鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ
鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)とは、『鬼滅の刃』における最大の敵である。
人間を鬼に変えることができる唯一の鬼であり、鬼たちの首魁である無惨を倒す事こそが「鬼殺隊」の宿願となっている。禰󠄀豆子を鬼にし、炭治郎の家族を殺害したのも無惨である。
残虐非道で自己中心的な考えを持ち、自身の願いの為に人間を鬼にして回っている。自分の意に背く者であれば、鬼であっても容赦なく殺害する。
自身が鬼となった原因である「青い彼岸花」と、太陽を克服する方法を探している。
『鬼滅の刃』の概要
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画、およびそれを原作としたアニメ・小説などのメディアミックス作品である。2016年から少年ジャンプで連載が始まり、2019年にはアニメ化となった。
愛憎入り混じった悲しくも美しいストーリーが人気となり、ジャンプの代表漫画となった。ufotableが手掛けた2019年のアニメが映画と思えるほど素晴らしい出来だったこともあり、国内外問わずに一大ブームとなった。
家が炭焼きを生業としている竈門炭治郎は、町に炭を売りにいくために山を降りた。翌日、炭を売って家に帰った炭治郎が見たのは、血だらけになった家族の姿だった。家族は鬼舞辻無惨という男によって殺害されていた。炭治郎は唯一まだ息があった妹の禰󠄀豆子を連れて山を降りる。すると道中、禰󠄀豆子が暴れ出した。禰󠄀豆子は鬼になっており、炭治郎に襲いかかった。炭治郎は必死に禰󠄀豆子に正気を取り戻すように呼びかけると、禰󠄀豆子は炭治郎に襲いかかりながらも涙を流した。
その時、刀を持った一人の青年が禰󠄀豆子に斬りかかった。青年は鬼を滅する『鬼殺隊』という組織の一員である冨岡義勇だった。義勇は鬼となった禰󠄀豆子を殺そうとし、炭治郎はそれを止めるために義勇に立ち向かう。しかし、義勇は強く、炭治郎が敵うはずがなかった。その時、義勇の一瞬の隙をついて倒れた炭治郎のもとに禰󠄀豆子が駆け寄る。義勇は炭治郎が禰󠄀豆子に喰われてしまうと思ったが、禰󠄀豆子は炭治郎を守るように義勇の方を向いて立ち塞がった。炭治郎のように鬼を庇って喰われた人間を何人も見てきた義勇は、この二人は何かが違うと思い、禰󠄀豆子を生かした。
それから炭治郎は『鬼殺隊』に入り、鬼を滅ぼしながら、鬼となった禰󠄀豆子を人間に戻す方法を探す。
鬼舞辻無惨のプロフィール・人物像
千年以上前に生まれた初めての鬼。鬼を生み出すことができる唯一の存在であり、無惨の血を肉体に注入される事で人間が鬼となる。また鬼に血を与えることで、その鬼の力を増強することもできる。
炭治郎の家族を殺害して禰󠄀豆子を鬼にした仇敵であり、鬼殺隊も無惨の殺害を目的としている。
鬼殺隊の当主である産屋敷の一族であることが明らかになった。産屋敷家が代々短命なのは無惨を生み出した罪による呪いとされている。
残酷非道で人間の事を見下している。鬼に対しても仲間意識は全く無く、自身の手駒としてしか見ていない。自身の事を絶対の存在としており、どんな事でも無惨の事を否定する事を許さない。無惨に嘆願した鬼も「おこがましい」と言って殺害した。十二鬼月であっても成果をあげない鬼に対しては容赦することがない。それ故、鬼たちからは『あの方』と呼ばれ、恐れられている。
無惨の血が多ければ多いほど強い鬼となる。しかし、無惨の血に耐えることができなければ無惨の細胞が暴走して死に至る。
更に、無惨の血には呪いが仕込まれており、鬼たちは常に無惨に現在地を知られている。更に、無惨の情報を喋ろうとすると呪いによって無惨の細胞が暴れだして死に至る。十二鬼月でもない鬼は無惨の名前を口にしただけで死亡する。無惨の前に立つと名前を呼んでも死ぬことはないが、無惨の近くにいる鬼は心を読まれてしまう。この能力によって、多くの下弦の鬼が殺された。
無惨は通常の鬼とは違って、日輪刀で頸を斬っても死ぬことがなく、無惨を倒すには日光で灼かなければならない。無惨を倒せば全ての鬼が消滅する。
