのポジションを守った経験があるオールラウンドプレイヤーである。投手として出場する際には、スリークウォーター気味のサイドスローでテンポ良く投げる投球スタイルをとる。持ち球は縦のカーブである。
市大三高に敗戦後、エース真田の世代が引退した後の新主将となった。雷蔵いわく秋葉一択だったとのことで、上級生からは「監督秋葉に頼りすぎじゃないですか?」と苦言を呈されている。

友部 先人(ともべ さきと)

CV:石井孝英
友部先人は、沢村の後輩世代の薬師高校の選手である。長南シニア出身で、ポジションは投手である。部員数の少ない薬師高校の貴重なサウスポーで、鋭く曲がるスライダーとカーブを武器とする。また、柔らかい手首の使い方と変化球に崩されない下半身の強さを持ち、バッティングも評価されている。監督の雷蔵曰く「今年一番の拾いもの」で、1年生ながら初の練習試合で登板して落ち着いたピッチングを見せ、真田に即戦力と言わしめた薬師の秘蔵っ子である。

仙泉学園(せんせんがくえん)

鵜飼 一良(うがい かずよし)

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