Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の徹底解説まとめ
Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)とはアメリカのシンガーであり、マイケル・ジャクソンの妹である。1982年、16歳でデビュー。1986年のアルバム『Control』からは「When I Think Of You」が初の全米No.1に輝き、アルバムも初のNo.1となる。その後も『Rhythm Nation 1814』『Janet』とヒットを飛ばし、総売上枚数は1億枚以上、11枚のアルバム中7枚が全米1位、シングル10曲が全米1位を獲得した。世界No.1の女性R&Bシンガーある。
アルバム『Janet』からのファーストシングル。
1991年にA&Mからヴァージンに移籍し、移籍第1弾シングルは激しいダンス・ナンバーになるだろうという一部の予測は裏切られ、ジャジーでメロウなバラードが選ばれた。
JAMES BROWNの「Papa Don’t Take No Mess」が元ネタになっている。
1993年の夏、全米シングル・チャートで8週間1位を獲得、R&Bチャートでも首位を4週間維持した。ジャム&ルイスはグラミーの最優秀R&Bソングを受賞した。
多くのファンがジャネットのベストソングにあげている。
If
5枚目のスタジオ・アルバム『Janet』からの2枚目のシングル。
シュープリームスの「またいつの日にか (Someday We'll Be Together)」をサンプリングしている。
ミュージック・ビデオはドミニク・セナによって監督された、印象的な振付はティナ・ランドンによるもの。当時、アジアと言えば日本一強だった時代に、珍しく中国を舞台にした作品はスリリングで官能的でもあり、MTV Video Music AwardsではBest Female Video「最優秀女性ビデオ賞」とBest Dance Video、Dance Clip of the YearのBillboard Awardなど、さまざまな賞を受賞した。
Billboard Hot100、最高位4位。
Anytime Anywhere
『Janet』からの5枚目のシングルで官能的なクワイエット・ストーム・バラード。ジャネットと彼女の名曲の多くを手がけたジャム&ルイスの共作曲。ビルボードHOT100で2位となり、All-4-Oneの「I Swear」に1位を阻まれたが、R&Bチャートでは10週連続首位に立った。
Whoops Now
1993年『Janet』からの8番目のシングルで1995年1月にシングルリリース。
どこか懐かしいモータウン風味がふんだんに感じられるこの曲は、ジャネット・ジャクソンの中でも特にキャッチーな曲のひとつ。
イギリス盤や日本盤ではトラックリストに載っていたが、アメリカ盤CDでは最後の曲Sweet Dreamsの隠れトラックとして収録されていた。全米R&Bチャートでは最高3位、全英チャートでは最高6位、ニュージーランドで1位を獲得した。
Again
1993年の映画「ポエティック・ジャスティス」のサウンドトラックとして使用され、後にジャネットの5枚目のアルバム『Janet』に収録された。
昔の恋人との復縁を歌った抒情的なバラード。
Billboard Hot100で2週にわたりNo.1を獲得した。
ジャネットの当時の夫であるレネ・エリゾンドJrが監督したPVは二種類あり、一つはポエティック・ジャスティスのシーンあり、もう一方はなしのヴァージョンである。
Doesn't Really Matter
エディー・マーフィー主演の映画『ナッティ・プロフェッサー2』の為に書き下ろされ、翌年にアルバム『All for you』にも収録された。
ジャネットはこの映画で再び女優業にも挑戦しており、抜群のキャッチーさと絶妙なリズム・アレンジが見事に融合したこの曲は、ビルボードHOT100で1位を獲得、R&Bでは3位となった。プロデュースはジャム&ルイスだが、当時、良くも悪くもシーンを席巻したティンパランドのサウンドをベースに、絶妙なポップ感に仕上がった。
日本でも「パピヨン」として島谷ひとみがカバーしてヒットした。
All For You
2001年のアルバム『All for you』からのタイトルソング。
R&B/HOT100ともに1位に輝く。7週連続1位、2001年の年間チャートでも3位というメガヒット、R&Bチャートの首位は、この曲で14曲目となった。
元ネタは、「Paradise」のディスコヒットでも知られるChangeの1980年のナンバー「The Glow Of Love」。フリーソウル系のDJ達のあいだで人気のこの曲は若き日のルーサー・ヴァンドロスがボーカルを担当している。
因みにジャネットは1992年にルーサー・ヴァンドロスと「The Best Things In Life are Free」でデュエットしているものの、この時「The Glow Of Love」は知らなかったようである。