普段は人間に扮して人間社会に紛れ込んでいる。性別を変えて擬態することもできる。また性別を変えるだけではなく、子供の姿にもなることができる。
無惨が産屋敷邸に姿に現した際、目の見えない耀哉に無惨の姿形を聞かれたあまねは「二十代半ばから後半あたりの男性に見えます ただし瞳は紅梅色 そして瞳孔が猫のように縦長です」と伝えている。
圧倒的な力を持つ無惨だが、上弦の壱である黒死牟の双子の弟である継国縁壱に追い詰められたことがある。その後、黒死牟と共に縁壱が使っていた『日の呼吸』の使い手を殺して回った。しかし、『日の呼吸』は途絶えておらず、炭治郎の家に『ヒノカミ神楽』として伝わっていた。
縁壱との戦いが描かれた時に、七つの心臓、五つの脳を持っていることが明らかになった。
鬼舞辻無惨の来歴・活躍
平安時代に産屋敷一族の一人として生まれる
無惨は平安時代の貴族として生を受ける。しかし、無惨は生まれつき体が弱く、「二十歳になるまでに死ぬ」とされてきた。そんな中、一人の医師が無惨を助けようと苦心した。その結果、医師は新薬を開発した。無惨はその薬を処方されていたが、成果が全く見えなかった。その事に腹を立てた無惨は、背後から刃物で医師の頭を割って殺害してしまう。しかし、その後に薬が効き始め、無惨は強靭な身体を手に入れていた事に気付く。しかし、無惨の身体は強靭になっただけではなく、人の血肉を求めるようになった上に、日光に晒されると肉体が崩壊するようになった。こうして無惨は人喰い鬼となった。
無惨は人を喰う事を問題にはしていなかったが、日光の下に出れずに行動を制限される事に酷く屈辱を感じた。その後、無惨は医師が『青い彼岸花』を使って薬を開発した事を突き止め、その原料を探し求める。しかし、いくら探しても『青い彼岸花』はおろか、それに関する情報さえも手に入れる事ができなかった。そこで無惨は人間を使って鬼を生み出し、『青い彼岸花』と、『鬼が太陽を克服する方法』を探させるようになった。
縁壱との戦い
四百年ほど前、無惨は『日の呼吸』を使う剣士・継国縁壱と対峙した。無惨はその時、珠世を連れていた。
縁壱の兄である継国巌勝を鬼に引き入れた無惨は「呼吸を使う剣士にはもう興味がない」と言って縁壱に攻撃を仕掛けた。しかし、縁壱は無惨の攻撃を掻い潜り、頸だけではなく体全体を斬り刻んだ。無惨は体を再生しようとするが、縁壱の赫刀で斬られた体は再生しなかった。無惨は縁壱に「命をなんだと思っている?」と問われたが、縁壱への憎しみに溢れ、その問いに答えなかった。珠世は無惨を助けようとせず、頸が落ちぬように支える無惨を見ているだけだった。縁壱が無惨にトドメを刺そうと近づいた時、無惨は自身の身体を無数の肉片に変えて飛び散らせ、逃亡をはかった。縁壱により千八百もの肉片の内の千五百と少しを斬られ、頭部を形成するくらいの肉しか残っていなかったが、無惨は縁壱からの逃亡を果たした。
炭治郎との出会い
人間に扮して浅草を歩いていた時に、自身の匂いに勘づいて追ってきた炭治郎と相対する。その時、無惨は通りすがった人間を鬼にして騒動を起こし、炭治郎を足止めして姿を消した。その時、かつて自身を追い詰めた縁壱が身につけていた耳飾りを炭治郎が身につけていた為、炭治郎に執着し、追手を差し向ける。
その追手は返り討ちにされるが、その後も鬼たちに炭治郎の殺害を命じている。
下弦の鬼たちの殺害
十二鬼月の中で上弦の鬼は入れ替わることがなく、何人もの柱を殺害していた。しかし、下弦の鬼は上弦の鬼と比べて弱く、何人もの鬼が入れ替わっていた。そして炭治郎たちにより、下弦の伍である『累』が殺害された事をきっかけに、無惨は下弦の鬼に対して怒りを抱く。
下弦の鬼たちを招集した無惨は「何故に下弦の鬼はそれ程までに弱いのか」「鬼狩りの柱どもを葬ってきたのは常に上弦の鬼たちだ。しかし、下弦はどうか?何度入れ替わった?」と問う。下弦の鬼の一人は「そんな事を俺たちに言われても…」と心の中で唱える。すると無惨は「そんな事を俺たちに言われても…なんだ?言ってみろ」と返した。無惨は目の前の鬼たちの心が読む事が出来た。そして無惨に口答えした鬼は殺害された。
無惨は女の鬼に「私よりも鬼狩りの方が怖いか?お前はいつも鬼狩りの柱と遭遇した場合、逃亡しようと思っているな?」と聞いた。女の鬼は「いいえ思っていません!私は、あなた様のために命をかけて戦います!」と伝えた。しかし無惨は「お前は私が言うことを否定するのか?」と言い、女の鬼を殺害した。
