Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)とは【徹底解説まとめ】

Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)とはアメリカのシンガーであり、マイケル・ジャクソンの妹である。1982年、16歳でデビュー。1986年のアルバム『Control』からは「When I Think Of You」が初の全米No.1に輝き、アルバムも初のNo.1となる。その後も『Rhythm Nation 1814』『Janet』とヒットを飛ばし、総売上枚数は1億枚以上、11枚のアルバム中7枚が全米1位、シングル10曲が全米1位を獲得した。世界No.1の女性R&Bシンガーある。

01. I.D.
02. Feedback
03. Luv
04. Spinnin'
05. Roller Coaster
06. Bathroom Break
07. Rock With U
08. 2Nite
09. Can't B Good
10. 4 Words
11. Never Letchu Go
12. Truth Or Dare
13. Greatest X
14. Good Morning Janet
15. So Much Betta
16. Play Selection
17. The 1
18. What's Ur Name
19. The Meaning
20. Discipline
21. Back
22. Curtains

2008年にリリースされた10枚目のアルバム。

1986年以来タッグを組んでいたジャム&ルイスと初めて離れたアルバム。プロデュースは前作に引き続き、ジャネットの恋人でもあるジャーメイン・デュプリ。

兄マイケルと親交があり、かねてからジャネットとの仕事を切望していたDarkchildことロドニー・ジャーキンスや、Ne-Yoもプロデュースに参加した。

先行シングル「Feedback/フィードバック」はビルボードHOT100で最高19位。Ne-Yoも2ndシングル「Rock With U」やタイトル曲「Discipline」他を手がけている。

アルバムのクオリティーは高く、ビルボードHOT200では『All for you』以来の1位を獲得、R&Bチャートでも1位に輝いたが、「Feedback」以外のシングルはビルボードHOT100にランクインせず、ヒットは生まれなかった。

Unbreakable/アンブレイカブル (2015年)

01. Unbreakable
02. BurnItUp!
03. Dammn Baby
04. The Great Forever
05. Shoulda Known Better
06. After You Fall
07. Broken Hearts Heal
08. Night
09. No Sleeep
10. Dream Maker / Euphoria
11. 2 B Loved
12. Take Me Away
13. Promise (Interlude)
14. Lessons Learned
15. Black Eagle
16. Well Traveled
17. Gon' B Alright

2015年に自身のレコード・レーベル「リズム・ネイション」から発売され11枚目のスタジオ・アルバム。

2004年の『Damita Jo』以来11年ぶりにジャム&ルイスとの再開。ヒットアルバム『All For You』からは14年ぶりとなる。ジャネット49歳、ジミー56歳、テリー59歳。

2008年にプロモーション不足による不満からIsland Recordsを離れ、翌年プロデューサーのロドニー・ジャーキンスと一緒に新しい曲の録音を開始したが、最終的にアルバムプロジェクトは断念した。2012年にはカタールの実業家ウィサム・アル・マナとの3度目の結婚をし、3年後の2015年5月、ジャクソンはアンブレイカブル・ワールドツアーに乗り出し、『Unbreakable』はリリースされた。

リードシングル「No Sleeep」はBillboard Hot100シングルチャートで63位となりジャネットにとっての40曲目のTOP100ソングとなった。

アルバムはビルボード200で初登場1位を獲得。ジャネットにとって7枚目のNo.1アルバムとなり、これにより80年代、90年代、00年代、10年代全ての年代でNo.1を獲得した。いくつかの音楽誌では2015年のベストアルバムの内の一枚に選ばれた。

コンピレーション・アルバム

Design of a Decade 1986-1996/デザイン・オブ・ア・ディケイド・グレイテスト・ヒッツ(1995年)

01. Runaway
02. What Have You Done For Me Lately
03. Nasty
04. When I Think Of You
05. Escapade
06. Miss You Much
07. Love Will Never Do (Without You)
08. Alright
09. Control
10. The Pleasure Principal
11. Black Cat
12. Rhythm Nation
13. That's The Way Love Goes
14. Come Back To Me
15. Let's Wait Awhile
16. Twenty Foreplay

