BILLY BAT(ビリーバット)のネタバレ解説・考察まとめ
『BILLY BAT』とは、浦沢直樹による漫画作品。ストーリー共同制作は長嶋尚志。『モーニング』(講談社)にて、2008年から2016年にかけて数回の長期休載を挟みつつ連載された。
歴史の裏を描くSF大河作品。特定の人物に取り付き、未来を予言する「こうもり」の声を聞いた人々が、やがて歴史的な事件に大きく関わっていく様子を描く。
高いカリスマ性を持ち、沢山の弟子を従えている男。ざっくばらんな性格だが聡明な人物。
イスカリオテのユダ
古代の外国に暮らす少年。成長後にキリストと出会い、彼の弟子になる。幼少期から2人のこうもりの姿が見えていた。
フラシスコ・ザビエル
裕福な貴族の息子。少年時代は神童と呼ばれていた。領内の洞窟を探検していた際にこうもりの壁画を見つけ、こうもりの声が聞こえるようになる。成長後はイエスズ会の宣教師になった。こうもりの声に従い世界中を旅して日本を訪れ、日本で宣教活動をしたのちに明国で死亡する。
ヤジロウ
本名・耳須 弥次郎。かつてザビエルの弟子だったが、病床のザビエルの「こうもりが描かれた巻物を燃やして欲しい」という言葉に逆らって巻物を奪い、日本に持ち帰ってしまった。以来、その事を後悔し続けている。
戦闘により重傷を負っていた勘兵衛を救い、しばらく彼をかくまっていた。勘兵衛の追っ手の攻撃から彼をかばい、死亡する。
百地丹波守
戦国時代に活躍した伊賀忍者の頭目。ランディ・モモチやジャッキー・モモチらの先祖。
織田信長による伊賀侵略の際に、こうもりの絵が描かれた巻物が権力者達に渡る事を恐れて巻物を勘兵衛に託した。
百地三太夫
百地丹波守の息子。紀州忍者の頭目。
徳川幕府に取り入って大出世を遂げた服部一族に対し、百地一族は父・百地丹波守が自分に届けるはずだったこうもりの絵が描かれた巻物が、勘兵衛のせいで届かなかった事などにより衰退しており、その事で勘兵衛を恨んでいる。
こうもりの絵が描かれた巻物の引き渡しを求めて、年老いて隠居生活を送っていた勘兵衛を訪ねるが、勘兵衛に取り憑いているこうもりの影に怯えて退去した。
アルバート・アインシュタイン
物理学者。かつて来日して若き日の雑風に会っており、その際に雑風に「全てのパラレルワールドが滅亡し、現在も残っているのは地球だけである」という世界の真実と未来改造の危険性について説く。雑風が描いたこうもりの絵を肌身離さず持ち歩いている。1930年代にアドルフ・ヒトラーと会い、彼とこうもりについて語った。
リー・ハーヴェイ・オズワルド
思慮深く繊細な青年。自称スパイ。歴史に名を残す英雄になりたいと強く望んでいる。
ジョン・F・ケネディが暗殺されそうになっている事を知り、彼の暗殺を防ぐため奔走するが、逆にケネディ暗殺の犯人として世間に知られてしまった。
アドルフ・ヒトラー
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目次 - Contents
- 『BILLY BAT』の概要
- 『BILLY BAT』のあらすじ・ストーリー
- 第1部
- 第2部
- 第3部
- 『BILLY BAT』の登場人物・キャラクター
- こうもり / ビリーバット
- 第一部
- ケヴィン・ヤマガタ
- 唐麻雑風(カラマ・ゾフー)
- 師匠
- 勘兵衛
- ランディ・モモチ
- ジャッキー・モモチ
- チャック・カルキン(偽)
- チャック・カルキン (真)
- スミス
- フィニー
- ヘンリー・チャールズ・デヴィヴィエ
- ゲイリー・デヴィヴィエ
- シシー
- 山下
- トニー・グッドマン
- ダイアン・グッドマン
- シズコ
- 来栖清志
- 第二部
- ケヴィン・グッドマン
- オードリー・カルキン
- ティミー
- コニー・アケチ
- マギー・モモチ
- モニカ・マウラ / モニカ・グッドマン
- モアハウス
- ジェフリー
- 歴史上の偉人達
- イエス・キリスト
- イスカリオテのユダ
- フラシスコ・ザビエル
- ヤジロウ
- 百地丹波守
- 百地三太夫
- アルバート・アインシュタイン
- リー・ハーヴェイ・オズワルド
- アドルフ・ヒトラー
- 下山定則
- 白洲次郎
- ジョン・F・ケネディ
- 『BILLY BAT』の用語
- 『ビリーバット』(作中に登場する漫画)
- ケヴィン・ヤマガタ版
- チャック・カルキン版
- 『こうもり小僧の大冒険』
- 二次創作『ビリーバット』
- 『テキサス捕物帖ピストルヘアー荒野を行く』
- 『ふじポン太郎』
- 『カメレオンニンジャカーマ』
- 『BILLY BAT』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「黒か白か」
- 「任務完了」(7巻 61話『本当の真実』)
- 描いて描いて描きまくれ
- 『BILLY BAT』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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