それを見ていた鬼の一人が、自身が殺される事を悟り、その場を逃げ出そうとする。しかし、無惨は次の瞬間にはその鬼の首を手にしていた。
無惨は「もはや十二鬼月は上限のみで良いと思っている。下弦の鬼は解体する」と残る二人の鬼に告げた。それを聞いた一人の鬼が「私はまだお役に立てます!もう少しだけ御猶予を戴けるならば必ずお役に!」と訴えた。無惨がどのように役に立つのか聞くと、鬼は「血を…!貴方様の血を分けて戴ければ」と言った。その言葉を聞いた無惨は「なぜ私がお前の指図で血を与えねばならんのだ。甚だ図々しい。身の程を弁えろ」と怒りをあらわにした。慌てて鬼が「違います!違います!」と弁明しようとするが、無惨は「黙れ。何も違わない。私は何も間違えない。全ての決定権は私に有り、私の言うことは絶対である。お前に拒否する権利はない。私が"正しい"と言った事が "正しい"のだ。お前は私に指図した。死に値する」と言い放ち、鬼を殺害した。
残る鬼は下弦の壱である『魘夢』だけとなった。無惨が「最後に言い残すことは?」と聞くと、魘夢は「私は夢見心地で御座います。貴方様直々に手を下して戴けること。他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった。幸せでした。人の不幸や苦しみを見るのが大好きなので、夢に見る程好きなので。私を最後まで残してくださってありがとう」と嬉々とした表情で述べた。それを聞いた無惨は笑みを浮かべ、自身の血を魘夢に注入した。そして「鬼狩りの柱を殺せ。耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りを殺せばもっと血を分けてやる」と告げて姿を消した。
こうして魘夢を除いた下弦の鬼は無惨によって滅ぼされた。
産屋敷邸を襲撃する
上弦の陸である妓夫太郎と堕姫が炭治郎たちが倒した時には、上弦の鬼たちを招集した。そして「くだらぬ。人間の部分を多く残していた者から負けていく。だがもうそれもいい。私はお前たちに期待しない。産屋敷一族をいまだに葬っていない。"青い彼岸花"はどうした?なぜ何百年も 見つけられぬ。私はー…貴様らの存在理由がわからなくなってきた。」と言い放った。それぞれの上弦の鬼が謝罪を述べる中で、上弦の伍である玉壺が「無惨様!私は違います!!貴方様の望みに一歩近づくための情報を私は掴みました!」と弁明するが、次の瞬間、無惨に首を刎ねられた(死んではいない)。そして「私が嫌いなものは"変化"だ。状況の変化、肉体の変化、感情の変化。あらゆる変化は殆どの場合"劣化"だ。衰えなのだ。私が好きなものは"不変"。完璧な状態で永遠に変わらないこと。百十三年振りに上弦を殺されて私は不快の絶頂だ。まだ確定していない情報を嬉々として伝えようとするな」と告げた。
無惨は「これからはもっと死に物狂いでやった方がいい。私は上弦だからという理由でお前たちを甘やかしすぎたようだ」と言い、玉壺と上弦の肆である半天狗を刀鍛冶の里へと送った。
刀鍛冶の里の戦いで半天狗と玉壺は敗北したが、その戦いで禰󠄀豆子が太陽を克服する。それを知った無惨は歓喜の表情を見せる。そして無惨は禰󠄀豆子を喰う事で太陽を克服しようとする。その後、無惨は半天狗に変わって上弦の肆となった鳴女の能力により、ほとんどの鬼狩りの居場所と禰󠄀豆子の場所を補足する。そして単独で産屋敷邸に姿を現す。その時、無惨が平安時代に産まれた事、産屋敷一族である事、生まれつき体が弱くそれを治すための薬で鬼になった事、無惨が死ねば全ての鬼が滅ぶ事が明かされた。
病により、今にも死にそうになっている産屋敷耀哉を無惨は殺そうとするが、耀哉は無惨が来る事を悟っており罠を用意していた。耀哉は妻や自身の子供を巻き添えにして屋敷を爆破した。それにより無惨は体の多くを破損する。そこへかつて無惨の呪いを解いた鬼・珠世が現れる。珠世は血鬼術により無惨の動きを封じ、自身が作り出した『鬼を人間にする薬』を無惨へ投与する。そしてそこへ耀哉から罠の事を聞いていた岩柱の悲鳴嶼行冥が訪れる。悲鳴嶼は日輪刀で無惨の首を落とすが、無惨は日光でしか死ぬ事がなかった。そして次々と柱や炭治郎たちが駆けつけ戦おうとするが、そこへ鳴女が現れ、鬼殺隊士たちを異空間である『無限城』へと落とした。無惨は珠世と共に肉の球の中へ閉じこもって薬を分解しようとする。
