BEASTARS(ビースターズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『BEASTARS』とは2016年より板垣巴留が『週刊少年チャンピオン』で連載している漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。肉食獣と草食獣、爬虫類や鳥類などの様々な動物が共存する世界を舞台に、全寮制の学校チェリートン学園に通う悩めるハイイロオオカミの高校生・レゴシが、恋愛や部活、家族との関係や社会での関わりを通し、種間の違いに葛藤しながら成長していく青春を描く。擬人化された肉食獣と草食獣の対立や異なる種間の相互理解を巡るすれ違いが生み出すドラマは国内のみならず海外にも厚い支持を受ける。
ウマのオス、現役の壮獣ビースター。馬特有の広すぎる視野をコントロールする為に目隠しをして日常生活を営む。
36年前にレゴシの祖父・ゴーシャとビースターズを目指した過去を持ち、彼の血を継ぐレゴシに執着を見せる。警察の実質上のトップであり、メロン捜索の指揮官。
メロン
ヒョウの母とガゼルの父の間に生を受け、数々の凶悪犯罪に手を染めて警察にマークされている青年。狡猾で残忍なサイコパスで、人を殺すことを何とも思っていない。混血であるせいか草食の味覚も肉食の味覚も持ち合わせず、生まれてこのかた料理を「美味い」と感じた事がない。肉食と草食の正しい関係を食べるか食べられるかだけと評したハルに歪んだ執着を抱く。母方の遺伝である豹特有の斑模様を隠す為、メロンの葉のタトゥーを彫っている。
『BEASTARS』の用語
チェリートン学園
中高一貫全寮制の名門校で数多くのエリートを輩出。郊外の丘の上に建てられており、学園から街を一望できる。寮は男女別の上、肉食獣と草食獣で区別されている。寮の部屋割りは同族が振り分けられ、レゴシが暮らす701号室には犬科の仲間が集合。
ビースター
あらゆる種間を束ね動物社会の頂点に君臨する指導者。各学園から一匹ずつ選ばれる青獣ビースターと、さらにその中から選ばれる壮獣ビースターがいる。現在の壮獣ビースターはヤフヤ。
アドラー
チェリートン学園演劇部が新入生歓迎公演で代々披露してきた伝統の演目。少女と死神を巡る悲劇であり、アドラーとは死神の名前をさす。
裏市
この世界における必要悪として黙認されている場所でいわゆるスラム街。非合法の肉の販売の他に飲食店での卸しも行われ、自分の身体を部位売りする動物が後を絶たない。肉の出所は病院や葬儀屋が主だが、ルイの幼少期よろしく生きた草食獣の売買も日常茶飯事。
ウサギの血
一切の食肉が禁じられたこの世界における、肉食獣にとっての麻薬。ウサギの血を摂取する事で気分が高揚するなどドーピング効果を発揮。社会通念上、および法律上取引は禁止されているが、裏では売買されている。
隕石祭
遥か太古に絶滅した恐竜の魂を迎え入れる為の祭り。
この世界における恐竜は全ての動物にとっての祖先として特別視されている。日本でいうところのお盆にあたり、広場に灯を点したり花火を打ち上げたりと盛大に祝す。
シシ組
目次 - Contents
- 『BEASTARS』の概要
- 『BEASTARS』のあらすじ・ストーリー
- 演劇部篇
- 隕石祭篇
- 食殺事件篇
- 種間関係篇
- 『BEASTARS』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- レゴシ
- ハル
- ルイ
- ジュノ
- ゴウヒン
- 演劇部 役者チーム
- サヌ
- ビル
- ピナ
- テム
- アオバ
- エレン
- ゾーイ
- タオ
- 演劇部 ダンスチーム
- シイラ
- エルス
- 演劇部 美術チーム
- リズ
- ドーム
- カイ
- キビ
- ファッジ
- チェリートン学園の面々
- ジャック
- ミズチ
- レゴム
- ゴン
- ロクメ
- シシ組
- イブキ
- フリー
- ミーゲル
- ジンマ
- ドルフ
- アガタ
- サブ
- ドープ
- ヒノ
- ボス
- コーポ伏獣の住人
- セブン
- ザクワン
- フィーナ
- ライカ
- エビス
- ムギ
- ボーグ
- オイゲン
- レゴシの親類
- ゴーシャ
- レアノ
- その他の人物
- オグマ
- 市長
- ヤフヤ
- メロン
- 『BEASTARS』の用語
- チェリートン学園
- ビースター
- アドラー
- 裏市
- ウサギの血
- 隕石祭
- シシ組
- 食肉前科獣
- コーポ伏獣
- 海洋生物
- ビースターズ
- 『BEASTARS』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ルイ「いくら愚痴を言ってもいい 泣いてもいい 落ち込んでもいい!! でも絶対に生きろ!!小さいウサギが心置きなく落ち込める社会に……俺達が必ずしてやるから!!」
- ルイ「僕たちの生きているこの世界はとても複雑です。みんなが何かを我慢し色々せめぎあいの中で精一杯生きている。 そこに正解も不正解もありません。 ただその姿に確かな信念があるならば…そいつには必ず光が当たるべきでしょう 僕はそう考えています」
- ジュノ「私は今雄鹿に大恋愛中なの!!リスクなんて怖がってたら振られちゃうでしょ!?」
- ハル「あんたみたいな厄介な男とこんな険しい道のり つきあってあげられるのは私くらいよ!」
- ゴウヒン「納得いかねえ奴はぶっ倒す 17歳の男子なんてそれでいいんだよ」
- レゴシ「種族の壁を壊せるのは…愛だけだよ」
- ヤフヤ「配慮配慮配慮のゴミの山に埋もれて お前ら警察が本当の悪を裁くのは一生無理だ!!」
- ヤフヤ「レゴシくん、この社会で君がどこまで汚れないか僕に見せてくれ!!」
- 『BEASTARS』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- チェリートン学園校長のゴンは短編集にも出演
- 短編集にはレゴシ達も1コマ出演
- 作者の板垣巴留はレゴムの被り物で授賞式に出席
- 板垣巴留&米津玄師の対談実現
- 板垣父娘の対談が『週刊少年チャンピオン』誌上に掲載
- 『Kiss』で2019年9月より始まった『パルノグラフィティ』において板垣家の秘密や『BEASTARS』創作秘話を公開
- 『BEASTARS』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ALI『Wild Side』
- 第2期OP(オープニング):YOASOBI『怪物』
- ED(エンディング):YURiKA『Le zoo』(第1期・第2話、第5話、第8話、第9話)
- ED(エンディング):YURiKA『眠れる本能』(第1期・第3話、第7話、第10話)
- ED(エンディング):YURiKA『月に浮かぶ物語』(第1期・第12話)
- 第2期ED(エンディング):YOASOBI『優しい彗星』
- 挿入歌:Chica『Mary Stories』(第1期・第1話)
- 挿入歌:Chica『A Tale of Moon』(第1期・第3話、第5話、第10話)
- 挿入歌:TchaikovskyとPyotr『The Sleeping Beauty -panorama-』(第1期・第12話)