ジャネットが初めて全米を制した1986年から15年の間に、R&Bシーンも急速に変化した。80’s調のディスコ、ポップナンバーから、ニュージャックスウィング、ヒップホップとトレンドが目まぐるしく変わりゆく中で、15年もの間、ナンバーワンヒットを出し続けるジャネットとジャム&ルイスのパフォーマンスはまさに圧巻である。
Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)のミュージックビデオ(MV/PV)
Dream Street
彼女の最初のミュージックビデオであると言われている。
1984年の2ndアルバム『Dream Street』からのタイトルトラック。PVはテレビ番組『Fame』の収録中に撮影された。
The Best Things In Life are Free
タグ - Tags
目次 - Contents
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の概要
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の活動経歴
- 幼少期 子役活動
- 1982年 16歳でレコードデビュー
- 名プロデューサー ジャム&ルイス
- 1986年 3rdアルバム『Control』で大躍進
- 1989年 更なる躍進『Rhythm Nation 1814』
- 1993年 最高傑作『Janet』
- 1995年 兄マイケル・ジャクソンとの共演
- 1997年 6thアルバム『The Velvet Rope』
- 2000年 絶頂期からの一転
- 2004年 再起をかけた『Damita Jo』
- 2006年 ジャム&ルイスと組んで20周年『20Y.O.』
- 2008年 ジャム&ルイスと離れる『Dicipline』
- 2010年以降
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)のディスコグラフィー
- アルバム
- Janet Jackson/ ヤング・ラヴ(1982年)
- Dream Street /ドリーム・ストリート(1984年)
- Control/コントロール(1986年)
- Janet Jackson's Rhythm Nation 1814/リズム・ネイション1814(1989年)
- Janet/ジャネット(1993年)
- The Velvet Rope/ザ・ヴェルヴェット・ロープ(1997年)
- All For You/オール・フォー・ユー(2001年)
- Damita Jo/ダミタ・ジョー(2004年)
- 20 Y.O/トゥエンティ・イヤーズ・オールド(2006年)
- Discipline/ディシプリン(2008年)
- Unbreakable/アンブレイカブル (2015年)
- コンピレーション・アルバム
- Design of a Decade 1986-1996/デザイン・オブ・ア・ディケイド・グレイテスト・ヒッツ(1995年)
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の代表曲
- What Have You Done For Me Lately
- Nasty
- When I Think Of You
- Control
- Let's Wait A While
- The Pleasure Principle
- Miss U Much
- Rhythm Nation
- Escapade
- Alright
- Come Back To Me
- Black Cat
- That's The Way Love Goes
- If
- Anytime Anywhere
- Whoops Now
- Again
- Doesn't Really Matter
- All For You
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)のミュージックビデオ(MV/PV)
- Dream Street
- The Best Things In Life are Free
- Scream
- Runaway
- Together Again
- Just a Little While
- No Sleep
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の名言・発言
- ジャネット・ジャクソン「結婚生活は監獄のようだった」
- ジャネット・ジャクソン「私のキャリアにおいて、岐路のような時期でした。もし良い結果につながらなかったら、ビジネスの法律でも学びに学校に戻るつもりでした。ですが、もう一度だけ音楽を試してみようと思ったのです」
- Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『Rhythm Nation 1814』の1814は国歌の書かれた年
- 人気絶頂だったジャネットを奈落の底に突き落とした「ニップルゲート」事件
- 50歳で出産
- ジャム&ルイスの全米No.1ヒットのほとんどがジャネットの曲