鬼殺隊との戦い
柱や炭治郎たちの奮闘により、殆どの上弦の鬼が倒される。しかし、柱たちが到達する前に、無惨は復活してしまう。肉の球から出た無惨は、髪が白色になり、身体中に口がある異形の姿になっていた。無惨の周りには一般隊士が多数いたが、一瞬のうちにその全てを惨殺して喰らった。無惨の手には頭だけとなった珠世の姿があった。結局、珠世の薬は無惨には効いていないようだった。
珠世は「お前…は…今日…必ず…地獄に堕ち…る…」と声を絞り出した。そんな珠世に無惨は「今まで何百もの人間が私にその言葉を吐き散らかしたが、それが叶うことは決して無かった。気の毒なことだ」と吐き捨てた。珠世は「私の…夫…と…子供を…かえ…せ…」と涙ながらに訴えたが、無惨は「ならばすぐさま死んで己が殺した身内の元へ行くがいい」と返して珠世の頭を潰して殺害した。
そして無惨は無限城に入ってきた鬼殺隊士を虐殺し始め、「もういい。誰も彼も役には立たなかった。鬼狩りは今夜潰す。私がこれから皆殺しにする」と宣言した。
炭治郎や柱たちとの遭遇
鳴女が無限城を操作した事により、炭治郎と義勇が無惨の元へと送られる。無惨の姿を目にした炭治郎と義勇は、これまでに命を落としてきた者たちの姿を思い浮かべ、怒りを隠すことができなかった。そんな二人を見て無惨は「しつこい」と吐き捨てた。そして「お前たちは本当にしつこい。飽き飽きする。心底うんざりした。口を開けば親の仇、子の仇、兄弟の仇と、馬鹿の一つ覚え。お前たちは生き残ったのだからそれで十分だろう」と続けた。無惨の言い分が全く理解できなかった炭治郎は「お前何を言っているんだ?」と問う。
無惨は「身内が殺されたから何だと言うのか。自分は幸運だったと思い、元の生活を続ければ済むこと。私に殺されることは大災に遭ったのと同じだと思え。何も難しく考える必要はない。雨が、風が、山が、噴火が、大地の揺れが、どれだけ人を殺そうとも天変地異に復讐しようという者はいない。死んだ人間が生き返ることはないのだ。いつまでもそんな事にこだわっていないで、日銭を稼いで静かに暮らせば良いだろう。殆どの人間がそうしている。何故お前たちはそうしない?理由はひとつ、鬼狩りは異常者の集まりだからだ。異常者の相手は疲れた。いい加減、終わりにしたいのは私の方だ」と平然とした顔で言った。
あまりにも身勝手かつ傲慢なその物言いを聞いた炭治郎は、かつてない怒りに身を震わせながら「無惨、お前は存在してはいけない生き物だ」と告げた。
無惨は自身の手を刃状に変え、鞭のように伸縮させて炭治郎と義勇を攻撃する。無惨の攻撃の速度は凄まじく、炭治郎は感覚でかろうじて避けている状態だった。炭治郎は攻撃を掻い潜って攻撃しようとするが、無惨は炭治郎の右眼を潰した。無惨は頸を斬られても死なないため、炭治郎たちは夜明けまで時間を稼ごうとする。すると無惨は「時間稼ぎ…夜明けまでか?光届かぬこの城の中、柱三人でそれは可能なのか?」と言った。「柱三人」という言葉に炭治郎と義勇は疑問を抱く。すると無惨は「縞の羽織りの柱と女の柱はすでに私の部下が殺したようだぞ?」と告げた。無惨は上弦の肆である鳴女の視界を見ており、鳴女が蛇柱の伊黒小芭内と恋柱の甘露寺蜜璃を殺害したのを知っていた。
無惨はさらに攻撃を加え、炭治郎は匂いを嗅ぎ分けて状況を把握しようとするが、あまりにも攻撃が早すぎた為に匂いを嗅げず、息が詰まってしまう。炭治郎は壁に頭をぶつけてしまい、無惨は動きが止まった炭治郎に攻撃を加える。その時、背後から蜜璃が現れて無惨に斬りかかる。炭治郎は伊黒によって助けられていた。死んだはずの柱が現れた事に激昂した無惨は「何をしている鳴女!」と叫んだ。鳴女は珠世が作り出した鬼・愈史郎により操られていた。愈史郎は「何をしているかだって?操っているんだよ。この女の視界を」と言った。そして「無惨お前はこの世で最も重い罪を犯した。俺から珠世様を奪ったこと、後悔して跪け!今からお前を地上へ叩き出してやる!」と涙ながらに叫んだ。