1995年発売のジャネットの初のベストアルバム。デビューからの2枚のアルバムは割愛され、ジャム&ルイスプロデュース以降1986年から1996年のディケイド(10年間)のヒットを網羅したアルバム。古巣のA&Mから発売され、「Runaway」「Twenty Foreplay」の新曲2曲が加えられた。

反抗的なティーンエイジャーからセクシーな歌姫に変身していく姿がよくわかる。全盛期のジャネットを知ることができる作品。

Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)の代表曲

What Have You Done For Me Lately

邦題「恋するティーンエイジャー」。

ジャネットと、プリンスファミリーのプロデューサー、ジャム&ルイスのタッグは水と油と言われていたが、その後の大ブレイクを果たす。

まさにジャネットとジャム&ルイスの伝説はここから始まった。
ジャネット初のR&Bチャート1位を獲得。
PVの振り付けは、80年代後半にアーティストとして大ブレイクするポーラ・アブドゥルが担当した。

Nasty

アルバム『Control』からの強力な2ndシングル。

「ナスティ」というタイトル自体は「汚い、不潔な」という意味だが、ストリートでは逆に「かっこいい」というCoolな意味を持つ。
まさにジャム&ルイスのハードな面とジャネットの反骨心が合わさった曲。R&Bチャートで1位、ビルボードHOT100で3位となる。

デビュー2作のティーンエイジアイドル的路線からのあまりの様変わりに、ジャネットの母親は当初快く思っていなかった。しかしジャネットは自宅で、母親とマイケルにこの曲のPVを見せ、マイケルはその出来の素晴らしさに感動して涙し、必ずヒットすると太鼓判を押したというエピソードがある。

When I Think Of You

ジャネットにとって、そしてジャム&ルイスにとっても記念すべき初めての全米No.1となったシングル。兄マイケルに続き、ジャネットも遂に全米チャートを制した。

典型的な80年代ダンス・ビートの曲で、『Control』の中でもとりわけキャッチーな曲のひとつである。

PVもスタジオ内に豪華なセットを作り、ミュージカルのようなショットが展開、カメラのショットもスピード感があり、20歳になったジャネットのキャラクターにフィットした躍動感ある作品となった。

Control

1986年のアルバム『Control』からのタイトル・トラック。

「17歳のころ、私は人から言われた通りにやっていた、父から言われた通りのことをして、母が作った鋳型の中に嵌っていた……でもそれはもうずっと昔のこと」というまさにジャネットの自立宣言の歌。

アルバム『Control』からの第4弾シングルとなり、ジャネットにR&Bチャートで3度目の首位をもたらすことになった。Hot100でも5位のヒット。4枚連続のゴールドシングル(50万枚セールス)にもなった。

ドラマティックなオープニングではジャネットの語りが始まる。
「自分はジャクソン家の1人ではなく、ジャネット・ジャクソンよ、もう子供じゃない、自分の人生は自分で決める 自身の責任においてコントロールするわ」と語り、シンセとドラムのビートで曲が始まる。

ミュージック・ビデオは、ライブパフォーマンスのPVだが、実際のツアーでの映像ではない。
ジャネットは『コントロール』の前に2枚のアルバムを発表しているがツアーには出ていなかった。『コントロール』の時にもまだツアーは組まれておらず、MV用に疑似Lライブが組まれた。

実際にお客さんも会場に入れて撮影したが、招かれたお客さんは、ジャネットの生パフォーマンスを見れるという幸運な機会を得るものの、50テイクにわたる撮影にも付き合わされる事にもなったそうである。

ライブにはThe Timeのメンバーが出演し、ジャム&ルイスも舞台で演奏している。
若い頃ジャネットはThe Timeのステージに感銘を受けており、念願のコラボが実現した。

Let's Wait A While

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