聖剣伝説4(DAWN of MANA)のネタバレ解説・考察まとめ

『聖剣伝説』シリーズの4作目。プレイステーション2にて発売された、シリーズ初の3Dアクションアドベンチャーゲーム。従来のシリーズからシステムも一新され、ステージクリア型ゲームとなった。「原点回帰」をテーマとし、これまでのシリーズの登場人物の名前が使用されている。聖なる大樹から力を授けられた主人公エルディを通して、「マナの女神」や「聖剣」の誕生が描かれる。

月の精霊。持てる数は12。
精霊の魂:敵を混乱させる霧を発生させる。

ウィスプ(CV:大野藍子)

光の精霊。持てる数は12。
精霊の魂:敵を暗闇にする強烈な光を発生させる。

シェイド(CV:滝知史)

闇の精霊。持てる数は12。
精霊の魂:敵を毒状態にする霧を発生させる。

『聖剣伝説4』のゲームシステム

ステージ制

今作の本編は、序章を含めて全9章まであり、章内のチャプターごとに用意されたステージを主人公のエルディを操作して進める。
そのステージ最奥部にいるボスを倒すとそのステージはクリアとなり、次のステージに進める。
そうして最終章のステージのボスを倒せばゲームクリアとなる。
ステージをクリアするとそのステージのクリアタイムや受けたダメージなどの成績が「リザルト」として評価され、好成績を収めるとエンブレムを入手できる。
一度本編を最終章までクリアした場合は、「SELECT CHAPTER」モードによって、クリアした任意のステージをプレイすることができる。

リザルトシステム

各章、およびチャレンジアリーナでは、戦闘結果を評価するリザルト画面が表示される。
クリアタイムや倒した敵の数、受けたダメージなど7つの項目ごとにS、A、B、Cの評価がされる。
Sを3点、Aを2点、Bを1点、Cを0点として、合計点が18点以上になると総合評価がSになる。
「OPTIONS」の中の「総合リザルト」では、序章を除く各章と、EASY以外の各難易度ごとの各項目の最高記録および通算成績などが確認できる。
総合評価は、エンブレムの取得などに影響する。

MONO

MONOとはステージ上に登場する障害物のことであり、岩や木、たるなどがある。
ガードをしながらMONOに近づくと、押したり弾き飛ばしたりと、動かすことができる。
MONOは剣やパチンコで攻撃したり、ムチでつかんで投げたりすることができる。
MONOを敵に投げつけたりして戦闘を優位に進めることができる。
MONOにはHPがあり、HPがなくなると壊れてしまう。

フィー魔法

フィー魔法は、序章ステージ1-3でフィーが仲間になると使用できる魔法のこと。
今作では主人公は魔法を使えず、仲間になるフィーだけが使用でき、主人公をサポートしてくれる。
フィーのレベルは最初は1から始まり、 最大MPが20上がるごとに1ずつアップする。
フィーの最大MPの初期値は40で、最大で160まで上げることができる。
つまり、フィーレベル4で全てのフィー魔法を使えるようになる。

パニックレベル

敵に、MONOをぶつけたり、パチンコで精霊の魂を撃ったりして驚かせるとパニック状態になり、敵の頭上にパニックレベルが現れる。
パニックレベルが表示されている間、敵は無防備になり、すべての攻撃を当てることが可能になる。

パニック中の敵を攻撃すると、メダルやルクを落とし、パニック中の敵を倒すと、「まんまるドロップ」などの回復アイテムを落とすことがある。
敵のパニックレベルが高く、攻撃をたくさん当てればアイテムを落とす確率が上がる。
パニックレベルが99を越すと、敵の頭上に王冠が現れる。
王冠のついた敵を倒すと、通常よりも効果の高いメダル(後述)が手に入る。

メダル

主人公の能力値を上げるため、敵を倒すか、あるいはパニック中の敵を攻撃することでメダルを入手できる。
パニック中の敵を攻撃することでメダルが手に入るのは、敵1体につき3回まで。

メダルの種類には最大HPを上げる「HPメダル」、最大MPを上げる「MPメダル」、攻撃力を上げる「POWメダル」の3種類がある。
メダルを取ると、その数値×0.5の値だけ、メダルに対応する数値が上昇する。
メダル1枚の数値の上限は10なので、メダル1枚につき最大で5の能力値がアップする。
パニック中の敵を攻撃した際にドロップされるメダルの数値は、敵の種類によって決まっている。
また、剣アクションなど特定の攻撃手段によって、パニック中の敵に攻撃を加えると、入手できるメダルの数値が倍になる。

エンブレム

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