無惨は鳴女を通して愈史郎の細胞を吸収して殺害しようとする。しかし、義勇と小芭内が無惨を攻撃してそれを妨害した。それにより愈史郎は無惨の侵食を押し返した。無惨はそこで鳴女の細胞を破壊して殺害した。しかし愈史郎は鳴女の細胞が死滅する前に無限城を操作して無惨を地上へ出すことへ成功した。
無惨たちが現れた場所は市街地だった。夜明けまではまだ1時間半もあり、炭治郎たちはそれまで無惨を地上に引き留めなければならなかった。無惨は「ほう。夜明けまで私をこの場に留めるつもりか。やれるものならやってみろ!」と言い放ち、背中から刃の触手を生やしてさらに苛烈な攻撃を繰り出した。義勇、蜜璃、小芭内はその攻撃を掻い潜って刃を振るう。完全に日輪刀が無惨の身体を斬り裂いたが、無惨はその瞬間に傷を修復した。その早すぎる再生速度に義勇たちは無惨を切断することさえもできなかった。無惨は自身に近づいてきた義勇たちに反撃を加える。しかし、側にいた鬼殺隊の一般隊士が肉壁となって義勇たちを守った。鬼殺隊の隊士たちは、無惨に対抗できる柱たちを守ろうと、次々に無惨に立ち向かい、無惨はそれを返り討ちにした。
無惨は「即死できた者は幸運だ。即死ができなくとも私に傷をつけられた者は終わる。あれを見るがいい」と義勇たちに言った。義勇たちが周囲に視線を向けると、そこには右眼が変形し、血を吐いて倒れる炭治郎の姿があった。無惨は「私は攻撃に私自身の血を混ぜる。鬼にはしない。大量の血だ。猛毒と同じ、細胞を破壊して死に至らしめる。竈門炭治郎は死んだ」と告げた。
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【最終回】鬼滅の刃の子孫・転生者まとめ【現代・未来】
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へと入隊し、妹を人間に戻すため、そして鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼滅の刃の原作最終回では平和になった現代の様子が描かれているが、そこでは登場人物たちの子孫や生まれ変わりと思われる人物が多数登場している。本記事では、それらのキャラクターについてをまとめていく。
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鬼滅の刃の柱まとめ
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化された。 町に炭を売りに行った炭治郎が家に戻ると、家族が惨殺されていた。唯一息があった妹の禰󠄀豆子を連れて炭治郎が山を下っていると、禰󠄀豆子が突然暴れ出す。禰󠄀豆子は人を喰う鬼になっていた。炭治郎は禰󠄀豆子を鬼にした鬼舞辻無惨を倒すべく刀を取る。 鬼殺隊の中で最高位の剣士が「柱」である。変人が多いが、過酷な過去を背負いつつも他人を守ろうとする柱は非常に人気が高い。
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鬼滅の刃の日輪刀まとめ
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 炭焼きの家の少年・竈門炭治郎は鬼に家族を殺され、生き残った妹は鬼となっていた。炭治郎は鬼を滅する「鬼殺隊」へ入隊し、妹を人間に戻すため、鬼の始祖「鬼舞辻無惨」を倒すための戦いに身を投じる。 鬼と戦う剣士たちは、特殊な刀「日輪刀」を用いて戦うが、この日輪刀には持ち主の才能によって違う色に変わるなどの特徴がある。本記事では、その日輪刀についてまとめていく。
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鬼滅の刃の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ
『鬼滅の刃』(きめつのやいば)とは、 吾峠呼世晴原作の少年漫画及びアニメである。日本の大正時代を舞台に、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼になってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼たちとの戦いを繰り広げる和風の剣戟奇譚である。登場人物・キャラクターのほとんどが若いため、厳しい環境の中でも生まれた淡い恋心や青春が詰まったカップリングが多い。最終話では現代編が描かれ、夫婦になったカップルや命を落としてしまったけれど生まれ変わって結ばれたカップルなどが分かる。
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鬼滅の刃の料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ
2016年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした、吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』。作中には非常にリアルで美味しそうな食事やお菓子が多数登場している。さらにアニメや映画の作画が非常に良かったため、ファンの間では「飯テロアニメ」として話題となった。本記事では『鬼滅の刃』に登場した料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物をまとめて紹介している。
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鬼滅の刃の「双六大好き善逸の今日の一振り!」まとめ
「双六大好き善逸の今日の一振り!」とは、テレビアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』の本編開始前に流れるオリジナルアバン作品。 『鬼滅の刃』のキャラクターの中でも特に人気の高い我妻善逸が、双六を進めていきながら止まったマス目に書いてあるお題についてあれこれと夢想するというもの。1話15秒で、本編とは無関係に話が進む。「刀鍛冶の里編」では出番の無い善逸にむりやり出番を作るための演出であり、フジテレビ系列の放送局でのみ公開されている。
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鬼滅の刃キャラクターの誕生日・年齢まとめ
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画。人を食う鬼と、鬼を狩ることを役目とする鬼殺隊の壮絶な戦いの中で、鬼にされてしまった妹を救うために命を賭して剣を振るう少年の活躍を描いた作品だ。 物語の舞台は大正時代の日本で、主要なキャラクターは個別のプロフィールがかなりしっかり設定されている。物語の中では第1話から最終決戦までで2〜3年が経過しており、それと同じ分キャラクターも加齢している。ここでは、『鬼滅の刃』に登場する主要キャラクターの誕生日と年齢を紹介していく。
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鬼滅の刃の鬼は伝染病・疫病が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。大正時代を舞台に、主人公竈門炭治郎及びその妹禰豆子と、人食い鬼達との戦いを描く。作中には様々な鬼が登場し、圧倒的な力で炭治郎と彼の所属する鬼殺隊を追い詰める。その中でも特に強力とされるのが、鬼の首魁鬼舞辻無惨直属の「十二鬼月」である。「十二鬼月」でも別格の強さを誇る「上弦」について、その名前の由来が大正時代に流行した疫病・伝染病であるという説がある。
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鬼滅の刃の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。連載は人気絶頂の内に終了したが、中には回収されていない伏線もあり、多くの謎が残ったままである。現段階で明らかになっている伏線と、いまだに謎のままの伏線、また、一応の解説がされているものの謎の多い描写について解説する。
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鬼滅の刃の名前の由来・元ネタ・モデルまとめ【登場人物・キャラクター】
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。アニメ化・映画化し社会現象にまでなった本作のキャラクターの由来について様々な観点から解説していく。
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鬼滅の刃の鬼殺隊は十二支が由来・元ネタ・モデル!?【ネタバレ解説・考察まとめ】
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による和風アクション漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。時は大正時代、竈門炭治郎は家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った禰豆子も鬼と化してしまう。炭治郎は家族の仇を討ち、禰豆子を人間に戻すため、「鬼殺隊」に入隊して鬼との戦いを繰り広げていく。最高位である「柱」を始めとした鬼殺隊に所属する剣士について、そのモチーフが十二支ではないかという説が広まっている。
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ジャンプの歴代ヒロインまとめ
日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。
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鬼滅の刃の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ
人食いの怪物「鬼」と、それを狩る「鬼殺隊」の壮絶極まる死闘を描いた『鬼滅の刃』には、“命を懸ける戦い”に赴く理由として十分過ぎる凄惨な過去を持つキャラクターが多く登場する。 鬼に家族を殺された竈門炭治郎。鬼とは無関係に辛酸を味わわされてきた栗花落カナヲ。自業自得気味に苦難を背負ってきた我妻善逸。一方、周囲の悪意によって追い詰められた妓夫太郎、望まずして鬼となった猗窩座など、もともとは人間である鬼たちも多様な過去を持つ。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『鬼滅の刃』のキャラクターたちを紹介する。
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2024年4月春アニメ(前々期アニメ)まとめ
2024年4月から放送を開始する春アニメを50音順に紹介する。2024年4月春アニメは、注目の新作アニメや人気シリーズの続編などが多数ラインナップされている。アニメのタイトルや放送情報、キャスト声優やスタッフなどの情報をわかりやすくまとめた。
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鬼滅の刃の死亡キャラ・生存キャラまとめ
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品およびそれをもとにしたアニメ。炭焼きをして暮らす少年・竈門炭治郎は鬼に家族を惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼にされてしまった。炭治郎は元凶である鬼舞辻無惨を倒し、妹を人間に戻すことを目的に鬼殺隊に入隊し、鬼との戦いに身を投じていく。鬼との戦いは苛烈を極め、最終回を迎えるまでに多くのキャラクターが死亡した。ここでは死亡キャラ・生存キャラを紹介していく。
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鬼滅の刃のあらすじ・ストーリーまとめ
『鬼滅の刃』とは、2016年から2020年まで吾峠呼世晴が『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。舞台は鬼と鬼狩りの剣士が存在する大正時代の日本。鬼に家族を惨殺された炭焼きの少年・竈門炭治郎が、鬼に変えられた妹の禰豆子を人に戻すため、鬼を滅する組織「鬼殺隊」の隊士となり、仲間たちと共に鬼の脅威から人々を守る戦いを描く。
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鬼滅の刃の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『鬼滅の刃』とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。2019年にはアニメ化され、その高いクオリティから世界的に人気となり、一大ブームを巻き起こした。 炭治郎は鬼舞辻無惨という鬼によって、家族を惨殺された上に妹の禰󠄀豆子を鬼にされた。禰󠄀豆子は強靭な精神力で人間を襲おうとしなかった。炭治郎は『鬼殺隊』という鬼を滅する組織へ入り、禰󠄀豆子を人間にする方法を探す。 この作品の特徴は、人間だけではなく敵である鬼も悲しみを抱えている所である。愛憎渦巻く名言が多数存在している。
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鬼滅の刃の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ
『鬼滅の刃』とは吾峠呼世晴による和風バトル漫画とそれを原作にしたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。アニメはufotable制作で2019年4月から放送開始され、社会現象となるほどのブームを巻き起こした。主題歌も大きな注目を集め、大ヒット曲を数多く生み出した。この記事では『鬼滅の刃』のアニメと劇場版で使用されたオープニング・エンディング主題歌、挿入歌を紹介する。
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上弦の陸・妓夫太郎と堕姫(鬼滅の刃)の徹底解説・考察まとめ
妓夫太郎・堕姫とは、『鬼滅の刃』に登場する鬼である。 鬼舞辻無惨直属の十二人の鬼『十二鬼月』の一体であり、上弦の陸に位している。 兄の妓夫太郎、妹の堕姫の二人で一体の鬼であり、妓夫太郎と堕姫の頸を同時に落とさなければ倒すことができない。遊郭に巣喰い、多数の人間を喰らっていた。
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目次 - Contents
- 『鬼滅の刃』の概要
- 鬼舞辻無惨のプロフィール・人物像
- 鬼舞辻無惨の来歴・活躍
- 平安時代に産屋敷一族の一人として生まれる
- 縁壱との戦い
- 炭治郎との出会い
- 下弦の鬼たちの殺害
- 産屋敷邸を襲撃する
- 鬼殺隊との戦い
- 炭治郎や柱たちとの遭遇
- 鬼舞辻無惨の血鬼術・能力
- 鬼の始祖
- 呪い
- 完全擬態
- 肉体変化
- 再生能力
- 鬼殺し
- 吸収
- 黒血枳棘(こっけつききょく)
- 衝撃を放つ血鬼術
- 肉の鎧
- 鬼舞辻無惨の関連人物・キャラクター
- 上弦の鬼
- 黒死牟(こくしぼう)/継国巌勝(つぎくに みちかつ)
- 童磨(どうま)
- 猗窩座(あかざ)
- 半天狗(はんてんぐ)
- 玉壺(ぎょっこ)
- 妓夫太郎(ぎゅうたろう)
- 堕姫(だき)
- 鳴女(なきめ)
- 下弦の鬼
- 魘夢(えんむ)
- 累(るい)
- その他の鬼
- 響凱(きょうがい)
- 珠世(たまよ)
- 鬼殺隊
- 継国縁壱(つぎくに よりいち)
- 産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)
- 竈門炭治郎(かまど たんじろう)
- 竈門禰豆子(かまど ねずこ)
- 鬼舞辻無惨の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 下弦の鬼の解体
- 「鬼狩りは異常者の集まりだからだ」
- 鬼舞辻無惨の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- SNSでも話題になったパワハラ会議
- 叶恭子が披露した鬼舞辻無惨コスプレ
- ネット上で「完璧」と絶賛
- 下弦解体時の女装への考察
- 鬼舞辻無惨の身体に関する考察
- 鬼舞辻無惨の性格は七つの大罪の関係しているという考察